
北アルプスの涸沢(からさわ)カールが紅葉のピークになったという情報を聞き、それならばと9月28日(日)、手軽に行ける中央アルプスの「千畳敷(せんじょうじき)カール」に行ってきました^^ノ
(涸沢カールは日程的になかなか難しいため)
プランの作成は完了済み。前日の土曜日にワクワクしながら荷物を整理していると、なんと御嶽山が噴火…。
木曽の御嶽山が噴火ということは木曽の駒ヶ岳も少なからず影響あるのでは?火山灰が降ってくるのでは?と色々心配に。
ギリギリまでどうしようか迷っていましたが、ひとまず現地に行ってみる事に。
菅の台バスセンターへのマイカーアクセスは非常に便利です。
駒ヶ根ICから降りてほんの数分で到着です。なんて便利なんだ!
現地に到着するとバス待ちの物凄い行列を目の当たりにします。
予想以上だ!急がなきゃ…と、自然と心配事は吹っ飛んでいました。
バスの始発はホームページ上では5時15分になっていましたが5時前から続々と臨時便が到着。
そのおかげで予定より早くバスに乗れました。
ロープウェイも大増便。通常30分間隔のところを9分間隔です。
本当に助かりました。
「カールを持ってカールに行こう!」だと!?ハハハ、こやつめ…。
木曽駒ヶ岳のロープウェイは日本最高所に設置されているロープウェイのようです。
速度もかなりあり、一気に千畳敷カールへ。
ちなみにこのロープウェイのゴンドラは今年の6月にリニューアルしたばかりの新型です!
車内でアナウンスされる、南アルプスの山々の見分け方をiPhoneのボイスレコーダーでφ(..)メモメモ。
ロープウェイを降りると南アルプスの山々がいきなりの歓迎です。
お手軽にこんな素晴らしい景色が見れてしまうなんて、なんだかズルしている気がしてしまいます^^;
しかしロープウェイ無しでは片道標準タイム6時間と、なかなか難しいコースタイムに。
今日は山歩きを楽しむというより、紅葉と景色を楽しむと割り切ります。^^
千畳敷カールの紅葉は本当に素晴らしいです!
アルプスの紅葉って、こんなに素晴らしいんですね。
何が素晴らしいかと言いますと、白っぽい岩稜とカラフルな紅葉のコントラストが素晴らしいんです。この雰囲気はアルプスならではと感じました。
登山をせず、カールだけを周回される方もいらっしゃるようですが、それだけでもかなり価値があると思います。
登山が苦手だけど紅葉は楽しみたい!という人に薦めるのに丁度いいかもしれませんね。
しばらく朝焼けの紅葉を楽しみます。
▽千畳敷カール、360度パノラマ
クリックでパノラマ写真が楽しめます。(PC/iPhone/iPad対応)
操作方法:マウスドラッグ=移動、ホイール回転=拡大縮小
登山をする人は、ここから八丁坂という急坂を登っていきます。
かなりの勾配のある急坂で大変ですが、周りの紅葉の景色と南アルプススーパースターズの景色のおかげで頑張れます。
甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)、仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)、北岳(きただけ)、間ノ岳(あいのたけ)、塩見岳(しおみだけ)、悪沢岳(わるさわだけ)、赤石岳(あかいしだけ)、聖岳(ひじりだけ)、光岳(てかりだけ)。
鳳凰山以外の全ての百名山が一望。なんという神々しさ。(厳密に言うと、鳳凰山の地蔵岳は少し見えているようです)
※山座同定は後ほど。
それに加えて富士山も。
途中「オットセイ岩」が。オットセイがオッオッオッと言ってるように見えなくもないです…(笑)
それよりもオットセイ岩の右隣の岩が手のひらに見えて仕方ありません。
あと少し!
登り切って乗越浄土というところに出ました!
ようやく一息つけます。
それにしても物凄い快晴です。
快晴すぎてなんだか嘘くさい写真に^^;
ここからは八ヶ岳、蓼科山が見えるようになりました。
▽乗越浄土(のっこしじょうど)、360度パノラマ
駒ケ岳山頂との中間点にある中岳。
これを登り切ると…
昨日(27日)噴火した御嶽山が姿を見せます。
噴煙が大分収まっているようにも見えます。(朝は比較的平穏だったようです)
見下ろすとテント場。カラフルですね!
