たるルートくん。

ず～とDoCoMoを使ってきたが長期利用ユーザーへの還元がないのだ。
そこでMVNO系のFree SIMへと乗換えたのだが、ひとつだけ問題がある。
デザリング（Wi-Fi親機のような機能）が独自仕様で使えなかったのだ。

どんな風に使えないかと言うと、デザリングは選べるのだが、
3G/LTEの電波アイコンが消えてモバイル通信ができなくなってしまう。
デザリング機能にした時に強制的に接続先を書き換えているみたいな話らしい。

これだと車でWi-Fiタブレットが使えなくなってしまう。
そこで、デザリング問題対策のメモを忘れないように掲載。
ついでに熱問題対策にAINEXのαＧＥＬと言うのをバッテリーに貼ってみた。

ちなみに悪評高いF-10Dだが、root化しやすくって面白い玩具だ。
しかもキャリア系アプリを削除したら快適この上ないのが笑えてしまう。
やっぱりdocomoでなくて正解なんだな。

【備忘録】

前知識としてdocomo端末は同系MVNOであればＳＩＭロック解除は不要。
最低限MS-DOS位は触ったことがない人だと実行は厳しい。
ＰＣはWindows 10のプリインストールモデル、スマホのF-10Dは4.2.2 V12R44Aにアップグレードしてある状態からのroot化だ。

ＰＣ側に必要なのはJava SEが事前にインストールされていること。
Android SDK（platform-tools-latest-windows.zip）、富士通ADB USBドライバ（usb_ADBdriver_Fujitsu_2.13.zip）、有志root化BAT（f-10D_root_tool.7z）をダウンロードして任意のフォルダ（C:\ADBなど）に解凍しておく。
スマホ側に必要なのは、開発者向けオプション（端末情報のビルド番号を７回タップ）のＵＳＢデバックとセキュリティの提供元プレイリを認可させること。

普通に認識すれば（相性問題があり、自作系よりプリインストールモデルが良い）、ＰＣのデバイスマネージャーにF10Dと項目が出てくるので、ADB USBドライバに変更すれば良い。
任意のpathを通して(システム環境変数のPath項目の編集でC:\ADBなどを追加)からコマンドプロンプトを起動。
root化BAT（runme.bat）を入力するだけで一発でroot化してくれる。

成功するとスマホにSuperSUと言うアプリがインストールされるので起動して設定＞スーパーユーザーを有効化にしておく。
念のためRoot CheckerをPlayストアから入手して確認（タイトル写真）。
これでキャリアアプリを削除し放題になり、快適なスマホにすることが可能だ。

最後に仕上げとしてデザリング問題の解決を。
ＰＣでXposedと対策パッチ(F-02E_mvnosimpatcher.apk)をダウンロード。
スマホ内のＳＤカードの一番上にコピーしてスマホ側のファイラーアプリからインストール。

Xposedアプリのフレームワーク＞インストール/更新をタップ。
アプリ内から再起動をして、同アプリのモジュールからF-02E_MVNOPAT.CHを選択して再起動。
これで、デザリングにしても電波が一瞬消えるが数秒で回復して使えるようになる。



※もしエラーっぽい問題があるようなら、SuperSUの設定でルート権限の放棄が選択できるので、root化BATあたりからやり直してみれば解決するはず。
※最悪の事態（文鎮化）になったらファクトリーリセットと言うのがある。
　戻るボタン＋メニューボタン＋電源ボタンを押したまま電源を入れてＬＥＤが点滅すれば助かるかもしれない。