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黒連星のブログ一覧

2007年04月15日 イイね!

カーサウンドUP 20 サウンドプロッセッサーとは?

こんばんわ。ものすごくお久しぶりのカーサウンドUPブログです。

今回はサウンドプロセッサーについて少し書きます。

書こうと思っていましたが、伸び伸びになっていた、というのが実態です。

そもそもサウンドプロセッサーとは何か?という話です。

例えばCDが再生できればCDプレーヤーですし、音を出すのがスピーカーです。けれど、サウンドプロセッサーについてはどの機能があればサウンドプロセッサーだという明確な定義はないように感じます。
そもそもサウンドプロセッサーを定義せよ、と言われてしまうと、「音質調整機器」としか表現しようがなく、最近では別体にならず、はじめからヘッドユニットに一体化しているものがほとんどです。
具体的に言えばタイムアライメントであったり、イコライザーであったり、DSPであったり、クロスオーバーであったりします。

このプロセッサーの導入により細かなセッティングが可能となり、音楽再生における弱点をカバーしたり、バランスをとったり、より原音に近い音質で再生したり、もしくは自分好みの個性を与えたりとできるわけです。

一昔前はこういった調整機能は高額かつマニアックでヘッドユニットに組み込まれていませんでした。このためヘッドユニットとは別体となり、色々なメーカーから音質調整のためのユニットが販売されていました。近年は初心者向けのユニットにも様々な調整機能が付加し、別体のサウンドプロセッサーはほとんど見られなくなってきてます。

サウンドプロセッサーについては有名な機器はこの2機です。
カロッツェリア DEQ-P01Ⅱ
アルパイン PKG-H701S



まあ、どちらも厳密にはサウンドプロセッサーという名前で売られているわけではありません。

ただ広い解釈で言えば、これらはプロセッサーだと思いますし、サウンドシャキットPHASE 501なんかも僕はプロセッサーだと思います。

近年ではカーオーディオの5.1CH化が進み、どのスピーカーから、どれくらいの音量で、どのタイミングで、どの音域で音を出すのか、といった調整が複雑になってきています。ただ単に純粋にキレイな音を出すだけではユーザーも満足できなくなってきた、といえます。
5.1CHのマスターユニットとしての機能を備えたプロッセッサーも増えてきました。プロセッサーに求められる機能そのものが少しずつ変わってきたともいえます。


必要なのか、どうか、という点についてはご自身のシステムがどのような形で組まれているかによると思います。
必ずしも必要なものでもありませんし、正確な聴覚を持たないのに無闇にプロセッサーを導入しないほうがいいともいえます。

というわけで総論です。
アンプも入れてもっと上を目指す人向きのユニットです。



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Posted at 2007/04/15 23:48:15 | トラックバック(0) | カーサウンドUP | クルマ
2007年02月04日 イイね!

カーサウンドUP 19 アンプ取り付け

こんばんわ。
前回の予告通り、今日のカーサウンドUPはアンプ取り付けについて書きます。

・・・・というか・・・・。

今までカーサウンドUP書いてきて、コメントが一個もこなかったのは前回が初めてです。
あんましにも手を抜きすぎたか、と反省してます。
それともみなさん、外付けアンプにはあんまし興味がないんでしょうか??
さらに言うと、僕自身も、もうしばらくアンプ導入の予定がないんです。
なので、後付アンプの話ってどうにも気乗りがしません。
まあそんなこんなでさくさくと行きます。


外付けアンプを装着するには3種類のケーブルが必要

下の画像をご覧ください。
普通にヘッドユニットとスピーカーをつないだ図です。




ここにアンプが入るとこうなります。




このとき青い線は普通に使うスピーカー線(ライン)です。赤い線はRCAラインと呼びます。ピンラインと呼ぶこともあります。


スピーカーラインはアンプで増幅された音を伝えるラインです。

この説明を聞いて??と思う方も多いと思います。
ほとんどのヘッドユニットには初めから内臓アンプが入ってます。このためヘッドユニットから発せられる信号は予め内臓アンプで増幅されている信号なのです。これをそのままスピーカーまで伝える線がスピーカーラインというわけです。
(この説明わっかりにくいなあ)