テント場まで降りてきました。
八ヶ岳を真正面に一望できる、凄い絶景です。こんなところでテント泊してみたいなぁ…。
では山頂へ。
後を振り返ると空木岳(うつぎだけ・左側)や恵那山(えなさん・右奥)もうかがえます。
※詳しい山座同定は後ほど登場するパノラマ写真で説明いたします。
駒ヶ岳山頂まで行くと北アルプスもクッキリ。
乗鞍、槍、穂高はすぐにわかりました。
家に帰って詳しく調べると笠ヶ岳、薬師岳、立山、剱岳、常念岳もクッキリ見えていました。これは凄い!
鹿島槍ヶ岳の双耳峰もうっすら確認できます。
○北アルプス山座同定
しばらく山頂に留まって撮影大会です。
…といっても同じような写真ばかり沢山とってしまいました^^ゞ
槍・穂高、剱・立山をズーム
笠ヶ岳、黒部五郎岳。
そして御嶽山。
ぐるっとまわって…。
突然御嶽山の噴煙が強くなりました。心配です…。
山頂から撮影した御嶽山の動画です。
乗鞍岳全容。
2956m。
○木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)
2956m / 中央アルプス最高峰 / 日本百名山 / 花の百名山(ヒメウスユキソウ) / 一等三角点百名山 / 甲信越百名山 / 信州百名山
▽木曽駒ヶ岳山頂、360度パノラマ。山座同定。
山の名前を入れてみました。百名山がこれでもかというほど見渡せます。感動!!
さて、景色を楽しみつつ、ゆっくり帰ることにします。
ウラシマツツジの赤がとても綺麗。
チングルマは終了。また来年咲かせてくださいね^^
イワヒバリ。5羽くらいでキャッキャウフフしていました。^^
木曽駒にはオコジョもいるようなので今度は逃さないぞと、注意深く歩いていましたが今回は見つかりませんでした^^ゞ
前々回の苗場山、前回の西吾妻山に続いて3連続とはいかず、残念です…。
八ヶ岳を真正面に見ながらの稜線歩きを少し楽しみます。
山小屋で山バッジを買おうとしたんですが、なんと木曽駒のバッジは売り切れとのこと!!
えー!そんなぁ!とショックに打ちひしがれます・・・。
雲取山も買いそびれているのですが、いつでも買えるからとショックはありませんが木曽駒で買えないのは厳しいです><;
帰りは中岳を巻く、破線ルートを歩いてみることに。
鎖もロープも一本も無く、ビビリました^^;
渡りきったところで振り返る。
宝剣岳への破線ルートは遠慮しておきました^^;;;
結構人いるなぁ、行けるかも?
うわー楽しそうだなぁ!
等と思っていましたが、ヘルメットかぶってる人が降りてくるのを見て、我に帰り、すぐに諦めました(爆)
そんなこんなでまたカールまで降りてくると、だいぶ日が昇った関係で紅葉の見え方も変化していました。
早朝はやや赤みがかっていましたが、下山時には本来の色と言ったらいいんでしょうか、色が凄い鮮やかに感じました。
あまりの綺麗さにうるっときちゃいました^^ゞ
それに、甲斐駒ケ岳なども早朝は逆光でシルエットしかわからなかったのですが、日が昇ると立体的に見えるようになっていました。
甲斐駒ケ岳。
仙丈ヶ岳。
北岳、間ノ岳、農鳥岳。
塩見岳。
行きと帰りで2度楽しめるなんて、いいですね。^^ノ
紅葉も本当に素晴らしい。
さぁ、帰るぞと、ロープウェイの施設に入りおみやげを物色していると、なんとここで木曽駒の山バッジが大量に!(笑)
おまけに種類も豊富で、宝剣岳や千畳敷カールのバッジまでありました。
諦めていただけに、歓喜です!
私は迷わずオコジョの絵が入ったタイプを購入です。
ここにきてオコジョ、ついにゲットしました!(笑)
あらかわいい^^
それと千畳敷カールのバッジも。
今回の山行はこれで終了。
5.8km 4時間57分。
いつにも増して非常にお手軽な山行となりましたが、内容はとても濃いものとなりました。
ただいま~。
下山後はロープウェイチケットが割引券となるこぶしの湯へ。
駒ヶ根はソースかつ丼が有名のようですが、迷ったあげく、
諏訪湖で信州味噌ラーメン(大盛り)にしました^^
写真、頑張りましたが目で見た景色に遠く及びません。
機会があれば、ぜひ生で一度ご覧になってください。
千畳敷カール周回でしたら軽装でいけますよ。
ここは本当にオススメです!
それでは、また^^ノ