イタリアン始めました

　ほんの出来心と、ご縁があって終の車がまた変わってしまった。

　終の車は軽のイースで決まりと、2年半乗ってきたけれど良くできた優等生のようなイースが何とも面白くなく・・・・・・。

　自動ブレーキも前車追従クルコンも中央車線越え警告もアイドリングストップすらしないけれど、滑らかなCVT変速機なんて「なんぼのもんじゃい」！

　「可愛いは正義！！」昨今の軽自動車より乗り心地は落ちても、後席なんぞ、イースに比べりゃ人間は乗れないにしても、容赦なくタイヤノイズやエンジンノイズが室内に侵入しようとも・・・・。「可愛いは正義！」なのだ。

　CVTの車に乗ったのはベルタが最初。それまではマニュアル一筋だった。寄る年波に耐えかねて、CVT車にしたのだけれど、あのエンジン回転数と車速が伴わない気持ち悪さに耐えかねていた。もっともCVTの制御も最近ではこなれてきたというか慣れてしまったと言うか、あまり気にはならない。

　我が家に帰るには短い距離だけれどかなりの急坂がある。15年前のベルタCVTはこの坂をクリアするにはかなり苦労していたけれど、軽イースCVTは苦も無くクリアしていた。

　技術の進化なのだろう。で、チンクエチェントはデュアロジックと呼ばれる変速機が使われている。自動クラッチでクラッチを踏まなくともシフト操作が出来る、半自動変速とも呼ばれている。

　これが我が家の坂には合わないのだ。車を受け取って初日、オートモードで件の坂に差し掛かる。手前で減速するのでオートモードでは１速まで落ちている。ここはこれで良いのだけれど、ギア比が低すぎるためか坂ノ途中で2速にシフトアップしてしまう。1速と2速のギア比が開きすぎているので、見事失速！！ギクシャクと・・・・・。

　解決法は有る。マニュアルモードで1速固定で登り切ってしまう。

　実に楽しい手のかかる車だ。ともかく見かけ「可愛いは正義」これにつきそうだ。

　今ではカタログから落ちた1400ccのモデル。アバルトのベースエンジンだから結構早い。
　免許を返納するまで大した年月は無いだろうけれど、悩まされながら楽しめそうだ。