前回書いた通り、少しだけ背伸びしたななとら号。
思っていた程ではありませんが、予想通り直進安定性が悪くなりました。
言うまでもなくキャスター角の変化による影響ですね。
この程度ならギリ補正無しでも良いかな?(体感には個人差があります)とも思いましたが、ななとら号はオフロード用の戦闘機ではなく、日常的に稼働している多目的車両。
ある程度は割り切っているとは言ってもオンロード性能も大事なので補正する事にしました。
キャスター補正にはいくつか方法がありますが、僕が今回選んだのはコレ。

65㎜のダウンブラケット。
これはキャスター補正以外にも理由があっての選択です。

リフトアップするとリーディングアームの角度が立ってアクスルの前後の移動量が増えます。
その結果、アクスルステアは慣れてしまえば良いとしても、ステアケースで跳ね返される力も大きくなると予想できます。
リンクの適正化は他の方法では出来ません。
もう1つはコイルの湾曲補正。
長いコイルを縮めようとすると曲がりやすいのですが、バネは真っ直ぐ縮めないとレートが出ません。
リフトアップしたコイル車の腰砕け感はこれも一因だと思います。
今回選んだブラケットは意図的に取り付け部をオフセットさせて湾曲の抑制を狙った物で、しっかりコシのある脚になる事を期待しています。
長すぎるショックを使わない限り大丈夫だとは思いますが、推奨通りオフセットさせた分ペラスペーサーも装着しました。
そんな感じでオンロードのみでは無くオフロードでの効果も狙ったんですが、この方法の欠点は路面とのクリアランスが減ることですね。

判ってはいたけど、この出っ張りは致命的な気が…
ついでにリーディングアームAssyも交換しました。

僕が編心ブッシュを使いたくない理由は見ての通りです(笑)
補正の効果ですが、高速道路メーター右側速度でも片手で巡航できるのでオンロードでは合格点としときましょう。
早くオフロードに試しに行きたいけど、重ステ直さないとなぁ…(爆)
Posted at 2015/01/11 14:57:58 | |
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