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黒連星のブログ一覧

2006年04月29日 イイね!

愛車のお手入れ  15  コーティングのあれこれ

第15回  『コーティングのあれこれ』


★★★★★★コーティングについて前回の補足、暴露話★★★★★★


私、黒い六連星、「愛車のお手入れシリーズ」を続けたことにより、何人もすてきなお友達が増えました。本当にありがとうございます。その中でどうしても、この方だけ紹介させてください。

アクティブの近藤康生さんです。

見ての通りコーティングとセキュリティのプロです。
(え?このブログってプロ公認?←言いすぎ)

まだお店に伺ったことはないですが、これまでのやりとりから察するにとてもまじめでお仕事熱心な方です。「業界人ブログ」なんて遠い存在なイメージもありますが、とっても気さくな方です。
と、言うことでピッカピカのカーコーティングについてはみなさん近藤社長のお店で!
























って、終わったらダメですね。はい。
(近藤社長。いつかお店に伺いますので、そんときはよろしくお願いします。)

さて、前回書きもらしたコーティングにまつわる話をいくつか書きます。
①ガソスタにあるアレは使うな 
商品名は伏せますが、化粧品に良く似た名前のアレです。洗車機で終わる手軽さと、そのすさまじき撥水性を一度味わってしまうとやめられなくなります。
ご存知の方もいると思いますが、あれはただのアブラです。
シャビシャビのサンオイル塗っているようなものです。
確かにとてつもなく撥水はします。定着もします。
しかし車体の水アカの上から汚れを封入するような形で塗りつけるので、使用を重ねるごとにどんどんと車体がくすんでいきます。洗車機での使用なので、特に洗車機ブラシの届かないバンパーの奥まった角などはそのくすみが顕著です。
ほとんどの方がセルフで施行するので、自分の車が徐々に取り返しの付かない方向に行ってることに気づいていないみたいです。
基本的に使用はオススメしません。

②ポリマーの5年保証ってどうなのか?
ディラーで新車時にしてくれるポリマーコーティングですが、たいがい3~5年保証が付いてます。それを信じて頑なに5年間水洗いだけの方、けっこう多いです。
あの保証は「付属メンテナンスキットを定期的に使用した上での5年間保証」です。
でメンテナンスキットに何が入っているかというと大体クリーナーと補充液です。
クリーナーはコーティングや塗装を痛めずに汚れを落とす洗浄剤です。(余談ですがこクリーナー、本当に万能クリーナーでご家庭での室内、室外あらゆる汚れ落としに本当に重宝します。マジック類、風呂場の水垢、手垢、家具の汚れ、タバコのヤニ、なんでも落とします)
補充液は撥水作用のある液体です。
言ってしまえばワックスの一種です。
そうです。ディーラーオプションのコーティングでも定期的にワックス成分を補充しないと撥水効果は数ヶ月と持たないのです。

ここでも余談ですが、この件をめぐり某コーティング大手と某ワックス大手が裁判になったそうです。
「お前ら、『NO WAX』とかクルマにステッカー貼りやがって、おかげでこっちは商売あがったりだよ」
「だってワックスにはコンパウンドとか入ってて、うちの自慢のポリマーが剥がれたり、十分な効果を発揮できなかったりするんだも~ん」
「調子いいこと言うな!メンテナンスキットとか言って、あれ成分的にはワックスじゃねーか。5年保証とか言ってワックス塗らして、お客さんにはノーワックスはないだろ!」
ということでコーティング社は敗訴したそうです。
(ただの噂話だったらごめんなさい)

加えまして、その手のポリマーは無垢な状態のボディにしか施行できません。1年くらい乗った車で「5年保証のアレやって」とディーラーにもちこんでも無駄です。
悪いことばかり書いてますが、実際には新車時コーティングはかなり使えます。5年目の車検で車を乗り換える人って多いんですけど、施行してある車は全体的に塗装の状態がいいです。虫や鳥フンなども落ちやすく、手抜きしたい人にはいいと思います。
あくまで5年保証を過信しないでください、という話です。

