※今回はかなり細かい話で恐縮です。
今年に入って『自分用練習機』として活躍中の雑用係・968ですが、以前からボロいことは変りなく。一応、ナンバー付き車両なんで自走でサーキットまでは走ります。
まぁ〜、一般道だとガタガタ&ギッシギシ。
私の968は元アークテックのデモカーだった経緯もありまして、各部署色々なパーツが取り付けられています。私なりに結構変更はしてきたのですが、費やした予算ほどには恩恵が感じられなかったり・・・

968はクラブスポーツ(以後CSと記す)以外はリアがコイルスプリングではなくトーションバー構造です。
私の雑用係はGAZのコイルスプリングタイプのショックに変更したので、リアのトーションバーを引っこ抜いてあります。これで968CSの強化版状態なんですが・・・
我が家に嫁いできた時からsway barが交換されていました。(一般的にはstabilizerと言います。)
これが曲者で、フロントは30mm以上の極太アメリカ製。ただし、固すぎてロールせず、結構乗りにくい状態でした。さらには固定ブッシュがヘタって緩んでいたので、ガチャガチャと異音の原因にもなってました。
そこで色々と調べて&考えてみました。
968は944S2や951(944turbo)と共通パーツが多く、互換性があります。
◯フロントは88年式までの944S2や951のスタビは径が25.5mmで、89年式からは26.8mmに強化されています。968もノーマルは25.5mmでCS M030だと26.8mmになっていたようです。中空かどうかの差もあるので、さらに面倒な話ではあります。
◯リアが結構難しくて、CS M030だと19mmの3穴調整式。924CSだと径が20mmで968turboは21mmとか。ちなみにノーマル968は16mmですが、944S2だと18mmという。なぜに細くしたのでしょう?
太さの違うスタビに交換した場合の強化の割合を計算する(支点からの距離が同じ場合)は、【(新しい直径÷古い直径)の4乗】となります。これを踏まえて・・・
⑴雑用係・968のリアスタビは19mmの3穴式
これは前のオーナーさんがこだわって入れたM030仕様なのだと思いますが、一番緩い状態がちょうど良い感じです。トーションバー抜いてキャンバーが結構ついているからかも?
⑵これに米製極太スタビではフロントが勝ちすぎていて、あまり良いセッティングではなかったのでしょう。丁度88年式951のフロントスタビが手に入りました。25.5mm径だと『少し細いかなぁ?』という気もしたのですが、試してみることにしました。
いや〜、良くなりました!
まず乗り心地が少し改善した程度ですが、異音が激減しました。一般道ではフロントの突っ張った感じも取れて動きの幅が出た感触なんですが、細かくはサーキットで試してみようと思います。
ちなみにフロントはゴムブッシュ、リアは社外品の強化プラスチックに交換してありますので、細かいセッティングには時間も必要かもしれません。
『ま〜、飽きもせず、よくもボロ車に心血注ぐなぁ』という声が聞こえなくもありませんが(苦笑)、結構楽しいんですよ〜!
さらに色々と、、、
エンジン周りの話、ミッションの話、LSDの話 etc
全くもって話は尽きないのですが、今回はこの辺で・・・
Posted at 2019/01/27 21:06:51 | |
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