本田技研工業・熊本製作所 工場見学

　先日、某バイク雑誌の企画の、本田技研工業・熊本製作所 工場見学ツアーに参加してきましたので、記録を残しておこうと思います。
1時間ちょっとの時間でしたが、ホンダのバイク乗りとしては、一生忘れられないひと時でした。

工場内は写真・動画撮影・録音が禁止でしたので、エントランスとウェルカムホールの写真を撮ってきました。





初めに、ホールで工場紹介ビデオを見せられます。
冒頭、本田　宗一郎氏の肉声で、奥さんが米を買いに行くのに大変だから、軍の払い下げのエンジンを自転車に取り付けてあげたら、これが具合が良かったんですね。という部分で、バイク開発の原点に感慨深く感じ、工場の紹介・バイク製造の流れの説明となります。

次は、一人一人ホンダの帽子をかぶり、インカムを装着し、工場ラインへ移動します。現場で生解説してくれるので、とてもわかりやすかったです。

今回は、フレームにエンジンを組みつけ→最終検査の流れを見る事ができました。様々な車種が組み立てられておりましたが、メインはCB1100、ラッキーなのは、VFR白バイの製造が見られたことです。特殊車両は、通常レーンではなく、セルフレーンで丁寧に組み立てられていました。
CB1100のファンクラスレーン（だったかな？）では、一日二交代で270台も製造している事に驚きました。

ホールに戻ったら、最後は記念撮影して終了です。
RC212VとRC213V-Sを見て、鼻血ブーです。



いつかは乗りたい水平対向ゴールドウイングも、熊本工場生産車です。


最後に、工場エントランスホールの本田　宗一郎氏のメッセージを。

　　安全なくして生産なし　本田 宗一郎

　従業員一人ひとりが心身ともに健康で、
安全に力一杯働くことが出来る、という事が
人としていかに大切で尊いことであるか、

　製品、品質は人が創り出していくものであり、
安全で活き活きとした職場の中から、
初めてお客様に喜んでもらえる良い製品が生まれる

　そして、与えられる安全から、自ら守る安全、
更には自ら創る安全へ、全員で努力する

自分もモノづくりの仕事をしておりますので、今回の体験は今後の人生の
糧になりました。