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NHKの愛車 [マツダ キャロル]

整備手帳

作業日:2006年3月27日

スロットルポジションセンサー

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1
純正のスロットルポジションセンサーではON-OFFしか検知できないため、的確なセッティングとセッティングの幅を広げるためにリニアなスロットルポジションセンサーを導入することにしました。
その顛末です。

取り付け位置に悩む・・・の図。
当然このスロットルの位置に取り付けるのが最適なわけなんですが、スロットルボディの向こう側には純正の「使えない」ONOFFスロットルセンサーならぬスロットルスイッチが。
こちら側はこの写真を見る限り広くて使いやすそうなのですが、ブローバイ取入れ口の突起の形状が示すとおり、ギリギリまでインタークーラーが鎮座します。
そのままでは付きそうにないですね。
2
ということで、二つ方法を検討中。
1.純正スロポジセンサー(スイッチ)に穴を開けてバタフライシャフトを貫通し、取り付け。
できるかどうかは純正スロポジセンサーをバラして見ないとわからない

2.インタークーラーの位置を少し変更。
どのみち今のままではボンネットに穴も開いておらずただの「インターヒーター」なので、位置変更ぐらいどうでもいいだろうと。
ただ、純正ならではの「しっくり感」が損なわれるのは非常にいやです。
”あたかも最初からそこに収まっていた”
見た目と整備性が上手に確保できればいいんですけどね。
モノが大きいし影響する部品が多いだけに悩むところです。

予備案
まったく別のところに純正プーリー(もしくはスロットルケーブル)を介して動くプーリーを設置して、そこにつける。
しかしスペースに余裕はないんだよな・・・。
3
その後スロポジセンサーの一件に、とても貴重な情報をいただきました。感謝感謝。

個人情報に触れないところだけ引用させていただきます。
写真一枚目(ページ最上段)はF6A純正のスロットルセンサーです。
「THROTTLE SENSOR」であって「THROTTLE POSITION SENSOR」でないところが味噌なんですが・・・。果たして?

--貴重な情報--------------------------------
スイッチ式のものでも
スロットル開度はスイッチ以外にポテンションメータも入っていて
信号は取れていました。
俗にスロットルバルブスイッチって名前の部品で、スイッチはアイドル状態の開度になったよって信号を
出すために使ってました。
---------------------------------------------

前後があるのでこれだけで話をすべてと思わないでいただきたいのですが・・・
なるほどというわけで、今度チェックしてみようと思います。
たしかに純粋に「ON-OFF」がほしいなら(制御として)写真一枚目(ページ最上段)のようにバタフライシャフトに取り付ける必要はないわけで、プーリーのあたりに全閉時にONになるようなスイッチをつければすむ話です。
わざわざバタフライシャフトに取り付けているのですから、中間出力があっても良いのではないかと妙に納得しました。

ちなみに純正をe-manageに繋ぐと、全開、全閉でしか信号は拾っていない様子です。しかし、写真では「12V」とあるくせに入力してくる信号電圧は5V・・・。やっぱり中間取ってるのかな?

いったいどうなってることやら。
4
スロポジの調査編、最後になります。

とりあえずそれぞれのセンサーの特性について調べてみようと思いました。
分からなければ確かめればいいわけですから。一応型番からググってみましたが、まともな情報は出てきませんでした。
メーカーもたいした情報じゃないんだから、データシートぐらい公開してくれるとうれしいのに。

というわけで調査の方法。
1.いずれも端子は3つ。まぁ一般的な可変抵抗であろうという前提だと、真ん中を基点にして両端で変化が読み取れるはずです。(ザビさん補足情報ありがとございました。)
中心を基点として、両端の抵抗の変化を図ると。

2.どんなものでも、分解すれば話は早い。
ケースをバラして、様子を見る。これに尽きますね。ただし、バラしかたが下手だと二度と使い物にならなくなります。F6A用はなにやらつめで引っかかっているだけな様なので楽にばらせそうですが、K6A用は溶着してありバラせなさそうです。

------毎度毎度方法とかいって並べてますが、これはとても大事なことなので、みなさんも何か始めるときはどんな方法(道程)が考えられるか書き出して検討するといいでしょう。
想像だけでは見えなかった問題や方法が見えてきたりするものです。------


とりあえず両方ともテスターで計測してみます。
5
まずはF6A用。
真ん中を基点にして、左右と・・・
左側 全開点2Ω 全閉点∞Ω 中間点∞Ω
右側 全開点∞Ω 全閉点1Ω 中間点∞Ω

この場合、それぞれの1Ω、2Ωは、抵抗としては無視し、導通と判断すべきですね。
よって、テスター調査から判断するにF6A用はON-OFFのスイッチではないかと。
多少中間域で針がフレることがあるので念のためバラしてみることにします。

なんだこりゃ・・・ただのスイッチじゃないか。
計測するまでもなく、バラしたほうが早い良い例でした。

続いてK6A用。
左側 全開点60Ω 全閉点∞Ω 中間点可変
右側 全開点∞Ω 全閉点10Ω 中間点可変

これこそ「スロットルポジションセンサー」てな具合ですね。
中間域は回転によってきちんと変化します。抵抗値の変化率から見るに、Aカーブのようです。
まぁ電圧を可変させるものはAカーブが基本だとは思いますが・・・。
(↑後日注:と思ったんですが、一般的な用途では主に中間から下の領域をシビアに検知したいからAカーブですね。もしレース用途だったらむしろCカーブのほうが適正かもしれませんし。)

さて調査が終わったところで、今後の対策についてもう一度考えて見ます。
6
1.物理的な追加取り付け
純正センサーに穴を開けて、シャフトを延長し、K6Aのスロポジセンサーを取り付ける。純正との併用
 調査の結果を踏まえ→どうやら単純なスイッチ構造のようだし、ケースに穴を開けてシャフトの延長加工をするのは容易そう。

2.K6Aセンサーへの置き換え
純正センサー入力にK6Aセンサーからの出力を入力する。単純に導通だけを判断しているなら、∞Ωか(抵抗値が極端に大きくならない限り)導通かで判断してくれるはず。
 調査の結果を踏まえ→全開で15Ωと、十分無視できる値になっていると思われるのでこれが一番スマートかも。マウントシャフト形状の変更などの課題は残る。

3.e-manageのスロットル出力の利用
e-manageにはいくつかのアナログ出力があり、そのうちのひとつをスロットルの出力に割り当てられる。この出力を利用して、全閉判定させればよい。
 調査の結果を踏まえ→純正出力には全閉、全開があり、どちらを制御に使用しているかはわからない。一般的にはノーマルエンジンでスロットル「全開」を判定して「なにかする」制御が行われているとは考えにくいので、アドバイスをいただいたように判定は全閉でアイドル制御のためのものと仮定して使用する。全閉判定でなかった場合はこの方法は使えない。

と3つが机上の条件では上がりました。
あとは個人のポリシーにどれが一番合致するかで作業開始といったところでしょうか。
私テキには、「2」がスマートでいいと思うんですが。F6AのECUが全閉をどう判定しているかかな。
カプラーが同じなので配線をそのまま利用できるし、見た目もすっきり。まさかのときにe-manageを取り外してもそのまま運行できる。(それを考えると「3」は消えるのかな)

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