こんばんわ。
ゴールデンウィーク中日でルンルンの黒連星です。
さて、突然ですが、今日は水性塗料について語ります。
はい。
最近、水性ホビーカラーとか、タミヤアクリルの扱いについて、みん友さんと語る機会が多いので、ここいらでまとめて置こうと思ったためです。
最近、プラモネタ、少ないですしね~。
僕はシンナー臭に弱いほうで、ラッカー使用のエアブラシでは10分程度でクラクラになってしまいます。
このため、おのずとエアブラシを使うには水性塗料に限られ僕の模型塗装の主流は長らく水性ホビーカラーとタミヤアクリルなのです。
1、水性ホビーカラーとタミヤアクリルの違いについて
使い方にほとんど差はありません(きっぱり)。
水性ホビーカラーのうすめ液でタミヤアクリルも希釈できます。
ただ、混色しての使用はうまくいかない(ちょっと分離する)のでやめたほうがいいです。
今回のブログではこいつらをまとめて「水性塗料」と呼びます。
2、アクリジョンについて。
早く乾く、臭くないと次世代の水性塗料であり、「GSIクレオスは今までの水性ホビーカラーを販売中止し、アクリジョンに切り替える」と言われてます。現在もすこしずつ色数が増えてます。
ただ、隠ぺい力がほとんどない、希釈の比率がけっこうシビアなどの理由があり、僕はまだ乗り換えてません。このブログで紹介するテクニックもたぶん通用しません。あしからず。
3、水性塗料の使い方のコツ
水性塗料の弱点は乾くのが遅いということと被膜が弱いということです。
この中で被膜が薄いということは、リカバーが簡単ということですし、超合金じゃないんだから、ちょっとくらい我慢しようよ、という風に考えてます。
逆に言えば、乾くのが遅いという点を克服すれば水性塗料もそこそこつかえるということです。
ではどうするか。
水性塗料を圧倒的に使いやすくするコツをお教えします。
模型店から買ってきて、塗料のビンをあけると水っぽいウワズミ部分と、塗料のドロっとした部分に分離してると思います。
このウワズミ部分を捨てます!
(僕はスポイトで吸い出してます)
そして、捨てたぶんと同量のうすめ液でうすめます。

これをよーく撹拌して使ってください。乾燥時間が全然違います。
具体的に言うと、普通に水性塗料をエアブラシで塗った場合、乾燥に2~3日、完全硬化に1週間かかります。これが大体1日で乾き、触るだけなら1~2時間でOKになります。
あと、これはよく言われることですが、フラットベースをちょっと加えると乾燥が早くなります。多分表面が細かくデコボコになって表面性が増えるせいでしょう。
4、もっと早く乾かせるには
さらに
山善の食器乾燥機を使うと1~2時間でほぼ完全に乾きます。これならガンプラ1体、1日で塗りきれます。昼間塗装して、夜デカール張りなんてこともOKです。
たぶん、ですがお店に並んでおる内にカピカピにならないようにこのウワズミ部分はかなり気化しにくい物質になっているんでしょう。これを撹拌してしまうから水性塗料って乾きにくいのではないかと。かわりに気化率の高いうすめ液に置き換えることで乾燥を促進するのです。
これをやっていつもより早く塗料がカピカピになってダメになってしまったとしても、1本百数十円ですから、買いなおせばいいや。くらいにしか思ってません。
5、さらに水性塗料を使いやすくするコツ
もうひとつ、僕が水性塗料を愛してやまない理由。
それはリカバーが簡単だということです。
一般的なハウツー本では、リカバーしたい場合、完全に乾かしてから失敗した部分だけをペーパーで削ることを推奨されます。
僕はそんなに待ちません。
住宅用洗剤を使います。(爆)
本気です。だまされたと思ってマジックリンもとい、マイペットをシュッシュしてください。
ものの数十秒でスルリと塗料が落ちます。
この後、よーく水洗いし、ドライヤーでよーく乾かせばすぐに塗装できます。
エアブラシのお手入れなんかも僕はマイペットです。
水で2~3回うがいして、最後にマイペットでシュッシュです。
うすめ液と比較にならないほど早くキレイになりますので、是非おためしください。
6、仕上げをキレイにするには
まー、あったりまえの事なのですがトップコートの代わりに、水性ホビーカラーのクリア(ツヤあり/なし)をエアブラシで吹いてください。
缶スプレーのトップコートよりもキメ細かく吹けるので仕上がりがきれいです。
中身はほぼ一緒(トップコートの方は発泡剤かなにかが入ってる)なのでご安心ください。ちなみにクリアのツヤありとツヤなしを混ぜて使っても全然問題ありませんが、塗料にクリアを混ぜるのはNGです。
7、そのほかちょっとしたコツ
エアブラシ塗装に自信のない方はサーフェイサーを使わず成形色そのままに塗ってください。
ちょっとくらいムラになっても下地の色が透けて目立たなくなりますし、エッジ部分に塗料が乗ってなくても、グラデっぽくみえたりして雰囲気でます。
食いつき悪いんじゃない?って心配しなくて大丈夫です。
パーツ全部をメラミンスポンジで磨く→洗面器にお湯を張って、中性洗剤を溶いて
パーツをじゃぶじゃぶ。30分ほど放置→よーく水洗いとやればちゃんと塗料が乗ります。パーツを洗ったあとはこまめに手を洗って、手のアブラをパーツにつけないのもコツですね。
と、まー僕が普段行ってるコツみたいなものをまとめてみました。
結論を言ってしまえば、ラッカー系のほうが仕上がりはキレイです。
けれど、あの溶剤の匂いは無理!と言う方は多くいらっしゃると思います。
僕はラッカーのうすめ液でエアブラシの掃除なんかした日には1日中頭痛、めまいに悩まされますが、マジックリンなら安全、安心です。
みなさんの模型ライフの一助になればと思います。
それではみなさま、よい連休を!
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ガンダム | 日記
Posted at
2014/05/01 23:19:53