黒連星のブログ一覧

こんにちわ。
いくつもの日々を越えて　辿り着いた今がある黒連星です。


2月11日現在、オリンピックでは日本勢の戦績が振るいません。
「メダル期待！」と送り出された選手たちがこぞって敗退し、ここまでメダルゼロ。

正直な話、すでに絶頂期を過ぎた選手や、まだまだ実力不足の選手まで、過去の成績や1度の金星を持ち上げて「メダル確実」「メダル有力」とうたわれるのだから、肩透かしも致し方ないのかもしれない。

一方で採点競技においては「えー？今のがこの点数？？」なんて思うことも多く、人間というのは主観によってるものなんだなあ、と思う。

審判だって人間なのであり、世界ＮＯ．１の選手がやってれば、内容はどうであれそれが完璧な演技に感じられるのかもしれない。（もちろんあってはいけないことだけれど）


なんでこんなことを言うのかというと、サムラゴーチの件があったからだ。

今回の告発まで結構有名な音楽家まで
「素晴らしい」「ぜひ世界にひろめるべき」と彼の音楽を絶賛していたと聞く。
実際にＣＤも17万枚も売れ、オリンピック選手の演技曲に選ばれている。


人は現実を見ずに、希望や夢、そうであってほしい姿ばかりを見てしまうんだな、と思う。


不遇を乗り越えた天才と呼ばれる人の曲は素晴らしいに違いない。
　（だってこの人はこんなに苦しんでいるのだから）
日本を代表する選手はきっとメダルを取ってくるに違いない。　
　（だってこの人はこんなに努力しているのだから）
世界を代表する選手の演技は素晴らしいに違いない。
　（だって彼は帝王とまで呼ばれているのだから）

こんな風に人は周辺の情報から自分の望む姿ばかりを過信してしまうのだなと改めて思った。

サムラゴーチの場合は肝心の「周辺情報」がウソだらけだったことが最大の問題だ。

ウソだとわたって、みんな自分が真実をみていなかったことがはっきりして、
恥ずかしいやら、腹立たしいやらで、こんな大騒ぎになった。

まあ、そんなものなのだ。
なかなか真実にはたどり着けない。

休日の朝から長文すみませんでした。