マスターシリンダー流用 No.1
1
現状、wish用マスターシリンダー(7/8インチ)を流用しているカローラ。
ですが、まだ踏んだ感じが納得できない。
実はアクセルとブレーキペダルの高さが違うのが我慢できなくて、
ギリギリまでブレーキペダルを下げていました。
あと、ブレーキペダルに足を載せた際に膝が痛くならない高さ…という理由もあります。
ペダルを下げれば踏んだ感じが悪く、効きにくくなるのは当然。
これ以上ペダルを高さを変えずに、効きを良くしたければ、
更にマスターシリンダーを大きくするしかありません。
2
そこで、どうにかならんか調べていた所…
とにかくカローラ純正のマスターバックに付けられる、これ以上大きなマスターシリンダーは無い。
そうしたら、マスターバックを換えるしかない。
しかし、その中で以下のような情報を掴みました。
基本的にマスターバック・シリンダー間に用いられるガスケットが、
品番:47275-12020であるならば、お互い流用可能。
要するに、どんなサイズのシリンダーだろうが、どの車種のバックだろうが、
ガスケット品番さえ同じなら取付が出来る。
…ということを。
ガスケットが同じなら、取付部形状・シリンダーをバックに止めるボルト間隔が異なることはあり得ない。
また、wishよりも大きなシリンダーサイズは1インチ以上であり、そのサイズは100系マーク2辺りが採用している。
さらに100系のガスケットは品番:47275-12020である。
まとめると、ガスケット品番が100系と同じ車のマスターバックをカローラに付ければ、1インチのマスターシリンダーを流用可能になる!
これで道は開けた!
3
ところで、マスターバックを流用する上で必須な条件は4本のボルト間隔が同一であること。
…だけらしい。
あと強いていえば、バックとペダルを繋ぐボルトが長すぎないこと。
一番ペダル高さを低くしても、現在、より高くなってしまう。
特にミニバン辺りはとんでもなく長い場合がある。
今までの調べた結果より、
・ガスケット品番が100系と同じ。
・マスターバックのボルト間隔がカローラと同じ。
・バックとペダルを繋ぐボルトが同じ位の長さ。
のマスターバックを探せば良い。ことが判明した!
4
運転席に潜り測ってみるとカローラ純正、マスターバックのボルト間隔は85mmで正方形な並びをしていた。
調べていくと、みんカラにAE111のマスターバックのボルト間隔が載っており、
これがカローラと同じボルト間隔でした。
ちなみに100系マーク2のボルト間隔はカローラと異なり、長方形な並びになってます。
車体サイズも同程度であることからAE111に狙いを絞り、オークションで探していると…
なんと1つだけありました!
マスターバックの玉数は少ないようですね~。
マーク2やチェイサーは多いんですが。
早速落札し、バックを確保しました。
5
今度はマスターシリンダーを探します。
現状、カローラはABS解除してます。
このABSには「EBD」も入っています。
EBDは各車輪に送るブレーキフルード量をコントロールし、適切なブレーキバランスに調整しています。
よって、ABS解除しているカローラは以上の機能が働かず、全輪に同じだけのフルードが送られている。
ということは、ケツロックしやすいんです!
シリンダーサイズを大きくした場合、特に影響が強くでるはず。
そこで、フルード量を減少させるPバルブ付のマスターシリンダーを使うことにします。
この条件に合うのが 100系のシリンダーです。
これは玉数が多く、入手も簡単。
画像がそのシリンダー。
筒が2つ付いている。
長い方がペダルの力を受けてフルードを送り出すシリンダー部。
短い方がフルード量を減らすPバルブ。
シリンダーには送り出されたフルードの出口が2つあり、
その内1つをPバルブでフルード量を減らしている。
そのフルード出口に後輪の配管を繋げばいい。
6
ただし、Pバルブ付のマスターシリンダーを流用する上で解決しなければならない問題がある。
現在のFF車の多くが採用する「クロス配管」だ。
もれなく、カローラもこの配管。
メモ書きを画像にしただけで見にくくて申し訳ない。
簡単にいえば、
マスターシリンダーの出口が
右前と左後が直結。
左前と右後が直結。
まるでクロスしているような配管をしている。
7
この配管のまま、Pバルブ付のマスターシリンダーに換えると、
例えば、右前と左後が効きが弱くなり、左前と右後の効きが強い。
という意味の解らん、クロスな効きになってしまう。
これを避けるには、マスターシリンダーと
右前・左前を直結。
右後・左後を直結。
配管を画像のように変更する必要がある。
8
この問題点を解決するには、配管引き直しするしかありません。
その為に必要な道具
ダブルフレアリングツール
ブレーキパイプ
パイプカッター
フレアナット
を調達。
さらに、オークションで100系チェイサーのマスターシリンダーを落札しました。
ところが、届いたシリンダーはピストンスプリングの錆が酷い…。
普通ならシリンダー本体はアルミだからピストンシールを換えれば、問題なく再利用できる。
だが、このPバルブ付のシリンダーは
Pバルブ部をバラせないため、ここまで錆が侵攻していたら、どうにもならない。
安心をとるために、再度落札。
今度はJZS155クラウンのマスターシリンダーを落札しました。
これが安く出品されていたのと、同じ1インチのマスターシリンダーなのでコッチにしました。
ちなみに落札後、マスターシリンダーにバックが付属していた為、ボルト間隔を測ってみると、
カローラと同じ85mm正方形でした。
この段階ではマスターバックがAE111より厚い為に良く効きそうだから、バックもクラウン用を使うことにしていました。
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