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悪魔のエッセのブログ一覧

2015年08月28日 イイね!

散文 97

散文 97映画版ジャイアンは やさしい。



子供ながらに 違和感を感じたのは 皆同じであったと思います。




また




「男はつらいよ」 の寅さんも同様に 旅先では

風にふかれ きっぷの良い かっこよさがあるのですが


いざ柴又に帰ってくると 粗野で わがままな面が多く露呈し



とらやの家族やタコ社長と必ず喧嘩になります。






「かわいい子には旅をさせろ」




という格言は 人間的成長を期待するものだけど…


寅さんには 当てはまらないようです。





今まで自分が手放した車達が


健全で穏やかに暮らしていることを願う反面


ホームコースに戻りたいという


ホームシックにかかりはしないかと


未練がましい期待をしてしまうのが




正直なところ…。





温厚な今のオーナーの鎖を噛みきり



育てられた本質を思い出す




刑期を終えてもなお



昔のままの暴君であってほしい。




お前のものは俺のもの!



のびたのくせに生意気だ!





ホームシックという名の




「帰巣本能」




車に意思があるなら



後付けされた


無意味なパーツを脱ぎ捨て



昔の縄張りに 再びマーキングしてほしい。










「ジャイアン!町に帰る!」








しかしもはや






叶わぬ「夢」である





愛すべき「ジャイアニズム」 は幕をとじてしまった。




剛田主義は過去のものに







僕達のジャイアンは 今いずこを走っているのだろうか……




リサイタル場ならよいのですが












リサイクル場ではないか






いささか心配です。












Posted at 2015/08/28 19:41:59 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月19日 イイね!

散文 96

散文 96高校球児がいまだに歳上に見えてなりません。



夏休みの宿題。 そろそろ尻に火がつくこの頃


学生達を見習い 技術向上に励んでおりますが





同年代のストイックぶりに やられっぱなしです。



自由研究というと聞こえが良いですが





せいぜい






フロントバンパーに張り付いた「昆虫採集」が関の山。





多種多様な虫達が 付いています。




羽虫。黄金虫。時にはトンボや蜂など…






普段みれない虫達に 少年の心が甦ります。





一般道は飛ばさないので 採集場所は「峠」




虫とり網と虫籠を持ち 駆けずり回っていた少年は


随分と違う形式で 昆虫採集に励んでいます。









「オニヤンマ」はスズメバチを空中で鷲掴みにして

ムシャムシャと捕食するそうですが…




なんとも たのもしい。






ハイパワー車に煽られ 必死な私に 更にハイパワー車が 追い込んでくれるよう。






どんな車両も 適材適所で活躍しますが 「峠」にいたっては馬力が全てじゃないなんてキレイには言えません。



同クラスの皆様が いつもバトルしてくれて ありがたいのです。





しかし






「オニヤンマ」のような大馬力車に久しぶりに乗ってみたいのも事実。









収穫時期には 田んぼの稲をむさぼる




赤いマシーンを





こう敬意をこめて



呼びたい。








「鬼ヤンマー!」





某イタリアの赤いマシーンにも 憧れはありますが





目下




田んぼのヒーロー



「鬼ヤンマー」


に同じ匂いを感じます。






この夏


皆様のバンパーには何が採集されましたか?






実るほど 頭を垂れる 稲穂かな






歳とると 胸が垂れる 巨乳かな









走行後 オイルが垂れる 故障かな












人生の宿題は山積みなようです。


Posted at 2015/08/19 20:10:19 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月15日 イイね!

