こんばんわ。
前回の予告通り、今日のカーサウンドUPはアンプ取り付けについて書きます。
・・・・というか・・・・。
今までカーサウンドUP書いてきて、コメントが一個もこなかったのは前回が初めてです。
あんましにも手を抜きすぎたか、と反省してます。
それともみなさん、外付けアンプにはあんまし興味がないんでしょうか??
さらに言うと、僕自身も、もうしばらくアンプ導入の予定がないんです。
なので、後付アンプの話ってどうにも気乗りがしません。
まあそんなこんなでさくさくと行きます。
外付けアンプを装着するには3種類のケーブルが必要。
下の画像をご覧ください。
普通にヘッドユニットとスピーカーをつないだ図です。
ここにアンプが入るとこうなります。
このとき青い線は普通に使う
スピーカー線(ライン)です。赤い線は
RCAラインと呼びます。ピンラインと呼ぶこともあります。
スピーカーラインはアンプで増幅された音を伝えるラインです。

この説明を聞いて??と思う方も多いと思います。
ほとんどのヘッドユニットには初めから内臓アンプが入ってます。このためヘッドユニットから発せられる信号は予め内臓アンプで増幅されている信号なのです。これをそのままスピーカーまで伝える線がスピーカーラインというわけです。
(この説明わっかりにくいなあ)
逆にRCAラインはアンプで増幅されていない信号を送る線です。

増幅されてない素の状態の信号しか外付けアンプは受付ません。その素の状態の信号が外付けアンプの中でパワーを増幅してスピーカーに送られるのです。
(うん、余計にわかりにくくなってしまいました)
まとめるとこうです。
<内臓アンプで鳴らす場合>
ヘッドユニット(内臓アンプあり)
↓
内臓アンプで増幅された信号がスピーカーラインを通っていく
↓
スピーカーが鳴る。
<外付けアンプで鳴らす場合>
ヘッドユニットからRCA出力(増幅されていない出力)
↓
RCAラインで増幅されてない信号をおくる
↓
外付けアンプで信号を増幅する
↓
外付けアンプで増幅された信号がスピーカーラインを通っていく
↓
スピーカーが鳴る。
こんな感じです。
すみません。書いてる自分でももどかしいほどにわかりにくさ爆裂です。
まあ、とりあえず内臓アンプで増幅させるよりも、後付けアンプで増幅させるほうがずっとパワフル、ということだけ覚えといてください。
そして3個目がパワーケーブル。

これはメインバッテリーと外付けアンプをつなぐ電力線です。
画像のようにヒューズは必須です。
後付けアンプを駆動させるにはオーディオに来ているACCラインや常時電力ラインでは圧倒的に電力不足です。そのため、メインバッテリーから直接、豊富な電気を送ってあげるのです。
こんな感じです。