③下地処理の重要性と危険性
コーティングをプロに頼む、もしくは自分でやってみる際に、
下地処理を行わないとその効果は十分に発揮されません。専門店では下地処理をパッケージにしているところもあり、予算と車両状態に合わせて選択可能になっているところが多いです。
どれほど優れたワックスでもコーティングでも下地処理を行わなければ意味はありません。お化粧が完璧でも肌が荒れてたら余計に見苦しいだけです。
下地処理は古いワックスカスや鉄粉、水垢などを除去する作業で研磨系と洗浄系に分かれます。
研磨系はその名の通りコンパウンドで磨き落とします。
洗浄系は強い薬品で水垢&鉄粉を落とす方式ですが、経験者曰く「10秒で指紋が消えるほど強いのもある」らしいです。
クリア層が死んでしまったような車体にこのような強い薬品を使うと本当に取り返しの付かないことになります。
クリア層が一切なくなる、ワレ、ヒビが起こる、著しい退色が起こるなどといったことが起こりえます。
ショップのほうも後戻りはできないので、逝ってしまった塗装の上にコーティングをかけ、お客様に返すしかなくなります。
嘘のような話ですが、塗装状態の見極められない人がやってしまうとまま起こるトラブルです。
目安としてそれほど神経質にお手入れをしてこなかった車両は6年~7年でクリア層がスカスカになってますのでお気をつけください。

④ワックスやシャンプーは本当に不要なのか 
不要、と言うより相性が悪い、と言ったほうが正しいです。
ちゃんとしたコーティングはシャンプーくらいでは落ちません。
ただシャンプーに艶出し成分や撥水成分など余計なものが入っているとコーティング本来の効果を発揮できなくなります。また以前書いたように粘着性の高いシャンプーが車体表面に残ることでもその効果が失われます。
ワックスについて言えば、付属品以外はオススメしません。
特にコンパウンドや強い洗浄成分の含まれたものはせっかくのコーティングをはがしてしまいます。
ただし、コーティングの効果は市販品で2ヶ月程度、業務用でも3~6ヶ月ほどですので、完全に効果が切れたら使ってしまっていいかもしれません。(保証はしませんが)


⑤良いお店の判断基準は?
ホームセンターや量販店でやってるようなトコはたいがい期待はずれに終わります。下手な板金したように素人目にもわかるムラになって帰ってくることもあります。
それを専業にしているショップに依頼することを強くオススメします。ガソスタで行う場合、常に洗車作業の車がたまっているようなスタンド、もしくは小まめに声かけしてくれるスタッフのいるお店がいいでしょう。そういうスタンドは作業回数も多いので失敗する率が低いと想像できます。


と言うことで今回もウンチクばかりですね。
ワックスとコーティングを書いたので、今回でひと区切りになります。今後は細かい部分別作業のコツやお手入れの注意点など、ネタがあるときに書いていく予定です。
更新頻度は落ちると思いますが、今後もよろしくお願いします。

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Posted at 2006/04/29 23:23:36 | トラックバック(0) | 愛車のお手入れ | クルマ
2006年04月19日 イイね!

愛車のお手入れ  14  コーティングの基礎知識

第14回  『コーティングの基礎知識』


★★★★★★コーティング選びの基礎知識・注意点★★★★★★

お久しぶりです。
体調不良や火災発生やサーバーメンテナンスで更新の遅れた愛車のお手入れシリーズでございます。
ついに今回からコーティングについて語ります。

正直に申し上げると、コーティング、書くことあんまりないです。
僕は中古車屋です。自分の店、自宅でできるお手入れはいくらでも紹介できますが、きちんとしたコーティングはできません。特化したノウハウも知識もありません。はっきり言って
カーコーティングは専門のプロの仕事です
愛車のお手入れシリーズは自分で愛車をきれいにしよう、という主旨のもと綴っておりますので、若干書きにくいところがあります。
それでも全く知識の無い人、これから施行しようと思っている方に参考になるよう、僕が書ける範囲で書いていこうと思ってます。
(なんであんまし面白くはないかも・・・・)

さてプロの仕事とはどのようなものか。
百聞は一見にしかず。ウインズPCSというお店のブログをご紹介します。

すごくないですか、これ。
このお店と黒い六連星は直接関係ございません。
実際にこのお店にお世話になったこともないですが画像からもそのすごさがうかがえます。
他にもアクティブさんが最近みんカラ始められましたね。こちらも良さそげです。

このレベルまでなると、どう考えても自宅での作業は無理です。
やっぱりお金取るだけのことはあります。
では、すべてお任せでプロに頼めばいいのか?
そうも言ってられないので僕の知る限りの基本知識を今日はご紹介します。