逆にRCAラインはアンプで増幅されていない信号を送る線です。

増幅されてない素の状態の信号しか外付けアンプは受付ません。その素の状態の信号が外付けアンプの中でパワーを増幅してスピーカーに送られるのです。
(うん、余計にわかりにくくなってしまいました)



まとめるとこうです。

<内臓アンプで鳴らす場合>
ヘッドユニット(内臓アンプあり)
  ↓
内臓アンプで増幅された信号がスピーカーラインを通っていく
  ↓
スピーカーが鳴る。


<外付けアンプで鳴らす場合>
ヘッドユニットからRCA出力(増幅されていない出力)
  ↓
RCAラインで増幅されてない信号をおくる
  ↓
外付けアンプで信号を増幅する
  ↓
外付けアンプで増幅された信号がスピーカーラインを通っていく
  ↓
スピーカーが鳴る。

  
こんな感じです。
すみません。書いてる自分でももどかしいほどにわかりにくさ爆裂です。
まあ、とりあえず内臓アンプで増幅させるよりも、後付けアンプで増幅させるほうがずっとパワフル、ということだけ覚えといてください。

そして3個目がパワーケーブル。

これはメインバッテリーと外付けアンプをつなぐ電力線です。
画像のようにヒューズは必須です。
後付けアンプを駆動させるにはオーディオに来ているACCラインや常時電力ラインでは圧倒的に電力不足です。そのため、メインバッテリーから直接、豊富な電気を送ってあげるのです。
こんな感じです。

(注)画像はサブウーァー線です。本当に外付けアンプを鳴らすのであればもっと太い線を使ってください。


他に必要になってくるのは
・リモート線・・ヘッドユニットからアンプのONOFF信号を送る。パワーケーブルは常時接続なので、オーディオが鳴る瞬間だけアンプが鳴るようにONOFF信号を送ってあげなくてなりません。それがリモート線です。
ヘッドユニットによってはリモート線の出力がないものもあるのでその際はACCラインを使ってください。配線は普通の電源ケーブル(2M200円くらいの安いもの)で充分。

・ハイ・ローコンバーター・・ヘッドユニットにRCAライン出力がない場合、いったんスピーカー出力された信号をRCA出力に変換するための装置です

・アース線・・アンプからマイナス側の電気を逃がす線。


うわあん。余計にわかりにくくなってしまいました。
泣きたくなってきました。
他にもキャパシーターとかディストリビューターとかノイズフィルターとかあるんですけど、ここまで読んで元気のある人は頑張って検索してください。必ずしも必要なものでもありません。

とりあえずここまでの説明をまとめましょう。(またか・・・)

赤・・・RCAライン
青・・・スピーカーライン
黄・・・電力ライン(パワーライン)
緑・・・リモート線
黒・・・アース線(グランドライン)


