
アライメントを取った後、街乗りやワインディングやら、高速やらを走ったので、総合的なインプレをします。
減衰力はどのステージでも、フロントは常にMAX-13でOK。バネに対して減衰力が少し低めですが、積極的にストロークさせてギャップを上手くいなすのと、荷重移動もゆっくり動かしてヨーの立ち上がりのピーキーさを消すのと、内輪を上手くグリップさせるセッティングです。(スパッとステアリングを切る人には向いてません)
リアは街乗りではMAXソフトでバネ上を動かさないソフトな乗心地が出せますが、コーナーではフロントの入りにリアのロールが追従できないのと、何より超高速域で大きなギャップを一発で収束できないので却下。MAXハードではロールをしっかりと抑えてリアを抜群に安定させることができますが、フラットな路面に限った話。普通に転がしてても路面の細かい凹凸も全て拾って高い周波数でピッチングをするので、レベルは小さくて不快ではないもののソアラの乗心地としてはダメ。
高速バンプから低速の細かい凹凸まで吸収できるレベルとしてMAX-7に落ち着きました。
このセッティングなら、乗心地と操安性のバランスが良く、どの道でもオールマイティーに走れて安心感が高いです。
特に街中では、徐行程度の速度で歩道の段差の乗り越え時にリアの700ポンドが少し硬く感じる場面もあるものの、高速道路で速度が上がって入力が大きくなれば、硬さを感じさせない乗り味。
ギャップを超えてもストロークが適度に抑えられてリアが砕ける感じは全くないし、フロントに対してリアの収まりが早いのでピッチングも出ません。
今日はあえていつもの新東名ではなく、東名を使って評価しながら豊田市から裾野市まで帰ってきましたが、路面の荒れてる区間はぬわわ~ふえわのどの領域でも収まりが良かったです。
驚いたのは、牧●原のワインディング区間では、ふふわで飛び込んでましたが、旋回しながらギャップを越えても、一発で収まりリアが一切ブレイクせず安定感は最高。(アルテッツァなんかはカウンターを当ててたのに)
車は限界が非常に高いし、吸収も良くて安定したまま走れてしまいますが、逆にあまりの旋回Gで体が傾いてるところに上下動が加わるので、体がシート上でズレてしまいます。(ワインディングぐらいの速度域なら踏ん張っていれば何とでもなりますが・・・)
恐らくシートを変えるだけで乗りやすさと快適性は相当上がりそうです。
後は、車高を上げた影響で特にフロントのダウンフォース量が減っていて、ステアの切込みに対して応答遅れがあるので、これは空力的に改善しようと考えてます。
と、ソアラは完成度が確実に高まっており、逆に新たな課題も見えてきましたが、足回りとしてはかなりいい線まで来れたと思います!
Posted at 2013/07/28 23:32:20 | |
トラックバック(0) | 日記