
某所ではまるで合言葉のように繰り返されている
「NGK 97506 ギャップ0.022インチ!」
NGKのプラグは市場価格が高いので、僕は基本BOSCHを使っています
ちょっと仲良くなったアメリカの人にその話をしたら、「日本に住んでるのになぜNGKを使わない??凄くもったいない」
プラグギャップ調整なんて日本ではかなりハイチューンなエンジン乗ってる人がやるぐらいで、普通の車好きは目視と走行距離での管理しかやりませんよね?
アメリカではギャップ調整は頻繁に行われる作業っぽくて、車好きならやって当然だろと言われました
世界は広いですね~大きな価値観の差を感じました
ここまで支持されるならかなり良い物なんでしょうね
とりあえず同様の処置をすべく部品と工具を揃えてみました
アマゾンで買ったギャップ調整の工具は中国製です
あちらの商品は価格が安くて魅力的なのですが、必ず残念な所が有るので修正必要
この工具も肝心な部分がやっつけで、これで電極押さえたら破損してしまいそう
仕方ないのでやすりでシコシコ修正します
角も丸めてまぁこんなもんでしょう
0.022インチ=0.56mm 測定はシックネスゲージを使いました
30年ほど前まだ油圧タペット採用車が珍しかった頃、このゲージが活躍しました
その後ずっと工具箱の片隅で眠っていましたが、長い眠りから覚めました
多少錆が出てるけど・・・大丈夫まだ充分使えます
さっそくギャップを0.8⇒0.56mmに狭くします
工具の強度は充分、なかなかの安定感 手直しすれば良いものですな
ゲージを挟んでおいて工具で狭める作業を見かけますが、実際には反発して戻るのであれではちゃんと調整出来ません 面倒ですが何度もやり直しながら地道に調整します
シックネスゲージ滑らす時の抵抗感は経験が物を言います 偉そうなこと書きましたが、実はすでに忘れてしまってました 笑
いかにも「チューニング」という感じの作業に気持ちが高まります
惰性で始めた作業ですが、結果が楽しみになってきました
調整後とストック状態 見てわかるほどの違いは有りません
準備できたので車をばらします
整備マニュアルではプラグ交換ではタワーバーを外すことになっておりますが、4気筒は外さなくてもしたの邪魔なカバーだけ外れます
タワーバーのボルトは若干伸び気味のトルク指定がされているので、一回緩めると交換指定されているので外さない方がエコかもしれません
つーかボルト準備するの忘れた
この隙間から、4番にも楽勝でアクセス出来ます

プラグレンチは14mmの12ポイントです 最近12ポイント増えてきましたね~
レンチの構成は写真の通り、フレキシブル使うのが必須となります
なんでフレキシブルが必要かと言うと、わずかにカーブしとるんです
この微妙な設計が、さすがドイツ車と思わせます 笑
お約束の新旧比較です 前のBOSCHプラグの使用距離は約5000kmです
お手頃価格でも特に問題なく使ってました
焼け具合も良い感じですね
こちらはNGK
電極の形状が若干違いますが、ほぼ同じですね 違ってたらまずいけど 笑
コイルは一応番号打って、もとの場所に装着します
何の意味もなくただのおまじないですが、コイルに不具合が出た時、不良品を特定しやすくはなります
コイル装着時は合わせマークが有りますので注意・・・
カプラー挿しながら、カバーをパチンと押し込んで完成です
ドイツ車大好きな青いロックタイトが各部に使われていますので、青色用意しておけば凄くプロっぽく作業できます
あまり大きいボトルは使いきる前に乾いちゃうので、写真のような小さいボトルがお勧めです アストロ行ったらいろんな色が安く売られてました
※走行した感じ
高圧の中でもちゃんと火が飛ぶようにとギャップを狭くしたわけですが、違いはゼロ発進で一番強く感じました
アクセルちょいと踏んだらグイっと前に出て、またしても首がグキッとなるとこでした
まだブーストまったくかかってないのになんでやねん
その後高速乗って、法定速度少し超えたぐらいで追い越しの為アクセル踏んだら、お尻がぐんと沈みました
まえのプラグよりトルクは太っているようですね これはやる意味ある作業と思われます
Posted at 2020/07/05 15:58:03 | |
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