(注)画像はサブウーァー線です。本当に外付けアンプを鳴らすのであればもっと太い線を使ってください。
他に必要になってくるのは
・リモート線・・ヘッドユニットからアンプのONOFF信号を送る。パワーケーブルは常時接続なので、オーディオが鳴る瞬間だけアンプが鳴るようにONOFF信号を送ってあげなくてなりません。それがリモート線です。
ヘッドユニットによってはリモート線の出力がないものもあるのでその際はACCラインを使ってください。配線は普通の電源ケーブル(2M200円くらいの安いもの)で充分。
・ハイ・ローコンバーター・・ヘッドユニットにRCAライン出力がない場合、いったんスピーカー出力された信号をRCA出力に変換するための装置です
・アース線・・アンプからマイナス側の電気を逃がす線。
うわあん。余計にわかりにくくなってしまいました。
泣きたくなってきました。
他にもキャパシーターとかディストリビューターとかノイズフィルターとかあるんですけど、ここまで読んで元気のある人は頑張って検索してください。必ずしも必要なものでもありません。
とりあえずここまでの説明をまとめましょう。(またか・・・)
赤・・・RCAライン
青・・・スピーカーライン
黄・・・電力ライン(パワーライン)
緑・・・リモート線
黒・・・アース線(グランドライン)
はい。
何がなんだか分からなくなってきたので、ご質問はお気軽にください。
それではアンプ接続について、こまごまと注意点を
①純正のヘッドユニットから各スピーカーまでに引かれているスピーカー線はカナリ細く貧弱なものです。後付けアンプで増幅された音を受け止めるには不十分といわざるを得ないので、思い切って交換しましょう。ドア内部まで新規のスピーカーラインを引っ張るのは大変ですが、がんばってください。
②取り付け、取り外しの際はかならずバッテリーを外して作業しましょう。うっかりショートさせると何かが壊れます。
③取り扱い説明書をよく読みましょう。中古で購入して説明書がない場合でも、メーカーのホームページでだいたいダウンロードできます。そうでなければ直接メーカーに電話して取り寄せましょう。自信のない人は素直にショップに頼みましょう。
④電源ラインとRCAライン、スピーカーラインは交差させず、平行に引きましょう。そうでないとRCAラインが電源ラインの信号(電磁波?)を拾ってノイズの元になります。
⑤新たに引いたケーブルは必ずキレイにしまうこと、保護すること。
フロアマットの上にRCAラインがむき出しのままとか、ドアの開け閉めのたびにスピーカーラインが挟まりそうとか言語道断です。思わぬ事故の元ですので面倒でもきっちりとしまいましょう。
⑥RCAライン、スピーカーラインともに左右同じ長さで同じ銘柄のケーブルを使うこと。コダワリを持つなら途中でつぎはぎせずに1本のケーブルでつなぐこと。
⑦電源を入れた瞬間、スピーカーがボンっと鳴るのをポップノイズといいます。これはリモート線の引き方が間違っている場合がほとんどです。間違っていなくても鳴ってしまう場合はブロッカーなどと呼ばれる装置が売っているので、それをリモート線に挟んでください。
⑧近年は直接スピーカーラインで入力できる外付けアンプが増えてきました。ラインの引きやすさは圧倒的にこっちのほうが上なので、初心者はこういうタイプを選ぶのもよろしいかと思われます。
⑨必ずしもヘッドユニットのバッ直(直接電源をバッテリーから取ること)は必要ではありません。後付バッテリーを乗せてさらにバッ直するとノイズがすさまじくなることがよくあります。
ちなみにアース線は極力バッテリーのマイナス端子に戻してあげてください。そうでなくてもよいアンプもありますが、このへんは取説などできちんと確認しましょう。
⑩アンプはかなり熱を持ちます。ご注意を。
ということでグダグダな内容になってしまい本当に反省です。
こんなんでよかったのでしょうか?
これから外付けアンプ付けたいな~、と思っている方の参考になれば幸いです。
オーディオ雑誌などでは、アンプこそカーオーディオの主役!みたいな紹介をします。確かに外付けアンプを入れると音質は劇的に変わります。けれど素人接続ではその実力はほとんど活かせないのも事実です。このへんの事情は前回語ったとおりです。
繰り返しになりますが、僕個人の意見では必ずしも外付けアンプは必要なユニットでもないと思います。
取り付け時間、費用、スペースなど色々犠牲にするものは多いです。それよりも例えばナビにお金をかけるとか、2ランク上のスピーカーにするとか、インテリアにもっとお金をかけるとか、新しいⅠポッドを買うとか、違ったお金の使い方のほうが初心者には現実的だと思います。
コンテストやショーに出てみたい!
そう思えるかどうかがアンプ取り付けの別れ道かなあ、と思います。
このブログを書いている現在で、僕は外付けアンプを付けてませんし、各ユニットも安物ですが、自分なりにかなり満足の行く音質で鳴ってくれてます。
自分の現状に何が不足しているのかをきちんと見極めてから購入していけばいいんじゃないかと思います。カーオーディオやるなら大きなアンプ積まなきゃダメみたいな思い込みで大切な資金をつぎ込むのはもったいないですよ。
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