1、ワックスとコーティングの違いはなにか?
どっちもテフロン系ポリマーを使うのに何が違うの?という疑問が浮かびます。
詳細は忘れましたが、JIS規格で定められております。
一定期間(確か3ヶ月)において撥水性(防汚性)と艶(反射光度)の保持が見られるものが「コーティング」を名乗っていいそうです。(すっごい曖昧ですみません)
基本的にはワックスの効果は次の洗車までと思ってください。
逆にコーティングは最低3ヶ月はその効果が持続し、水洗いだけで艶や防汚性を持続するものとお考えください。
なお「コーティング作用」はあくまで「作用」です。長期間の効果は期待しないほうがいいです。

2、どんな種類があるのか
今のところ大きくわけて樹脂系とガラス系に分かれます。
樹脂系は前回述べたようなポリマーに代表されるもので、他にレジン系とかアクリル系とかあります。
ポリマー→大概がフッ素系(テフロン系)コーティングをさす。
レジン→もともとは「樹脂(全般)」の意味であるが、日本では特に熱硬化性樹脂を指す。じゃあレジン系はみんな焼付け付着させるかと言うと、そうでもないよう。一般にアクリルと混同されて使われている。
アクリル→アクリル酸エステルとメタクリル酸エステルからなる重合体(ポリマー)で非晶質の合成樹脂、透明度が高く耐候性にすぐれ、有機ガラスと呼ばれることもある。

3、樹脂とガラス、それぞれの特性は?
樹脂系はいろいろ名前がついてますのでややこしいのですが、要するに硬くて透明な合成樹脂を薄くクルマに塗りつけている、とイメージしてください。
もっと言えばビニールもプラスティックも合成樹脂なので、その類とお考えください。このタイプの最大の長所が薄キズを埋める能力に優れること。洗車キズなどをかなり埋めてくれます。コンパウンドが削るのに対して透明の樹脂で薄く補修している感覚です。またワックスやガラス系コーティングと比較してもっとも自然な艶を出すことが多いです。
 ガラス系はその名の通りガラス系繊維を塗布する方式です。
防汚性、耐久性は樹脂系より優れているようです。硬度も十分でピッチタールや鉄粉への対抗性もあります。樹脂系が艶っぽい穏やかな輝きを持つのに対してこちらはキラキラした感じの輝きを持ちます。或る意味ショーカー的な艶となり、車種によっては下品ともなります。この辺は好みの問題でしょうか。
 もちろんガラス系も或る程度は薄キズを埋めますし、樹脂系もワックスに比べたら断然に耐久性はあります。
どのような特性が強いか、という側面からのコメントです。


4、自宅施行のコーティングはどうなのか?

結論から言ってしまえば自宅で行えるコーティングはプロの工房で行うそれと比べ質が落ちることが多いです。その理由は
○均一な拭きつけが難しい
○下地処理が完璧でない
○液そのものが業務用のほうが強い
などがあります。ブリスアクアクリスタルは確かにすぐれた商品ですが、やはりお店に頼むほうがその完成度は高いと思ってください。

5、効果は半永久なのか
新車納車時、ディーラーオプションで行われるコーティングでも万全な効果は3~6月ほどしかありません。それを過ぎると撥水性が落ちてきます。そのためメンテナンス剤を塗りこむ必要があるわけです。
完全に下地が痛んでいない状態でこの程度ですから、完全な状態を保ちたければ3ヶ月に一度の施行がベストです。中には数回施行することが前提のコーティング剤もあります。
また、話は変わりますが、ガラス系コーティングはある意味「塗装」なので、お店によってはオールペン扱いとなり、下取り(買取)査定が落ちる場合もあるようです。

6、ぶっちゃけ、お店によって技術差はあるのか
あります。
上手な人が行う場合と下手な人が行う場合はその薄さに差がでます。慣れた人は薄く均一にコーティング剤を塗布できるのに対して、下手な人は大量にコーティング剤を使いムラを作ります。その結果、部分部分で艶に差が出たり、薄いところからはげて行ったりします。
また下地処理が下手なショップもあり、ザラザラな塗装面の上からコーティングをかけてしまい、本来の効果が発揮できていないところが多いです。
実際に下手な人が施行した場合、帰ってきた愛車を見た瞬間
「え?これでおしまい?」
って感じです。自分でワックス塗ったほうが全然キレイで、しかも数週間後には水アカがついてた・・・・・なんてことも。
ガソスタなどのお試しコーティングにこのパターンが多いです。本部からコーティング剤が送られてくる、塗り方は教わる、それをバイトのあんちゃんがマニュアル通りに塗りこむ。なんだか下手なコーティングになる、ということが多く
「高い金払ったのに、全然いいことなかった」
と言う方はこのパターンだと思います。
しかし、上手い店のコーティングは本当に別世界。
定期的な施行により10年、10万キロ以上のクルマでも現役バリバリの状態を保つことができます。