はい。
何がなんだか分からなくなってきたので、ご質問はお気軽にください。


それではアンプ接続について、こまごまと注意点を
①純正のヘッドユニットから各スピーカーまでに引かれているスピーカー線はカナリ細く貧弱なものです。後付けアンプで増幅された音を受け止めるには不十分といわざるを得ないので、思い切って交換しましょう。ドア内部まで新規のスピーカーラインを引っ張るのは大変ですが、がんばってください。
②取り付け、取り外しの際はかならずバッテリーを外して作業しましょう。うっかりショートさせると何かが壊れます。
③取り扱い説明書をよく読みましょう。中古で購入して説明書がない場合でも、メーカーのホームページでだいたいダウンロードできます。そうでなければ直接メーカーに電話して取り寄せましょう。自信のない人は素直にショップに頼みましょう。
④電源ラインとRCAライン、スピーカーラインは交差させず、平行に引きましょう。そうでないとRCAラインが電源ラインの信号(電磁波?)を拾ってノイズの元になります。
⑤新たに引いたケーブルは必ずキレイにしまうこと、保護すること。
フロアマットの上にRCAラインがむき出しのままとか、ドアの開け閉めのたびにスピーカーラインが挟まりそうとか言語道断です。思わぬ事故の元ですので面倒でもきっちりとしまいましょう。
⑥RCAライン、スピーカーラインともに左右同じ長さで同じ銘柄のケーブルを使うこと。コダワリを持つなら途中でつぎはぎせずに1本のケーブルでつなぐこと。
⑦電源を入れた瞬間、スピーカーがボンっと鳴るのをポップノイズといいます。これはリモート線の引き方が間違っている場合がほとんどです。間違っていなくても鳴ってしまう場合はブロッカーなどと呼ばれる装置が売っているので、それをリモート線に挟んでください。
⑧近年は直接スピーカーラインで入力できる外付けアンプが増えてきました。ラインの引きやすさは圧倒的にこっちのほうが上なので、初心者はこういうタイプを選ぶのもよろしいかと思われます。
⑨必ずしもヘッドユニットのバッ直(直接電源をバッテリーから取ること)は必要ではありません。後付バッテリーを乗せてさらにバッ直するとノイズがすさまじくなることがよくあります。
 ちなみにアース線は極力バッテリーのマイナス端子に戻してあげてください。そうでなくてもよいアンプもありますが、このへんは取説などできちんと確認しましょう。
⑩アンプはかなり熱を持ちます。ご注意を。



ということでグダグダな内容になってしまい本当に反省です。
こんなんでよかったのでしょうか?
これから外付けアンプ付けたいな~、と思っている方の参考になれば幸いです。

オーディオ雑誌などでは、アンプこそカーオーディオの主役!みたいな紹介をします。確かに外付けアンプを入れると音質は劇的に変わります。けれど素人接続ではその実力はほとんど活かせないのも事実です。このへんの事情は前回語ったとおりです。
繰り返しになりますが、僕個人の意見では必ずしも外付けアンプは必要なユニットでもないと思います。
取り付け時間、費用、スペースなど色々犠牲にするものは多いです。それよりも例えばナビにお金をかけるとか、2ランク上のスピーカーにするとか、インテリアにもっとお金をかけるとか、新しいⅠポッドを買うとか、違ったお金の使い方のほうが初心者には現実的だと思います。

コンテストやショーに出てみたい!

そう思えるかどうかがアンプ取り付けの別れ道かなあ、と思います。
このブログを書いている現在で、僕は外付けアンプを付けてませんし、各ユニットも安物ですが、自分なりにかなり満足の行く音質で鳴ってくれてます。
自分の現状に何が不足しているのかをきちんと見極めてから購入していけばいいんじゃないかと思います。カーオーディオやるなら大きなアンプ積まなきゃダメみたいな思い込みで大切な資金をつぎ込むのはもったいないですよ。



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Posted at 2007/02/05 00:39:33 | トラックバック(0) | カーサウンドUP | クルマ
2007年01月14日 イイね!

カーサウンドUP 18 アンプ入門

こんばんわ。
今日はアンプについて説明します。

「アンプ」と言いますが、大概の場合、「後付アンプ」をさします。



画像左はカロッツェリアXのRS-A9X 右はアルパインのMRA-F355です。
後付アンプの例としてこんなのがあるんだ、と思ってください。

実際にはほとんどのカーオーディオユニットには最初からアンプが内臓されています。
「50W×4」といった表記を良く見ると思いますが、これが内臓アンプの出力を表しています。
しかし、この内臓アンプの出力では必然的に容量が不足します。
後付アンプを加えることにより、容量不足は解消され、音に迫力と繊細さが加えることができるのです。


