のぞみ163号のブログ一覧

ここ最近、ガソリンがずっと値上がりをしています。
以前であれば、ある程度値段が変動したものですが、今後は余程のことが無い限り下がることは無いのかなと思うのです。

石油商品の指標となる原油価格は案外乱高下を繰り返しているのですが、日本国内のガソリンの値段がずっと上がり続けていて、下がる気配がないのです。
原因は石油業界における元売りの経営統合の深度化。
特にJXと東燃ゼネラルが統合したのが結構効いてしまっています。（これで国内シェアの半分が占められてしまいました）
さらに出光と昭和シェルが近い将来統合します。
これで供給の調整が進み、余剰分が市場にほとんど回らなくなってしまい、ある意味価格が元売りの意図が反映できることになり、またスタンド側も価格競争に疲弊することがなくなります。
いうなれば、売る側ファーストの状態になり、買う消費者（及び事業者）からすれば決して良くないことになります。
現実に入れる方が満タンから金額又はリッター縛りに移行しているそうです。
これが景気を冷やすんではないかという危惧もあるようです。
ある程度のところで踊り場に出て、多少は下がるでしょうけれど、これまでのように派手に下がらないでしょうとは思っています。

とはいえ、HVだのEVだのPHVだのが普及していて、かつクルマの台数が減少局面に入りつつある中ガソリンの需要が増えるともおもえませんし、今後スタンドの設備的な問題も相まって、厳しい局面に入っているとは思います。

ちなみに私の場合、ジムニーからNOTEに切り替わったことで（ハイオク→レギュラー、燃費は最低でも１．３倍向上）、ガソリンにかかるコストが総じて下がりましたし、値段が家から一番近いスタンドの一頃の価格なものですから、世間が言うほど上がったという感覚は無いのですが。