
フロントにバンプラバーを追加して、サーキット荷重に対応しようの実践編です。
前回の記事で書いた通り、うちのSCのアラゴスタだと、バンプラバーまでのクリアランスは1Gで25mm。
アラゴスタのバンプラバーがまあまあの硬さで40mmあるので、それを残したまま、ソフトな「SPIRIT 汎用バンプラバー」を間に挟んでやる方向でセッティングすることに。
と、その前にガラス交換をしたところ、思ったよりも接着剤変更の効果が大きく、Aピラー周辺の剛性が大幅に上がって、オープンにした際のAピラー上部の共振がほとんど(全くと言っても良い)無くなり、アブソーバーの減衰力も足りなくなったので、減衰力をフロント:5段、リア3段締めました(Fr:MAX-10、Rr:-11)が、それでも低速から高速まで足が良く動いてバネ上の早い動きもないまま、とっても良い感じになりました!
これまで、低速の乗心地と高速の横揺れとのバランス取りがとっても難しく、どちらかを妥協する感がありましたが、両立できました!
つまり、減衰力ダイヤルでアラゴスタではピストンスピード低速から高速までの全域の減衰力が変わってしまうものの、低速をより高いところを使えるようになったおかげで、高速でもしっかりと砕けずに受け止められるようになったということです。
ただし、前回のFSWでは、2枠目でフロントをMAXにして走っても、砕けていたので、サーキットレベルではまた別の話。
という前置きがあり、今回はバンプラバーでストロークの絶対量を押さえ込むセッティングを行いました。
バンプラバーに話を戻すと、今回購入したSPIRITは全長80mmでかなりソフト。最初から当てておいても良いぐらいの感覚ですが、とりあえず、どこからどの程度の当たり方をするかを試すために、全長80mmのバンプラバーのうち、ソフトな部分を15mm追加してみました。
これだと、ストローク初期の10mmだけバネで受ける計算になり、ホイール位置ではレバー比の1.3を掛けた13mmがバネのみでストロークする事になります。
試しに走ってみると、なかなか良い!
街乗りで普通に走る分には、路面の荒れに対する乗心地は変化無し。そこそこ速度を上げていくと、バンプでタイヤとフェンダーライナーが摺れなくなったことから、ストロークが規制できていることが分かりますが、跳ね上がったり、突き上げたりという動きは一切無し。
ここはバンプラバーの柔らかさが効いているのでしょう。バネレートを上げたみたいに硬くなったというよりは、アブソーバーのハイスピード域の減衰力がスムーズに立ち上がってストローク速度が遅くなったような感覚。
恐らくサーキットでそれ以上の荷重を掛けるとストロークするとは思いますが、効果が期待できるレベル!
まず第1段階ですが、かなり効果的で驚きました!
しかし、これが最適かどうかは・・・なので、また後日更にバンプラバーを追加して試してみたいと思います!
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2014/05/30 01:06:52