よい子はまねしない様に！　アイリスオーヤマ　LED蛍光灯の解析

最近は蛍光器具を交換せず、蛍光管だけ交換することで気軽にLED化できますね。

蛍光管の交換だけでLED化はできますが、更なる省エネや器具の寿命を考えると、安定器を外すのが良いようです。

ただ、プルスイッチや安定器が基板についている場合など、ちょっと迷う場合があります。

じゃあ、蛍光管のどこへ１００Vが行けばいいのか解かれば良いのではと、今回の解析となりました。

今日の実験材料：アイリスオーヤマ　LDG20T・D・7/10・310

２０Wの直管型　LED蛍光管です。単体なら消費電力６．７Wです。

では、グロー管を使っている蛍光灯の回路を見てみましょう。

グローって蛍光管の左右につながっているのですが、グロー管は点灯の際に内部でショート状態となり左右のフィラメントを加熱し、管内に放電を起こさせます。

点灯した後、グロー管は開放となり電気は流れません。

さて、アイリスオーヤマの蛍光管を買うと、蛍光管以外にグロー管を交換するように、となっています。

付属の「グロー管代わりのもの」の抵抗値を測ってみましょう。

ゼロですね。

続いて、回路図のA部分の抵抗を測ってみます。

予想通り、ゼロです。

すなわち、回路書き直すと・・・

どうやら、右はじに１００V掛かれば点灯するようです。

では、やってみましょう。

捨てた家電からぶった切ったコンセントで１００Vを右はじの２極へつないでみます。

ここで１００Vむき出しなので、テープ巻きなどしたほうがイイのですが、自己責任でそのまま進めます。よい子はまねしちゃダメよ。

コンセント差し込んでみましょう。

はい、点きました。

結論：１００Vは右はじだけに印加すればOK。

回路は以下の通りですね。

コンデンサ、グロー、安定器など取り外して軽量化できますが、鎖で吊っている場合はバランスがくずれ蛍光器具が傾いてしまう場合がありますので、注意が必要です。

それと、アイリスオーヤマでも他の品番や、他のメーカでは異なる電源供給方法をとっている場合がありますので、改造や実験など全て自己責任でやってくださいね。

アイリスオーヤマ、明るいっす！