ウィンカーのLED化+リレー(シャント抵抗)の改造
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
オークションで3チップSMD27連を4個購入しました。
バルブの寸法は、φ20×全長50mmで、何とかレンズ内のスリーブ(これが曲者でしたけどね)に入りました。
出力を実測したところ、0.23Aで3.2Wでした。
LEDは消費電力が少ないため、リレーを調整しないとハイフラになります。
2
リレーは運転席下、右側のヒューズボックスの上の奥にあります。
ハザードを点けて、音を頼りに探ると分ります。
画像は撮っておりませんので、他の皆さんのページを参考にして下さい。
リレーを外すには、運転席に後頭部から突っ込んで仰向けになり、イナバウワー状態で左手一本で頑張る必要があります。
途中でめげそうになりましたが、こじっていたら何とか外せました。
なかなか(背)骨の折れる作業でした。
3
デンソー製の8ピンタイプのリレー、型番は81980-50030です。
LED仕様のリレーが1000円前後で売られていますが、小生は安く済ませるために、内部のシャント抵抗を調整しました。
そのために、あらかじめリレーを解体屋さんで500円で購入しました。
4
改造後のリレーの内部です。
リレーには球切れを検出するために、シャント抵抗なるものが組み込まれています。この抵抗によって、前後2個の白熱球が正しく繋がっていることを電圧の降下量で検出しています。
回路内に白熱球が2個あると60mV電圧が下がり「正常」と判断しますが、1個だと30mVしか電圧が下がらないので、「異常」とみなしハイフラになります。
5
この降下電圧を検出するために、シャント抵抗には0.015Ωという超低抵抗の抵抗器が使用されています。上の写真では、基板の左端部分にあるコの字形の針金状のものがそのシャント抵抗です。
21W(約2アンペア)の白熱球で30mVの差を検出する抵抗を0.23AのLEDバルブで働かせるために、計算すると抵抗値は0.14Ωになります。しかし、これ程低い抵抗値の抵抗器は一般的には売られておりませんので、1Ωの抵抗を7本並列に繋ぎます。抵抗は100本100円で売られている1/4Wの炭素皮膜抵抗で十分ですので、コストはたったの7円で済みます。
写真はシャント抵抗を切断して、抵抗を4本と5本、計9本を並列に繋いだ状態を示しています。
えぇ?7本でいいと言っておいて何で9本かって?
それは、写真6で説明いたします。 最初にCREE16W級用に抵抗9本(0.11Ω)を作ってしまって、そのままSMD27連を試したらうまく点滅してくれたので、そのまま9本にしたって訳です。
6
【失敗談】
自分の場合、3チップSMD27連バルブに行きつく前にCREE製16W級のバルブ(電流実測値0.27アンペア)を購入しましたが、全長60mmがレンズ内部のスリーブに干渉して嵌らなかったため、止む無くグレードダウンしました。残念!
白熱球は全長40mmで3チップSMDは50mmでした。皆さんもウィンカーをLEDにする場合は、長さに要注意ですよ。
7
【さいごに】
完成画像は省略しますが、LED特有のシャープな点滅が実現し、大満足です。明るさ的には、白熱球と遜色ないレベルと思います。
リレーの改造に当り、どなたかのページを大々的に参考にさせていただいたのですが、どなた様のだったか定かではありません。この場を借りて御礼申し上げたく思いますので、自分では?と思われる方はご連絡いただきますと幸いです。
この方法ですと、格安な上に本来のリレーの機能がそのまま使えますので、アンサーバック等への干渉もないと思いますし、LED球が球切れを起こした時はちゃんとハイフラになります。(但し白熱球には使えなくなります←ここ要注意ですよ!)
LEDの実電流値に合わせて抵抗値を計算するのがちと面倒ですが、安全、確実にLED化できる方法だと思います。
※ 改造は自己責任でお願いします。
※ 抵抗値の計算等で相談されたい場合はメールしていただければ、できるだけ対応します。
(ご要求があれば貴車専用のLEDリレーを実費で提供することも可能です(笑))
8
13/6/15追記
シャント抵抗に関する情報はセルシオでエントリーされている「きのかつ」様のページを参考にさせていただきました。
ご本人には承諾いただいておりませんが、この場を借りてお礼申し上げます。
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