
たまにはまじめなお話。
キチガイだって
たまには真面目に考えることも
あるんです。笑
車のオーナーになると、いろいろ税金がかかります。
・揮発油税
・地方道路税
・自動車重量税
・自動車取得税
・自動車税
などなど。
このうち、揮発油税と地方道路税は合わせて『ガソリン税』とも呼ばれます。
国の収入になるのは、揮発油税・自動車重量税。
地方の収入になるのは、地方道路税、自動車取得税、自動車税。
車を買うときにかかるのは、自動車取得税。
車検ごとにかかるのは、自動車重量税。(買うときにも、もちろんかかりますが)
ガソリンを給油する毎にかかるのは、ガソリン税。
で、毎年1回の自動車税、と、こういう仕組みです。
ホント、カネカカルネ・・・
この中に、「
道路特定財源」というものがあります。
詳しくはリンク先のwikiを見ていただくとして、
道路特定財源になっている税金は
・揮発油税
・地方道路税
・自動車重量税
・自動車取得税
の4つです。
「道路特定財源」というだけに、使途は「道路交通のため」に限られています。
要は、道路を作ったり、踏切を立体化したり・・・と
道路関係のインフラ整備、つまるところ「公共投資」用財源です。
しかも、「暫定税率」といって、30年前から
それぞれの税率は法律の2倍になっています。
急激に増える自動車交通に対応するための臨時処置でしたが、
30年経った今も2倍のままです。
で、これが昨今、「あまっている」とされています。
つまり、当該年度の収入分を消費しきれず、繰り越しているわけです。
でで、
「余ってるなら、もったいないから他のことに使おうよ」
という話が出てきて、
「道路特定財源の一般財源化」
というお題目で、国会で成立が図られています。
安倍内閣が強力に推進しています。
内容としては・・・
「1.道路特定財源の使途の制限を撤廃し、一般財源として予算化する」
「2.道路特定財源の暫定税率は、そのまま恒久的にその税率を続ける」
という2本立てです。
1.については「あまってるからもったいない」
2.については「国庫は財政危機だから、暫定税率を下げることはできない」
という根拠に基づいています。
しか~し!
道路特定財源があまってる?
なら、なぜ外環は完成しないんですか?
なぜ圏央道の用地買収が進まないんですか?
他にもナゼナゼ?ばかり。
で、実はですね・・・
「道路特定財源なんてあまってない」
んですよ。
ではなぜ「余ったように見える、剰余金が出てる」のか。
それは
「公共投資のシーリング」
のせいです。
公共投資は、構造改革および財政改革の一環として、
毎年3%くらいずつ減少させていくことが決まっています。
つまり、「1年間に公共投資にかけられる総額は決まっている」んです。
もちろん「道路特定財源の使途」もこのシーリング、要は総量規制の枠内です。
で、その結果・・・
「収入はあっても、使える金額が限られてしまっている」
という事態になります。
だから、いつまでたっても「出来ない道路は出来ない」んです。
で、お金が余っているように見える、と。
だから、もったいないから他の目的にも使いましょうよ、と。
ふざけるな。怒
詳しくは
コチラもごらんあれ。
なんで特定財源を一般財源と一緒くたにして
総量規制の枠内に収めるのか。
絶対におかしいでしょ。
こういうことに反対するとですねぇ、
族議員だの旧竹下派だの、各圧力団体だのと一緒くたに扱われ
「抵抗勢力」なんていわれちゃうわけですわ。笑
もちろん、下心ミエミエの奴らもいます。苦笑
でも、道路特定財源の一般財源化については、
「明らかにおかしい」ですわ。
1.「余ってるから・・・」
⇒そもそも余ってない!
2.「国庫は厳しいからこのまま暫定税率で・・・」
⇒余ってしまうなら税率さげんかい!
ほんと・・・
アベ、ざけんな!
以上、
お後がよろしくないようで・・・苦笑
Posted at 2006/12/04 14:06:31 | |
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