バッテリー液の、補充。

このところ、めっきり冷え込んできては雪が降ってきたりして、古い車には厳しい環境になってまいりました。

今年に入って調子が悪くなりかけていたバッテリーに追い討ちにかけるような、連休中の悪天候。エンジンがゴロゴロと不機嫌にしているので、バッテリー液の交換と補充をしてみました。

まずは、工具を用意します。10ミリサイズのソケットレンチとスパナ、そして10円硬貨です。

なぜ10円なのかと言いますと、厚さと直径がバッテリー液を入れる部分のネジを緩めるのにちょうどよく、またサビが落ちるのを期待出来るからです。

そして適当なポリ容器と、100円ショップで買ってきたスポイトも忘れずに用意します。

これなら1セルずつ吸い出せばよいので、バッテリーを車から取り出す必要がありません。

バッテリーのマイナス側の端子から配線を外します。それから、ずらすことが出来る程度にバッテリーを固定しているホルダーを締め付けているナットを緩めます。

後は、すべてのネジを緩めてスポイトで吸い出します。それが終わり次第、順次補充液を入れていきます。

時々車体を揺らしてみて、アッパーレベルを越えていないか確認します。6セル全てが完了したら、ネジとホルダーと配線を元通りにします。

バッテリー液を入れる部分のネジが全て締まっているのを確認してから、2リットル程度の水でバッテリー全体をかけ流しにします。こうすることで、飛散したバッテリー液による配線やボディーの腐食を防ぐことになります。付近のコネクターにかからにように、注意します。

画像にあるとおり、吸い出したバッテリー液はどんよりと濁っております。これでは、エンジンが滑らかに吹け上がるはずがありません。

電圧が適正になり、ATもきれいに変速するようになりました。やはり、電気のパワーは侮れません。

私のコルサにはユピテル製のエンジンスターターが装備してあるので、パーキングポジションを認識させる設定をしました。

わずか1300c.c.の非力なエンジンですが、バッテリーの内部を安くリフレッシュしたおかげで、ターボが付いているかのような力強い加速が帰ってきました。