みなさんの街にも(人口10万規模の都市であれば)きっとひとつくらいは丁寧なコーティングを施行してくれるお店があるはずです。興味のある方は探してみてください。


今回は作業について何も書いてません。
なんだかウンチク先行な内容になってしまいましたが、
「コーティングってよくわかんねぇ~。サイト見ても広告見てもいいことしか書いてないから信用できねえ~」って方にご参考いただければと思って書きました。

次回もコーティングについてあれこれ書きます。

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Posted at 2006/04/20 00:01:30 | トラックバック(0) | 愛車のお手入れ | クルマ
2006年04月08日 イイね!

愛車のお手入れ  13  WAXの注意点

第13回   『WAXの注意点』



★★★★★★撥水性と親水性・フッ素とポリマー・色指定WAXなどについて★★★★★★


こんばんわ。日本全国で黄砂が吹き荒れているようで、被害報告続出です。僕の愛車もつねに奇妙なマダラ模様となっております。

さて、前回予想以上に反響のあったWAXのかけかた。
今日はその続き。WAXについての注意点というか、ワナというか・・・・・、そういった部分を書きます。

まず


撥水するのがいいってわけではない。
水ハジキのあるボディっていいものです。キレイな水玉が均一に並び、コロコロ~と流れていく様子にうっとりしている人も多いはず。

しかし、濃色系の車は撥水しないほうがいいこともあります。
その理由。ずばり、ウォータースポットになるから。

ウォータースポットが何か分からない人のためにご説明。
ウォータースポットとは塗装面が斑点状に白く濁る状態を言います。
通常気にしなければあまり目立ちませんが、塗装表面をよーく見てみてください。
水滴が残って乾いた跡のような模様で、洗ってもこすっても落ちない汚れ(?)みたいなものがあります、これがウォータースポットです。
なんとか写真に撮ろうと努力しましたが撮れませんでした。それほどわかりにくいものですが、これが増えていくと明らかに塗装の輝きは失われます。

これは、車体表面に残った水滴がレンズの役割を果たし、塗装表面焦がしているために起こる現象です。

○撥水状態




キレイに水をはじく状態では水滴が球面となり、上の図のように、日光が一点に集中しやすくなります。そして集まった日光がウォータースポットを作ります。小学校のころ虫眼鏡で紙を焦がしたことありませんか?あれと同じです。
特に濃色系の車は光を集めやすく、加えて、ウォータースポットができるとかなり目立つので危険です。
(虫眼鏡実験でも黒い紙のほうが燃えやすかったでしょう?)


○親水状態



親水状態とは水に馴染む状態、水をはじかない状態を言います。撥水の逆です。水玉はのべーっと伸びてしまいますが、結果的に日光が集中せず、ウォータースポットができにくくなります。


もちろん、撥水性のあるほうが車体に汚れはつきにくいです。
ただし、やりすぎると、晴れたとたんに車体のあちこちでコゲコゲになっていきます。

気にしすぎじゃない?という方もいると思いますが、普通に走っている車の5割以上で、ルーフにウォータースポットが見受けられます。
試しに洗車後、車体をふき取ってよく見てみてください。あなたの車が登録後5年以上たっていれば、ほぼ間違いなく10個はあります。

それから

成分名にだまされるな。


ポリマーとかフッ素とかなんとなく車にいいと思われ勝ちです。でも実際にそれが何なのか、説明できる人はまずいないと思われます。


まず、フッ素そのものは毒です。

フッ素原子と炭素原子からなるポリテトラフルオロエチレン (PTFE) という形状をとり、始めて効果が発揮します。

ちなみにこのPTFEはテフロンと呼ばれ、アメリカのデュポン社が商標登録してるみたいです。

フライパンのテフロンコートのアレです。

そしてフッ素原子と炭素原子は鎖のようにがっちり結びついている。こういう状態をポリマーと呼ぶのである。



?????




