決して「パチモン」とは呼ばせない！

平成も残すところ10日！
世の中は改元に伴う便乗商法で
溢れかえっていますねぇ (￣◇￣;)

ちょいと遡って今年の二月
光岡自動車から販売されたクルマが
先行予約も含めて限定数の200台を
たった四ヶ月で完売するって快挙を
成し遂げたと話題になりました
それが「ロックスター(Rock Star)」



ちょっとしたクルマ好きさんなら
“ 70年代のUSマッスルカー…？” と
見間違えちゃうくらいの独特な姿
一歩間違えたら
“ スティングレイのパチモンか…？ ‘
と怪訝そうに顔をしかめちゃいそう

↑こちらが「コルベットC２」本家
に対して↓が「ロックスター」

リトラクタブルライトこそ安全基準の
関係で極小レンズのLEDになりました
が２シーターのオープントップで
特徴的なフロントの張り出し感や
リア周りの絞り込み具合などは
ま〜んまスティングレイ臭が・・・
それどころか、古き良きアメリカ車
デッカいボディにビックブロックを
詰め込んだ憧れのマッスルカーの
要素があちこちに散見されてますよね


一見するとヴィンテージもののクルマ
かと思いきや、その中身はマツダの
ロードスターのNA型だったりして
つまり現役バリバリなスペック！
走りも快適性能も申し分ない現行車が
ノスタルジックなスタイルを纏えば
上位グレードで500万だなんて
元ネタのロードスターの倍近い価格…
これでは “ パチモン ” とは呼べないね

ロックスターはオヤジ世代のハートを
鷲掴み！
売り切れ御礼もうなずけちゃいますね


ところで皆さんは「光岡自動車」を
ご存知でしょうか？
詳細なところはググって頂くとして
富山県の自動車販売店として出発し
社主の熱意から始まったのが
社内の開発部ってセクション
大手自動車メーカーの「OEM車」と
違い、供給を受けた市販車を自社で
産み出したボディパーツに換装
光岡ブランドとしてリリースします
特に一番売れたのが「ビュート」

この中身が日産のマーチ君だとは
パッと見じゃわからないですよね
ポン付けのオリジナルパーツを
販売するカスタムメーカーではなく
ベース車両を一台ごとに職人さんが
仕上げていく手間ひまにかかる手法他にも

日産のセドリックなどをベースにした
「ガリュー」シリーズや

「ラセード」もはや保存状態の良い
クラッシックカー的な容姿ですが
ベースはあのシルビアだったり・・・

実は光岡自動車って

バーキンのセブンを徹底的にリサーチ
マツダのからロードスターの
パワートレインを入手
フレームからすべて自社開発した
「ゼロワン」を世に送り出し
光岡自動車は晴れて国内10番目の
自動車メーカーになったんです
まるで「下◯ロケット」のリアル版！

一度見たら忘れられないフォルム
維持やメンテに莫大な費用がかかる
クラッシックカーの姿でありながら
中身は現役の一般車なので安心で
快適なドライブが出来ちゃう光岡の
名車たち、まぁ中には

冗談か？！ってのも存在しますが…
こんな面白い自動車メーカーが
ガンバってるうちは日本もまだ
捨てたもんじゃあないですよね。