アンプって非常に複雑で覚えなきゃならんことの多いユニットです。
取り付けに際しても、配線の取り回し、接続、設置などにそれなりの技術がいりますし、音質の調整も複雑になります。
もともと内臓されているアンプを、わざわざもうひとつ後から追加するわけですから、必ずしも初心者向けな作業とはいえないと思われます。

07年1月現在、僕の車には後付アンプはついてません。
なので、突っ込んだ説明はできません。
僕の説明はこれからアンプを付けようと思っている方への説明と思ってください。


①アンプの役割
 アンプは送られてきた音の信号を増幅させる装置だと思ってください。
以前書いたように、ヘッドユニットからスピーカー線を通じて出る音の信号は電気信号です。50Wなどという出力は電力だと思っていただいてもいいでしょう。後付アンプはたいてい50W以上に設定されています。出力が100W、150Wと上がることにより音の伝達に余裕がでます。

②アンプ装着のメリット 
 アンプ装着のメリットとして分かりやすいのはヒップホップなどのダンスミュージック。音がパワフルになり、文字通りケタ違いの迫力を手にすることができます。ただ音が大きい、という意味でなく、音量をあげても歪まない、ひずまない、盛り上がる場所ではきっちりと盛り上がる音楽になります。
 また、細かい音も拾いやすくなる、音がキメ細かくなる、ツヤがでる、といった働きも期待できますが、どこまでそういった効果が出るかはアンプそれぞれの性格によります。

③アンプの働き 
 こうして容量に余裕を持ったオーディオシステムはとても伸びやかな発声をします。文章でそれを表現するのは難しいのですが、例えば、排気量とトルクと馬力に置き換えると分かりやすいかもしれません。
排気量660CCでも4000CCでも時速140キロで走れます。
しかし実際に140キロで走る軽自動車のエンジンは一杯一杯。エンジンの「おいしい所」で走っている感覚は微塵もありません。トルクはスカスカで、気を緩めればスピードが落ちるか、オーバーヒートでもしそうなかなり危うい状態です。
一方4000CCのエンジンであれば、丁度120キロ~140キロあたりがエンジンの「おいしい所」に当たることが多いです。車体が無理をしている感覚はなく、アクセルが気持ちよく走りに反映されます。
ちょうどこれとよく似た感覚で、アンプの容量に余裕があれば低音から高音まで不安定な部分がなく音楽を奏でることができます。

④アンプの性格
 アンプには大きくわけて「ナチュラル系」と「パワフル系」があります。
その名のとおり、ナチュラル系は自然で伸びやかな発音を得意とし、パワフル系は重低音やダイナミックな発音を得意とします。このあたりはオーディオ雑誌や比較サイトなどで情報を収集して判断しましょう。値段が高ければいい、というものでもありません。自分がどんなジャンルをよく聞くのかを考え、好みにあったアンプを選びたいところです。

⑤アンプでシステムアップ
 外車や純正マルチナビ付きの車両はヘッドユニットが交換できないことがあります。このとき、後付アンプを装着して音質を上げるという手段がよく使われます。
 また最近ではカーシアターシステムの構築のためにアンプを投入することが多くなってきました。これは音質を上げるのが目的ではなく、5・1チャンネルに対応できる出力の調整のためにアンプを持ちいる方法です。

 近年はアンプそのものにお金をかけるよりもナビやモニターなどに予算を割いて、車内エンターテイメント性をあげるのが主流となりつつありますね。

⑥アンプ装着のデメリット
 最大の難関はやはり出費でしょう。入門クラスのものでも購入のために3万円は必要になります。上級クラスになると1台数十万というものも。加えて接続のためのケーブル代も少なく見積もって1万円くらいします。必要ないと思う方はそのぶん、ヘッドユニットやスピーカーにお金をかけるほうがよいかと思われます。
 他にも取り付けが完全でないとノイズの元になる、車内でスペースをとる、設定や調整がおかしいと音に品がなくなり、まとまりのない音楽になる、といった不安もあります。
 またアンプ装着は大掛かりにケーブル類を取り回す必要があるため、ほかのユニットと比較してかなり時間がかかることも覚えておいてください。


ということで外付けアンプとはどのようなものなのか、ざっくりと説明をしました。
僕のつたない文章でも興味を持たれた方は導入もご検討されてもいいんじゃないでしょうか?