界面活性よりわかりにくくなっちゃったよ。


書いてる自分でもあってるのかドキドキです。



すなわち、

フッ素 →ただの物質。撥水性も汚れ落とし効果もない。
テフロン→フッ素を都合よくした形。コーティングに使用。
ポリマー→分子ががっちり組み合った化合物のこと。
      テフロンもナイロンもポリエチレンもアミノ酸も広い意味でポリマー。

商品パッケージに「テフロン効果!」「フッ素コートの輝き!」などとよく謳われておりますが、実際にはこういう意味です。
ちなみにテフロンは現在発見されている物質の中でもっとも摩擦が少なく(ツルツルしている)、撥水性、耐高温性、耐油性を備え持つまさしくコーティングに適した素材です。


それで


言っちゃっていいのかな。ここから先は僕の個人的な見解です。専門的知識のない文学部卒業男の思い込みとして読んでください。

たぶん、手で塗りこんでもテフロン効果は十分に出ない。

と思う

実際にフッ素という文字のあるWAXを使っても、その違いが分かったことは僕にはありません。

前述のように分子結合によってその効果が発揮されるようなレベルなら、手で塗りこんだのでは均一な面は形成されない。
それに前に書いたように、WAXの成分の大半は溶剤です。その中にドロドロに溶けたフッ素が入ってるとして
キレイな保護膜が形成されるとはちょっと思えないです。
工業レベルでは2ミクロンとかでテフロンコートしてるそうです。
それに何かのページで安定して固着させる処理は大変だとも読んだ記憶があります。

間違ってたらすみません。

フッ素コートを施行してる現場を見たこともないんですけど、工場とかで下地処理をしっかりやって、専用器具で拭きつけをするなら効果があると思います。


最後に

○色指定のWAXはオススメしません
濃色系の悩み、それはちょっとした埃がついても目立つこと。そして洗車キズが目立つこと。

白色系の悩み、それは茶色い水垢スジが目立つこと。線キズの間に入った汚れが目立つこと。

このことから、濃色系には撥水性を高め、汚れを付きにくくするとともに、粘着性を高めキズ消し効果を高めれば(厳密に言えば薄い傷の上にWAXが塗りこまれて見えにくくなっている状態)、その場しのぎ的な効果が期待できます。
逆に白色系はコンパウンドを多い目にしてあげればほとんど問題が解決します。水アカも線キズもコンパウンドで消せます。

ワックスかけた直後にその効果がはっきり出ていれば、いい商品と思われます。人は車が汚れるたびに一生懸命使います。
けれど長年それを繰り返すと、濃色系ではウォータースポット、塗装の日焼け(退色)を招きます。
白色系ではクリア層がなくなり、一層ツヤのない車体になっていきます。

要するに、その場しのぎの効果を狙う商品は長い目で見れば、良い結果を生まないということです。そして色指定をするWAXはこういった性格が強いです。本当に良いものなら色に関係なく、効果が出るはずです。


もっと言えば、

本質で勝負できないので、使ってすぐにわかる効果を重視する商品になる→本当は車によくない→車がくすんでくる→汚くなるからまた使う・・・・という悪いループにはまったパターンが多いです。

でも高級感、特別感あるじゃないですか?「ダーク系専用」とか書かれると効きそうじゃないですか。

これが陥りやすいワナです。

僕がこのブログでオススメした商品はどれも色指定をしていません、と同時に他のサイト、ブログでも概してよい評価を受けています。


何度も言うように、僕はすべてのワックスを試したわけでありません。今回書いた内容に当てはまらないWAXもあるでしょう。
しかし、僕がWAXをいろいろ使って得た経験から、そういった商品が多い、ということだけは言えます。





今回はかなり長い。そしてクドイ、カタイ!

ここまで読んでくださってありがとうございます。

WAXについては一通り書き終えたので次回からコーティングの話に行く予定です。





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Posted at 2006/04/08 23:28:15 | トラックバック(0) | 愛車のお手入れ | クルマ
2006年04月01日 イイね!

愛車のお手入れ  12  WAXかけのコツ

第12回   『WAXかけのコツ』

★★★★★★キレイで楽なWAXのかけ方・ふき取り方★★★★★★


え~、今さらながらにワックスかけのコツについて今日は書きます。
正直、多くのメディアで取り上げられてるネタなので、飽食気味は否めませんが、避けて通れない道(?)なのであえて進みます。

1、ごりごり塗りこむ必要はありません。
むしろ力を入れなきゃ伸びない、塗れないようなワックスは捨ててください。溶剤が蒸発しているか、粗悪品です。

2、部分ごとに分けて塗る
バンパーはバンパー、フェンダーはフェンダーと意識的に部分わけをして塗ってください。

3、パネル全体に塗らない 
これは2番の内容とワンセット。ボンネット→フェンダー→ドアと一息でズズズ~と塗ると、それぞれのパネルの間にワックスが溜まります。平面よりエッジになっている端にごっそりとワックスが残るのは言うまでもありません。
もちろんパネルの隙間に残った(入り込んだ)ワックスは上から拭いても取れません。
パネルごとに塗る、塗りこみスポンジがパネルからはみ出ない程度に塗る、すなわちパネルの端には塗らない。
パネルの端々にまで塗ろうとするから隙間に入り込みます。

