第3回 『洗車の道具』
★★★★★★洗車道具の選び方・豆知識★★★★★★
予想以上に愛車のお手入れに反響があったので急ぎ足で第3回です。ってゆーかせかされました。
(出資者は無理難題をおっしゃる!)
本当は画像UPしながら説明したいんですけど、そんな暇もないんでサクサクいきます。
たっぷり水をかけて水で飛ばせる汚れを落としたら次はシャンプーです。シャンプー洗いも何回かにわけて説明します。
シャンプー洗いについて必須なのはシャンプー、スポンジ、ふき取りタオル、ですね。
どんなシャンプーがいいのか?単純です。
付加機能のないシャンプーを選びましょう
後々説明しますが、艶出し効果、撥水効果、UVカット効果などはシャンプー本来の機能と相反してます。ちょっと考えればわかります。
シャンプーに求める機能は汚れ落としです。
付加機能はその表面にとどまり、なんらかの膜を形成して効果を発揮します。
これでは後のWAXが十分な効果を発揮できません。
またその手のシャンプーの多くは含まれる不純物のため泡立ちが悪いです。泡は洗車にとってとても重要です。安くてもいいので洗浄能力のみのシャンプーにしときましょう。
ABや黄色い帽子なんかに行くと、これでもか、ってばかりにいろんなシャンプー出てますが、あれは見栄えとメーカーの作戦です。
こんな作用があるので洗車がラクです。高級品です。みたいなあおりで他の商品と差別化をはかり、単価の高いシャンプーを売ろうとしてるだけです。
こんなちょっとの量で1900円?みたいなシャンプーは期待しないほうがいいでしょう。僕はそう思います。僕は2リッター500円のシャンプーです。
もう一回言います。
追加機能のあるシャンプーはいりません。
台所用洗剤でもいいのか?という問いに対して(世の中に出ているすべての洗剤を試したわけではないので)一概には言えませんが、大体OKです。
食器に使えるものですから、不純物、刺激物も比較的少なめです。台所用洗剤は一般に濃度が高く、泡立ちも良いので下手なカーシャンプー買うより良いでしょう。
浴用石鹸、洗濯石鹸は汚れ分解作用が違うので大方だめでしょう。汚れを落とす力も弱いです。
シャンプーはどろっとしてるものは濃くていい、というわけではありません。
粘度が高いシャンプーは単純に粘着剤を入れているからです。世界中ほとんどの国でどろりとした石鹸、シャンプーが好まれるのは「何かそのほうが得した気分」になれるからです。成分が濃い感じしますから。
ネバネバとあわ立ちのよさは別問題ですし、粘り気が強いシャンプーは泡切れが悪いのでよくありません。僕はサラサラしたシャンプーにしてます。
さてスポンジですが、よく言われるように
スポンジには寿命があります。
目安として、元の体積から80%の大きさになったら交換時期だと思ってください。
そのくらいで中の立体構造が死んでます。(目が詰まってます)
ちなみに僕はクルマ屋なんで50%近くまで使ってますけど。
また選ぶコツとしてちいちゃい穴がいっぱいあいてるのがいいそうです。
この穴から落としたゴミがスポンジの中に入っていき、洗車の際に車体を傷つける可能性が減ります。
同時にこの穴が目の細かい泡を作ってくれます。
また願わくば、汚れひどい用とボディパネル用の二つ用意が望ましいです。汚れひどい所は入り組んだところが多いので、台所用の小さいサイズでよいでしょう。
ホームセンターなどで売っている「洗剤を使わず落とせる」系のスポンジは間違っても使わないでください。車体表面へのストレスが半端ではありません。もとから研磨剤が練りこまれているものもあります。
ふき取りタオル、と言いましたが、お約束とおりセームかネルを使いましょう。普通のネルは吸水性がそれほどよくありませんが、最近は拭き取り用の非常にやわらかく、吸水性も高いものが出てきました。(厳密にネル生地なのかは不明・・・)
セームの欠点はその生地の堅さです。セームしかないのであれば、拭くのでなく、車体に当てて水を吸わせる感覚で水を切ってください。
綿やアクリルのタオルは論外です。
忘れてました。あと
バケツ!
「はあ?バケツなんてなんでもいいじゃん」と思われる方も多いと思いますが、そうでもないです。
多くの方が洗車用具一式をバケツに入れてひとまとめにしてると思います。(実際僕もそうです)
で、バケツの内側には古いワックスカスや、オイルやら、酸化したシャンプーカスがこびりついてます。
こういったバケツでは効果の高いシャンプーは望めません。
洗車が全部終わったら残ったシャンプー液でバケツの内側もゴシゴシ洗ってあげてください。
次回使うときに気持ちよく使えますよ。
ってことで用品説明ばっかりになっちゃいました。
他には脚立とか踏み台があると便利ですね。
愛車のお手入れ総合インデックスも見てってね
Posted at 2006/02/20 10:45:09 |
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愛車のお手入れ | クルマ