散文 183

長いトンネルを抜けると雪国であった。

新潟の冬。

異国感はある種独特である。


関東の澄みわたった青空をうらやむばかり。



西高東低の気圧配置は新潟に


鉛色の空と風雪をもたらします。






トンネルは胎内回帰の憧れなのか


子宮のなかで聞いた 心臓の鼓動のように


エクゾストノートが どこか心地よく懐かしい。








かれこれ ハイスピード巡航で 何時間たったのだろうか？



長距離運転には 休憩が必要です。




やはり疲れているようである。



スピードは怖いものだ。






幻覚か？




トンネル入り口が











尻にしかみえない。







「お尻を出した子一等賞」？




そんなフレーズが浮かぶが






やはり





尻にしかみえない。





さらに言えば




歌詞の意味が全くわからない。




思考力が低下している。



人前で お尻を露出するくらい 大胆で 抜きん出た発想と

度胸と行動力が必要ということなのか？





恥をおそれない心





確かにカーライフにおいても当てはまる気もするが……





なんせ





尻にしかみえない。







夕焼けこやけでまた明日？



明日も尻を出すのか？








やるな………。







その昔 「告白できずにブルマ泥」した記憶のイタズラだろうか？







尻が迫ってくる！





胎内回帰だ！




性交到底だ！




いや





西高東低だ！









僕…何かの病気でしょうか？











次のサービスエリアでブラックを飲もうと思う。