本音で言ってしまえば、一般ユーザーで後付アンプを入れてても「失敗例」のほうが多いような気がします。
中古車屋で働いている僕ですが
「僕のクルマ、アンプも入ってていいですよー」
とジマンされた車に実際に乗ってみても、違和感を覚えることは多いです。
高音~中音がほとんどつぶれてしまってボコボコ鳴ってるだけ車や、ノイズが激しい車、セッティングがあっていないので発声そのものが歪んでしまっている車もあります。またケーブルが適正でないため、全体的に一枚モヤがかかったような不明瞭な音楽になっているものも珍しくありません。

このあたりが僕がアンプ導入を手放しで勧めない理由でもあります。

けれど、もし、ショーやコンテストなどで視聴の機会があれば、未体験の方は是非一度、その足を運んでいただきたいと思います。
プロショップが予算に糸目をかけずインストールしたアンプでの音楽は圧巻の一言です。カーオーディオに対する価値観が変わると思います。


ということで、いつになるかはわかりませんが、次回はアンプ装着の方法を説明したいと思います。おたのしみに~。





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Posted at 2007/01/15 00:20:21 | トラックバック(1) | カーサウンドUP | クルマ
2006年11月20日 イイね!

カーサウンドUP 17 スピーカーのチャンネル数について

毎度です。
またもずいぶん時間のあいてしまったカーサウンドブログです。

今日はスピーカー数、チャンネル数についてさらりと説明します。

まず最初に初歩の初歩の説明から
2CHというのは左右という意味です。4CHといったら前後左右です。
2CHアンプではスピーカーは1セットしか鳴りません。念のためです。


さて、これまでほとんどのオーディオデッキは4CHでした。
純正でリアスピーカーのない車でもほぼ間違いなくリアスピーカーの配線は出ています。スピーカーがないだけです。

ほぼ全てのデッキがステレオなので、左右それぞれの音声を再生します。
ちなみにフロントとリアのスピーカーは基本的に同じ音を出します。例えばFR(前右)とRR(後右)はまったく同じ音(信号)を出します。よって4CHといいながら実際には2CHをふたつと言ったほうが正しいと思われます。

リアだから低音が強いとか、フロントだから高音がクリアとかそういうことはありません。前後で音が異なるのはスピーカーとの距離、タイムアライメントやフィルターなどのセッティングの相違、もしくは取り付け方法、角度によるものです。

さて昨今、DVDなどの再生の際、5.1CHというものが主流になってきました。これはCTR(センター)FR、FL、RR、RLの5CHとSW(サブウーファー)ひとつ、(SWが.1にあたる)という意味です。

このとき5つのスピーカーはそれぞれ違った音を出し、臨場感をアップさせます。
後ろから近づいてくる足音はRR、RLからなり始め、次第にFR、FLから聞こえてくるようになる、とか、目の前の話し相手の声はCTRを中心に聞こえてくる、といった感じです。
最近では6.1CHってのもあります。これはリアにもCTRを設ける方法です。
(赤く出ているのがそれです)
もちろんスピーカーを増やしただけでなく、専用のデッキ(もしくはプロセッサー)でないとちゃんと音の振り分けはできません。

さて、この5.1CHを取り入れて無い方は普通に4CHで鳴らしていると思います。サブウーファーはリアスピーカー線から分岐するか、RCAラインがあればそこから音を出します。
フロントをツィーターとミッドに分けると下図のようになります。