4、塗りこむのはタテ、ヨコ
ちょっと前は円を描くように、と言われてましたが、洗車の時のスポンジの動かし方と一緒で、円を描くよりも走行方向にあわせて水平のほうがいいです。

5、エンブレムや樹脂パーツの周りはほとんど塗らない
拭き取りにくいからです。特に黒いざらざらの樹脂パーツ(ちょっと前のBMWとかのバンパーに使われてたザラザラした樹脂)にワックスが付くと、なかなか取れないので注意してください。
第11回のGTエンブレムの写真のようになり勝ちなので、グリルやエンブレムまわりもほとんど塗りません。たまにエンブレム周りを爪楊枝や歯ブラシで掃除、なんて方法を紹介してることがありますが、間違ってもやらないでください。キズのもとです。


6、ふき取りは乾ききる前に
最近のワックスは大抵、すぐに乾くように作られてます。
白く粉になってたら拭き取って下さい。
一通り塗り終えたし、乾く前にご飯でも食べよう、なんて悠長なことしてると本当にシミになります。クリア層を犯すシミで、こうなったらコンパウンドで削らないと消えません。

7、拭き取りは丁寧に。2度拭きもアリ
専用のふき取りクロスが望ましいです。8重に折って手の平サイズにします。で、ボンネット、ルーフ、左側面前半、後半、右側面前半、後半、トランクハッチ周り、バンパーと車体を8部位に分けて拭きます。ひとつの部位に一面しか使わないで、ある程度拭いたら折り直して、常にキレイなタオル面で拭くようにします。
また毛足の長い(フェイクファーみたいなもの)ふき取りクロスもあるので、そいつで仕上げにふき取りきれなかったワックス残りコナを絡め取るとさらにキレイに仕上がります。


こんな感じです。

たぶんみなさんどこかで聞いたことのある話がほとんどだと思います。

僕はワックスかけに時間かけません。本当に10~15分くらい。
広い面にささっと伸ばして、乾ききらないうちに、またささっと拭き取ります。

拭き取るというより伸ばしてあげる感じです。

★★↑これ最大のコツ↑★★

ワックスは本当にうす塗りでいいんです。
パネルの中央だけ軽く塗り、端のほうは拭き取りと同時に伸ばしてあげる程度で十分です。

今まで読んできてくださった方ならお分かりでしょう。
余分なワックスカスが水アカを呼ぶことを。
だから僕はワックスを残さないように仕上げます。
パネル表面に残ったぶんは洗えば落ちます。

そんな軽い仕上げでは、全然ツヤも撥水も効果出ないんですけど。

こういう方もいると思います。それは今、お使いのワックスの質が悪いのか、すでにお車の塗装状況が痛んでしまっているせいだと思われます。

長々書きましたが、意識してやればどれも難しいことではありません。むしろ今まで多くの場所で語られてきた内容よりも手抜きな方法だと思います。

 

ワックス掛けは面倒、難しいと思っている方は多いと思いますが、何と言っても「自分でやった」感が大きくて僕は好きです。
コーティングにはない深いツヤもワックスならではです。
それほど難しいものではありませんので、コーティングをかけていて、最近効果がなくなったと思った方は一度試してみてください。


次回は語りきっていない、ワックスの話をちょこちょことします。みんな陥るワナ・・・・・

次回も愛車のお手入れブログお楽しみに。
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Posted at 2006/04/01 01:39:47 | トラックバック(0) | 愛車のお手入れ | クルマ
2006年03月26日 イイね!

ちょこちょこ訂正しました

え~

愛車のお手入れブログシリーズを通して、何人かの方とお友達になりました。

毎日2~3人くらいの方が過去に書いたぶんも含めて全部のページを見てってくださいます。

ありがとうごゃーす

自分のPV数を書くのもナンですが

このシリーズで1万越えました。

ってことで今日は今までに書いたぶんをちょこちょこと訂正、追記してました。

これからもネタと根気の続く限りがんばります。


Posted at 2006/03/27 02:05:48 | トラックバック(0) | 愛車のお手入れ | クルマ

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