第20回 『ガラス磨きの補足』
★★★★★★もっとキレイなガラスのために色々なコツ★★★★★★
こんばんわ。
先日好評だったガラスのお手入れについてもう少し書きます。
●室内側ガラス拭きについて
室内側のガラスは下手に拭くと、拭き跡が残ってしまい、晴れた日などは目立ちます。キレイ好きな方は気になるでしょう。拭きムラを作らないためのちょっとしたコツです。
1)ちょっと水気の多い蒸しタオルで丁寧にゴシゴシ拭く。
2)その水分が乾ききらないうちに乾拭きする。
以上です。
室内側は洗剤などは一切使わず水だけで磨きます。洗剤や曇り止めなどを下手に使うと逆に拭きムラになります。特にアルコール系のふき取りシート類は拭いても拭いても跡が残ります。室内側はさほど汚れませんから、大体のヨゴレは蒸しタオルの湯気で落とせるレベルのはずです。タバコのヤニも湯気でほとんど落ちます。またお湯で拭くと早く乾くので、ムラになりにくい、というメリットもあります。
●ガラスコーティングについて
ココでいう「ガラスコーティング」とはフロントガラスに施す撥水コーティングのことです。ボディ全体に施す無機質コーティングのことではありません。
ガラスはボディに比べ撥水加工がしやすい部位です。なのでガソリンスタンドなどで行える洗車機撥水シャンプーだけでも、撥水効果だけはかなり得られます。プロに依頼するガラスコーティングは最近人気なくなってきました。ボディ全体をコーティングするのが一般的になってきたのでガラスだけ、というのもコスト的に見合わないような気がします。
実際に自分で行えるケミカルも最近増えてきました。自家ガラスコーティングで失敗はないのか?という疑問に対してはなんともいえません。僕自身全ての商品を試せるわけではありません。ただネットなどで検索すると成功率は半々みたいです。中には明らかにムラになった、という書き込みもいくつかありました。説明書通りにやれば成功するみたいですが、その説明書通りにいかないことが多いみたいです。下地処理がものすごく面倒だったり、あり得ないスピードで拭き取らなければならなかったりします。シュッとスプレーするだけ、みたいなのはすぐに効果がなくなります。ということで総論。
面倒な人はスタンドの撥水コートで充分。完璧を求める人はこまめに塗りこむほうがいいでしょう。
●塗りこみ撥水剤について。
僕の経験。
無名メーカーのものはほとんどダメです。
ガラコ、アメットビー、スーパーレインXの3個が有力。好きキライが分かれるようなので、商品裏面の説明を読んで選んでください。ただ、ノーマルのガラコはカー用品店でよく安売りしてるのでコダワリがなければコレでいいと思います。
使用上での注意はただ一つ。下地の油膜を徹底的に落としてください。でないと夜間にかなり見辛くなります。
●撥水ワイパーについて
撥水ワイパーでは
ガラコワイパーが有名です。ワイパーのゴム部分に撥水成分を練りこんであるもので、一時は他の撥水商品の売り上げがかなり落ち込むほどの人気商品でした。余計な作業が一切なく、ネット上で囁かれるほどガラスにも悪影響もなく、かなりの撥水効果が得られます。
ただし、長く使うとワイパーの当たるところと当たらないところではっきりと透明度に差が出ます。ワイパーの当たるところばかりキレイで、明らかに貧乏くさくなります。それが気にならない人向けです。
●ウォッシャー液について
ウォッシャー液にみなさん何を入れてますか?やっぱりここでもガラコなどが有名ですが、撥水効果のあるものは乾くと跡になることが多いです。しかもこの跡はコンパウンドを投入しない限り消えません。ウォッシャーノズルまわりに跡が残るのが嫌でしたら使わないほうがいいでしょう。撥水ウォッシャー液ってお手軽はお手軽なんですが、個人的にはあんまりオススメしません。ガラスそのものがベストな状態であるなら、ウォッシャー液でなくただの水で十分です。
●ガラスの跡について
上記以外の理由でガラスに跡が残ってしまうのであれば、以下の理由が考えられます。
1)ワイパーそのものが汚れており、油膜を形成している。
2)ワイパーが硬くなり、ガラスに傷をつけている。
3)中途半端にかけたガラスコーティングが剥がれかかっている。
などなどです。くっきりとワイパーの当たる部位で透明度が異なる場合、ガラスコンパウンドを用いるしかないと思われます。何はともあれ古くなったワイパーゴムは早めに交換しましょう。キズのもとです。
(12月6日加筆)
●クロス系について。
一般に言われるフクピカのような拭くだけクロスは基本的に応急処置だと思ってください。その効果は一回雨が降れば終わるようなものです。出先でどうしてもヨゴレが気になるということもありますし、室内のちょっとした掃除にも使えますので、車内に一つおいておくのはいいと思います。
なお拭き残しが目立つからといって乾拭きの際にティッシュを使うのはやめましょう。メガネをかけている方ならわかると思いますが、案外傷になります。
また家庭のガラスは新聞紙で拭くときれいになりますが、あれは新聞紙のインク成分でキレイにしながら、新聞紙そのものが水分を吸うので簡単にキレイになるというものです。
ガラスの状態についての好きキライは色々あると思いますが、一般にオススメなのが丁寧な油膜取りの跡に塗りこみの撥水剤です。撥水ワイパーや撥水ウォッシャー液、特別なコーティングは要らないかなと思います。そういったことにお金を使うのもちょっと勿体無い、というのが個人的な感想です。余談ですが、これからの季節、窓ガラスが凍ったとしてもキレイにしてあるガラスのほうが楽に氷も落とせますよ。
ということで、ガラスについてあれこれ書いてきました。
次回はいつになることでしょう?
そろそろネタ切れな感じがしてきました。
特集してほしいネタがあったらコメントください。
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Posted at 2006/12/05 00:18:20 |
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