しかし、スピーカーの数を減らせば、こういう接続の方法もあります。



おわかりでしょうか。RR、RLでミッドを鳴らし、FR、FLでツィーターを鳴らすのです。こういう接続方法をマルチ接続といいます。

さきほどFRとRRは同じ音を発生すると書きましたが、中級以上のデッキでは前と後とでハイパス、ローパスフィルターを別途調整できます。そこで、1系統を高音重視、1系統を低音重視に設定し、TW、MIDそれぞれに役割分担をはっきりさせるのが狙いです。また周波数を特定して高音を強めるとか(ローパスフィルター)、高音の耳への到着を遅らせて音を柔らかくする(タイムアライメント)とか、単純に音量を調整する(フェダー)など細かな設定が可能になります。クロスオーバーネットワークを介してのスピーカー線の分配だけではここまで細かい設定はできません。

これはデッキに限ったことでなく、アンプの際も同様です。
4CHアンプを用いて、TW左右、MID左右を鳴らしたとします。入力は2CHですが、出力は4CHとなり、調整機能をフルに用いて、高音、中音、低音の強さや幅を調整できます。
はい、こうなると調整幅は無限に広がります。ギターだけ目立たせたい、とか、ベース音の到着を早めたいとかそういう観点でセッティングが可能になります。
もっとリッチなセッティングになるとフロントTW、フロントMIDをそれぞれ2CHアンプで鳴らすという方法もあります。さらにリア用にも2CHアンプ導入。キリがないんですけど、こうして出力(出口)の種類と幅を細かく設定することができます。

ただ、フロント、リアともにマルチで鳴らすというのはあんまり聞きませんね。
むしろフロントがマルチできっちりバランス取れていれば、リアスピーカーはなくてもいいのかもしれません。

今日の話題は音質を良くする知識でなく、セッティング、フィッティングに関する知識です。正直、今読み返してもあんましおもしろくないと思います。後にアンプ導入を考えてる方にはご参考いただけたければ、と思います。



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Posted at 2006/11/20 01:35:10 | トラックバック(0) | カーサウンドUP | クルマ
2006年10月23日 イイね!

カーサウンドUP 15 ブランド別検証

こんばんわ。
今日は唐突ですが、メーカーごとに特色とかクセを説明します。
世の中には沢山のカーオーディオメーカーがあります。他の方も書いてますが、初心者はある程度メーカーをそろえたほうが音にまとまりが出ると思います。メーカーにはそれぞれ「クセ」というものが多かれ少なかれあるからです。

このシリーズの方針によりあくまで一般的に手に入りやすい、初心者でも手が出しやすいメーカーに絞って説明します。
興味はあるけど、メーカーも品数も多すぎて何を選んでいいのか分からない!という方のご参考になればと思います。



カロッツェリア
いわずと知れた有名所。みんカラや専門誌、ネットなどでも評判が高い。その最大の長所は高額ユニットから入門向け商品までそつなく高音質を聞かせてくれるところです。クセを抑え、非常にマジメに音源そのままの音を再生しようとします。あまりに味付けが薄いのに細かい音を拾うので「キンキンする」と感じる方も多いようですが、ヘッドユニットやアンプなどでの調整で大概のケースは解消されます。
<注目ユニット>・・・TSシリーズスピーカー

とにかく音がイイ。よっぽどのコダワリがない限りこれで十分と思わせてくれる発音の良さがウリです。特にナチュラルサウンドでは同価格帯で敵なしです。


アルパイン
とにかく、味付けが元気で心地よく、重低音に定評アリです。アンプやサブ・ウーファーなどはその性格が色濃く表れているように思います。スピード感や歯切れの良さを求めるのであればとりあえずこのメーカーのものを選んでおくといいでしょう。近年ヘッドユニットの機種数が激減し、変わりにモニターものに力を入れています。また車種別でプレミアウムサウンドキットやモニターインストールキットなどを発売しているところも特色です。デザインが上位機種から低価格まで統一されているのも昔からの特徴です。
<注目ユニット>・・・CDA9857JI

