第21回 『エンジンルーム内洗浄』
★★★★★★気分もリフレッシュ エンジンルーム内の洗浄のコツ★★★★★★
毎度でございます。
時間があるときに更新している愛車のお手入れブログです。
今回は何度かご依頼を頂いているエンジンルーム内の洗浄について書きます。
正直な話、エンジンルームなんてそんなに神経質にならなくていいんじゃないかな、と個人的には思います。
僕のレガシィのエンジンルームですが、そんなにキレイじゃないでしょ。
まあ、クルマ好きな方はエンジンルーム内もじっくり見ますし、高価なチューンナップパーツを入れても、エンジンルームが汚れていたら有り難味も半減なので、やっぱりキレイなほうがいいでしょう。
それでは無難かつ効果的な洗浄方法を紹介します。
<用意するもの>
エンジンクリーナー、ブレーキクリーナー、樹脂保護剤、軍手、ビニールテープ、ビニール袋、雑巾
画像はどれも
KURE工業のものです。完璧を求めるのであればやはり専用のものを使うのがよろしいかと思われます。どれも大きなホームセンターに行けば売っていると思います。
安く済ませたい方はエンジンクリーナーをマジックリンで代用可能です。ただし、泡で出るもののほうがやっぱり使いやすいです。ブレーキクリーナーも格安の
パーツクリーナーでよいかと思います。
樹脂保護ツヤ出しスプレーは無くてもいいですけど、ゴムホースなどに塗った際のツヤは一度味わってしまうと病みつきになるので、キレイ好きな方はご用意ください。
樹脂保護剤といえばポリメイトとアーマーオールが有名ですが、どちらもエンジンルーム内で使うことを想定してないので、エンジンルーム内で使うことはオススメしません。

ちなみに中古車屋の僕はエンジンクリーナーもツヤ出し剤も業務用を使ってます。
<手順>
①エンジンを充分に冷やす
熱い内は作業しません。火傷するし、マスキングできないから。
②マスキングする
水がかかってはいけない部分にマスキングします。ディストリビューター、エアフロセンサー、エアクリ、バッテリー(せめて端子だけでも)、プラグの穴(水が入ると不調になるので)、ヒューズボックス、エアクリーナー、ブレーキフルードのタンク、(根気があれば)配線のカプラー類などなどです。
これらをビニールテープ、ビニール袋でマスキングします。
塗装するわけでないのでそれほど神経質にならなくてもいいです。ホースで軽く水をかけて剥がれてこなければいいです。
③洗浄、すすぎ
エンジンルームクリーナーをブシューっと豪快に満遍なくかけます。10分ほど置いて汚れが浮いてきたころに水で洗い流します。
水の勢いはかなり弱めでいいです。水圧で汚れを落とすような水のかけ方はしません。あくまですすぎの感覚です。
それから、ボンネットフードの裏も雑巾でゴシゴシやるとけっこうキレイになります。
頑固なアブラ汚れはブレーキクリーナーを併用してください。歯ブラシを使うのもアリですが、広い面に歯ブラシを使うとブラシ跡が残って「いかにもゴシゴシ磨きました」といった様相になることもある(キズになることもある)ので軍手でゴシゴシこするほうが無難です。
エンジンルームクリーナーもブレーキクリーナーもボディ用洗剤よりも強力な成分なので、ボディにはかからないように注意してください。肌の弱い方はゴム手袋と軍手を2枚重ねて装着しましょう。
④仕上げ
軽く水分を拭き取り、樹脂部分にツヤ出し保護剤を塗りこみます。保護剤は大量に塗るとベタ付いてホコリがつきやすくなるのでほどほどに。
最後にエンジンをかけて水分を飛ばしたら終了です。
<注意点>
外車(特にVW)はエンジンルーム内にものすごくオイルカスが溜まります。
2万キロ前後でオイルカスでベタベタになることも多いので、上のような作業では通用しないと思います。
また、言うまでもなく旧車、チューンナップ車は専門の知識のあるショップにご相談ください。
エンジンルームなんて水かけても大丈夫でしょ。という方もいますが、本当に故障のもとなので万全を期して作業しましょう。
逆に水をかけるのが怖い、という方は軍手に洗剤をしみこましてゴシゴシとひたすらこする、という方法もあります。その際は軍手を3セットくらい消耗します。最後に軽くしぼった雑巾でふき取ってください。
<ショップでの作業>
「エンジンルームジェット洗浄」などのメニューのあるショップも多いのですが、当たりハズレが激しいようです。単にスチームを当てただけで全然効果のないものや、明らかに水を吸って不調になった、なんて話も聞きます。依頼する前に作業内容を確認したほうがいいと思います。
なんだかんだ言ってもキレイなエンジンルームは気分のいいものです。特にゴムホース類が黒々とツヤが出ていると本当に気分がいいです。車への愛着も増しますね。
このブログを書いていたら自分の車もエンジンルームきれいにしたくなってきました。
1~2年に一回の作業で充分ですので興味を持たれた方は是非お試しください。
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Posted at 2007/01/06 23:43:56 |
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