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日にちが少し過ぎてしまいましたが、1997年3月31日に診療放射線技師として8年間勤めた獨協医科大学病院を退職して翌日4月１日に今の仕事で独立してから20年が経ちました。
放射線技師の仕事がどうしても好きになれず、悶々と過ごしていた時に今の仕事のデモンストレーションを見る機会があり、感動してしまって周囲の大反対を押し切っての独立でした。当時29歳、既に妻と2歳になる双子の息子たちの家族がいる中で、今思えばとても恐ろしい無茶なことしたなと思います。
最初はチラシ広告持ってのディーラーさんや業者さんへの飛び込み営業回りをするも、小馬鹿にされたり門前払いも多く、売り上げに結びつくような結果もなかなか出せない日々。レントゲン検診バスやCT検診車、夜の運転代行車のアルバイトしながらでしたけど、幼い双子の息子たちを抱えて、妻に今月はこれだけ必要と言われた金額を家に入れることができないダメ男…ダメ親父…本当、我ながら情けない思いでした。
そんな仕事でご飯食べられるようになるのか？なんてよく言われて、自分もだんだん自信がなくなってこの仕事じゃダメかな？なんて思った時期もありましたけど、少しづつ本当に少しづつ仕事をくださる方が増えてきて、一週間に1台が2～3日に1台に増え、それが毎日1～2台の仕事をいただけるようになって、そしてさらに増えてきて16年目に個人事業の枠を飛び越えて株式会社化、去年の作業台数を数えてみたら2,178台と年間2,000台超の仕事させていただけるようになりました。
独立当初から夢見ていた、たくさんのみなさまからたくさんの仕事をいただいて忙しく働かせていただいている自分…ある意味、夢を超えてしまったような気がします。
ヘタレなダメ業者にもかかわらず優しく温かくお付き合いしてくださるお取引先のみなさま、走り、飲みなど仕事から切り替えて楽しい時間をご一緒してくださる友人、知人のみなさま、周囲が大反対の中、やりたいならやってみればと背中を押してくれて、その後もずっとフォローしててくれる妻、いてくれるだけで無条件にうれしい息子たち、全てのみなさまのおかげさまと感謝いたします。
ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。