3万円台で買えることを考えればかなりお買い得感の強いユニットです。必要最低限の機能は搭載されているので何を買えばよいのか良くわからない人にもオススメできます。


ケンウッド
家庭用コンポの性格を引き継いだのか、ちょっと前までごてごてしたデザインのものが多かったのですが、去年あたりからシックな感じになってきました。今まで敬遠していた人もカタログを手にとって欲しいです。音質も迫力重視から無駄を省いて高音質、高機能、といった路線に転換中です。ただ他のメーカーと比較するとアンプやスピーカーの最上位機種が役不足な感は否めません。このメーカーのみでハイファイサウンドを極めるのはまだ厳しいかな、と思います。
<注目ユニット>・・・K-C D1

3年はモデルチェンジしないと謳って発売されたケンウッドの未来を担う機種。どんな車種にも似会うデザインとバランスのいい発声が魅力です。

クラリオン
アゼストからブランド名を統一してこの名前になりました。アゼスト時代は発声に変なクセが付けられていることが多く、特定の音域で音が小さくなったり歪んだりすることがありましたが、クラリオンでは薄味です。むしろパワーサウンドを聞くには少し物足りなく感じます。まだまだ少ない高音質ユニットについては今後増加していく見通しです。またヘッドユニットのデザインがかなり個性的で好き嫌いのはっきり分かれるところだと思います。今秋より実質上、日立の子会社化したことにより、多方面での車内エンターテイメントへの充実が期待できそうです。
<注目ユニット>・・・APA2161

クラリオン唯一の2チャンネルアンプ。2万円とは思えない安定した音の良さを見せ広くジャンルをカバーします。接続も容易で、初心者向けとしては十分な機材だと思います。


エクリプス
他のメーカーと異なり、完全に主戦場をナビに据えてます。スピーカーの品数の薄さからもその姿勢は見て取れます。AVN(=オーディオ・ビジュアル・ナビゲーション)という一体型ユニットに特化し、1DINにして、HDDナビ、オーデイオ、DVD再生をこなすシリーズや双方向デュアルモニター(助手席と運転席で違う画像が見れる)など他のメーカーにはマネできない商品を繰り出してます。早くからナビとオーディオの共存を目指してきたメーカーでもあり、ナビでの音質もそつなく聞かせてくれます。またサウンドモニターというハイエンドシリーズを展開していますが、かなりクセが強く周辺ユニットでバランスを取らないと厳しいようです。(僕は視聴経験がありません)
<注目ユニット>・・・AVN075HD

最近次世代機の076が発表されました。1DINサイズでHDDナビ、DVD再生、I-ポッド以外のほとんどの音源再生ができるので、スペースに余裕のない車種でもオススメできます。


ロックフォード・フォズゲート
今回ご紹介する中で唯一の海外ブランド。分かりやすいダイナミックな音質が最大の魅力です。また製品の種類が多く、予算に合わせて購入でき、かつ入門クラスでも十分に満足の得られる音質を見せてくれます。ロックやダンスなどはっきりとしたパワーサウンドを楽しみたい方には強くオススメしたいメーカーです。
<注目ユニット>・・・P 2Sシリーズスピーカー

3万円台でツインツィーター&クロスオーバー付。高音も低音もパワーがあり、歯切れよくガンガン鳴らすのにはもってこいの大人気アイテムです。





JBLが紹介されてない!とかフォーカルはどうした!とか突っ込みはご勘弁ください。あくまで一般に手に入りやすいメーカーを紹介してます。
まあ、僕自身、星の数ほどある機材の全てを聞いたわけではありません。
あくまで、「こういう傾向が強い」という程度だと思って読んでください。

それでは!







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Posted at 2006/10/24 01:30:25 | トラックバック(0) | カーサウンドUP | クルマ

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