散文 95

散文 95「すべる」 「落ちる」


まるで受験生のように


この言葉には ナーバスだ。









「ふくらんで…刺さる」





もってのほかだ。












そして私は








小学校時代の事を鮮明に思い出した。










ふくらんだアフロヘアーの少年の頭に



紙ヒコーキが刺さった事があったのだ。
















奇跡の不時着……。








天然パーマを いつも からかわれていた少年の 極めつけの事件だった。







教室に爆発的な笑いが起こった。






教師すら 堪えきれなかった。











奇跡の不時着を夢にみたヒコーキは


すべり


落ち








そして 敵艦に刺さっていった。






いかなる戦争も あってはならない。






笑いは平和にいざなうと信じたい。








アフロは聖母のように 柔らかで優しく 融通性に富んでいる。






髪型や肌の色で 人を差別すべきではない。





無論





乗っている車での差別も 同じくである。







髪風に縮毛矯正は不要。






複合S字コーナーのような毛の軌跡を 駆け抜けるのです。






カミカゼレーサーに敬意を表します。













今夜は「きけわだつみのこえ」 を再読しようと思いました。
Posted at 2015/08/15 15:37:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月11日 イイね!

散文 94

散文 94都内でいう大黒パーキングのようなエリアが

地元にも存在する。



実はドレスアップカーを観ることは嫌いではない。



夜に足を運ぶことも やぶさかではないのだが


なにしろ



そのエリアには友人がほとんどいない。







自慢ポイントが皆無な私の車は




全裸に等しい恥ずかしさがある。





トイレを借り コーヒーを買うと そそくさと帰りたい衝動にかられる。



情けないことに長居したことは一度もない。






バイパス沿いの道の駅のため




行きも帰りも



ほぼ直線。







ネオン管 モニター 音響……



全てのアイテムを配備した 車高の低い車達に




あっさり抜かれてしまう。


時には



フロア下からの火花を浴びながら…







おのずと自分に必要なものが何かを考えてしまう。






平たく言えば




「カーブ」







堅苦しく言えば






「不規則なスパイラル」









何故アクセルを床まで踏むのか?



決して





直線が続いているからではない。








「その先がカーブだから」




ゆえに





ギリギリまで踏む。




そのようなエリアでは





同じ裸でも







「赤裸々」 という





正直者に僕達はなれるのです。









ある人種には








「とにかく気だるい安車」




と思うかもしれない。










だから僕は しおらしく呟く















安心して下さい








全裸ですよ…。



Posted at 2015/08/11 18:04:52 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月04日 イイね!

散文 93

散文 93幻のパーツレビュー

初公開です。






「頭から外れたネジ数本……。」








およそ みんカラ的ではない。









幸せが足りない…。とセンチメンタルに呟くように



スピードが足りない…。と呟く人種がいる。


アンダーパワーの車だから スピードが足りないのは当然のように思えるが


それは早計のようだ。



カーブを駆け抜けるスピードが納得いかないらしい。



コーナリングマシンではないのだから 当然のように思えるが



それも早計らしい。





実に難解な懸案。




馬力が無く コーナーを得意としない車にスピードを求める事が いかにイバラの道であるかを 深く知りたい。





なるべく減速したくない


なるべくハンドルを切りたくない


なるべく早くアクセルを踏みたい


なるべくスムーズに曲がりたい


なるべくブツケたくない


なるべく無事帰りたい。









尾崎豊氏が亡くなった日が

初めての車の納車日だった。


車に乗れる嬉しさで 彼が亡くなったショックが半減された事をよく覚えている。




彼の遺作「放熱への証」というアルバム


そのカセットをデッキに差し込み


とにかく私は走り始めた。





なにやら

「シェリー」の一節が自然とかえ歌になってしまう。






俺は うまく走れているか


俺の走りは卑屈じゃないかい


俺は まだ馬鹿と呼ばれているか


俺は まだまだ恨まれているか


俺に走る資格はあるか












自由。


平和。


そして









ネジ。





私達は大幅に













規定トルクに足りない。

Posted at 2015/08/04 21:29:10 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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「イガラッチョ乙」
何シテル?   08/22 20:07
FUELBLOODという造語を生みました。 血管にガソリンが流れていますか? その車は まるで くるおしく みをよじるように はしるという ...
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