エキゾースト テンプ ユニット交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
エキゾースト・テンプユニット(エキテンアンプ、
CATALYST TEMPERATURE CONTROL STATION)は
左右両バンクから排気される排気温を
触媒付近にある排気温計が測定しており、
その温度データがECUに送られる際に通過するセンサーユニットです。
2
355や360でも同じセンサーを使用していますが、
マラネロにおいてはエンジンルーム内の
フェンダーアーチ付近の左右両側にあります。
エンジンルームの熱を受け、且つ、
雨水や洗車時の水が当たり易い場所にあります。
Fのエンジンは例外を除き、アルミ合金の砂型鋳造ですので、
鉄製エンジンと比べても、エンジン自体の発熱が大きいです。
(アルミの熱伝導率は鉄の約三倍)
この部品はバスタブ状の樹脂筐体に
センサー回路を入れ、その上から樹脂を流して
センサー回路が浸水しない様に封止されていますが、
樹脂自体の経時劣化により、流し込まれた樹脂が収縮し、
筐体部と境界に隙間が出来、熱や水が侵入してしまいます。
このセンサーが正常に作動しなくなると、
問題無い燃焼状態にも関わらず、
異常を示す「slow down」警告灯が点灯し、
燃料噴射に制限が掛かり、エンジンパワーが低下します。
上記の様な部品の耐久性の問題からか、
部品番号が途中で変わっています。(17533→179278)
ウチの個体には対策前品が付いていました。
「slow down」警告灯が点灯する不具合には
他にもO2センサーや排気温計その物の不具合なども
可能性はありますが、エキテンアンプが
対策品になっていない場合は、かなりの確率で
この部品の不具合であることが多かったので、
まずは対策品への交換にて様子見をします。
3
部品は車体側から出ているボルト(ウチの個体は先端部に錆あり)に
7mmのナット2つで固定されているだけなので、簡単に取り外せます。
本体には防水端子2つ(ECU側に繋がるW/Hと排気温計に繋がるW/H)が取り付きます。
特に力を入れなくても、簡単に取り外せます。
4
ECU側の端子は4極のハウジングですが、
運転席側は3極分しか端子が入っていません。
助手席側のハウジングも4極タイプですが、
端子が何極挿入されているか、よく見えません。
排気温計側のコネクターは2極タイプです。
どちらも見る限り、普通の錫メッキ端子ですが、
特に熱害で接点部が変色していることはありませんでしたので、
接点復活剤を吹き付けても症状は改善されませんでした。
よって部品を交換します。
一番良いのは左右2つを対策品に交換ですが、
2つ同時に壊れることは無いだろうと言う楽観的な観測で、
新品1つを購入し、交換します。
部品の状態や取り付け位置等を勘案し、
助手席側を交換して、試運転したところ、
燃料制限の症状が出なくなりました。
5
取り敢えずは不具合症状は直りましたが、
浸水や熱害への対策が必要と思いますので、
近々対策処置をします。
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