ATF・ストレーナー交換 ⑦
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
2回目のストレーナー交換をします。
前回は2年前に実施し、約1万㎞走行しての交換です。
交換頻度が早いように思いますが この2年間でどれだけストレーナーが汚れたのか又、磁石に付着した鉄粉量が見たくて見たくて仕方ないという性癖の持ち主なので。
2
メキシコ製のストレーナーですが、吐出側の穴から覗き込んでみたらフイルターのカスらしき物が付着していたのでエアーダスターで飛ばし掃除機で吸い取っておきました。
前回のストレーナーにもカスらしき物があり同じ事をしました。
昔からこんなんだったんでしょうかねー?
3
ドレンプラグを外し容器に排出しオイルパンボルトを外しますが、ボルトかじりやネジロック剤の残りカスで緩みにくい所があったので、タップを切りボルト数本交換します。
4
パンを外し磁石に付いた鉄粉です。
他の二つの磁石も同じくらい付いており予想より多く感じました。
5
新旧比べていますが2年間でこの黒さです。その間にATF6回も交換しているのに。
20年間ノーメンテの怠慢をみせつけられました。
6
熱で減磁しているであろう磁石2個を新品に替えました。
ストレーナーにOリングをはめ、パンを取付けてフルードを4.8L入れて作業終了です。
7
ストレーナーをグラインダーで切り開いてみます。
8
前回と比べて別物!きれいでフルードの赤さが際立っています。
異物やゴミの捕獲もなく、フイルター部にも磁石でくっ付く鉄粉もなし。
交換しなくても良かったかも。
ストレーナー2回、ATF交換8回を2年4ヶ月の間で行ってきて新油率が99.53%まで上がり ストレーナーもきれいな状態だったので これで長く続いたフラッシング作業は終了です。
今後は定期交換に切替えてメンテナンス作業を行っていきます。
9
ネットで面白い数字を見つけました。
動粘度(40℃) 34.0 mm2/s
動粘度(100℃) 7.25 mm2/s
粘度指数 185(計算値)
引火点 185℃
流動点 -48℃
密度 0.852
これはACMイプサム指定のATF T-IVの性状です。
この性状の動粘度を見てもよく分かりませんが、設計されたミッションに合うフルードが開発されたんだと思います。
トヨタのATFは5種類あり、どれをとっても性状が全く違っていたので、ATFはその車に指定されたものを使うのが一番だと感じました。
一連のATF・ストレーナー交換を終えて感じた事は
• 精神衛生上良くなった
• いつもよりも少ないアクセルで速度に乗る事ができた
• 3速から2速へのシフトダウンでショックがなくなり滑るように減速する
• 燃費が良くなったような
一か八かでやったATF交換‼ 壊れなくてよかった。
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