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ashibeの"黒ちゃん" [スバル レガシィツーリングワゴン]

整備手帳

作業日:2021年5月16日

オルタネーター交換(リビルト品)&プーリー移植

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
オルタネーターをリビルト品に交換しました。
発電性能に問題が発生した訳ではないですが、13万キロ走っていますので、壊れる前に予防保全で整備しました。

写真の左右並んでいるうちの左側がリビルト品、右側が取り外した13万キロ頑張ったオルタネーターです。
右下の写真の赤丸は、下の5番目に書いてあるボルト穴の治具の部分です。

純正品番は23700AA650です。
リビルト品はYahooショッピングの部品堂さんに注文し、商品は京都府の石友商会さんから発送されました。
送料無料で税込35,130円でした。
リビルト品のお約束で、取り外したオルタネーターを返送する必要があります。

なお、今回取り外したオルタネーターは、2年前にプーリーだけ交換しています。
プーリーが錆びてベルトに当たる面が荒れてしまい、ベルトが削れてベルトのカスが飛び散って大変な事になったためです。
その時にディーラーで相談したところ、純正のプーリー単体では部品が出ないため、オルタネーター全体の交換を勧められました。
しかし、財布とも相談した結果、プーリーのみをディーラーに持ち込んで交換してもらう事にしました。
ネオプロトのジュラルミン製軽量プーリーで、Yahooショッピングで6,600円でした。

今回のオルタネーターの交換では、このネオプロトのプーリーをリビルトオルタネーターに移植も合わせてしました。
後述しますが、このプーリーの付け替えが一番大変でした。

さて、相変わらず前置きが長いですが、早速作業内容に入ります。
2
バッテリーのマイナス端子を外し、メモリーバックアップ用の電池パックを繋ぎました。
赤丸印のエンジンカバーのクリップを4箇所外します。

オルタネーターは緑色の丸印の辺りに鎮座しています。
チラリと見える青いプーリーが、ネオプロトのプーリーです。
3
エンジンカバーを外して、オルタネーターとご対面です。
オルタネーターに接続されている端子を2箇所(赤丸と緑丸)を外して、互いに接触しないように気を付けて置いておきます。

赤丸(B端子)はプラスチックカバーを外すと、グリスがたっぷりついたナットで固定されています。
ベタベタなのでちょっと躊躇しますが、12mmのレンチで外しました。

緑丸はコネクタになっているので、素手で簡単に外せました。
4
オルタネーターを固定しているのは、赤丸のボルト2箇所です。

緑丸のボルトは、オルタネーターを上下に移動させてベルトの張力を調整するための物です。
このボルトを動かす前に、オルタネーター取り付け時にベルトの張力を同じ状態に戻せるよう、締め付け位置をマーキングしておきました。
(指差し絵文字の所にピンクのマーカーを塗って、ボルトがどこまで差し込まれているか、目印を付けました。)

オレンジ色のボルトは、エンジンカバー受台を固定しているボルトです。10mmのレンチで外せます。
エンジンカバー受台を固定しているもう片方は、右側の赤丸のボルトで、共締めされています。
5
エンジンカバー受台を外し、赤丸のオルタネーター固定ボルトを12mmのレンチで緩めます。

その後、緑丸のベルトの張力調整ボルトを12mmのレンチで反時計回りに回し、オルタネーターを上から押すと下がっていき、ベルトが緩くなっていきます。
ボルト長ギリギリ位までオルタネーターを下げると、ベルトが外せる位まで緩みます。

ベルトを外した後、赤丸のボルトを両方抜いて、オルタネーターを外します。
なお、オルタネーターを前から見て右側後方には、回り止めの付いたナットがあるので、ボルトを抜いた際に落とさないように気を付けます。

固定ボルトを抜いてもオルタネーターは簡単に外せません。
よくよく見ると、オルタネーター前から見て右側後方のボルト穴には、オルタネーター受け枠との隙間調整用の治具が埋め込んでありました。
力技でオルタネーター左側を上下に動かしながら外しました。
6
取り外したオルタネーターから、プーリー を外します。
通常であればこの作業は不要ですが、ネオプロトのプーリーを捨ててしまうのがもったいなくて、リビルトオルタネーターに移植しました。

事前のみんカラでの情報収集で、プーリーは24mmのナットで固定されていますが、ボルト部分がオルタネーターの回転軸なので、レンチで回しても共回りしてしまって外れず、インパクトを使えば外れた、と言う実績を見て、電動インパクト用の24mmソケットを購入しました。
主な用途はガードレールの取り付け、と書いてあります。
今後使うことは無いであろう電動インパクト用24mmソケット、バローホームセンターで1,298円でした。

取り外した方のオルタネーターのナットは、14.4Vのインパクトで数秒打撃すれば外れました。
しかし、リビルトオルタネーターのナットは、相当強く締まっており、十数秒の打撃を5回くらい繰り返しても外れず、断念。
18Vのインパクトなら外れたのかな・・・工具の初期投資は、多少オーバースペックでもケチってはいけないな、と感傷に浸っていましたが、新たなインパクトを買う時間的余裕も無く、対策を検討。

やはり、プロに頼るしか無いと思い、足回りの整備でお世話になった、カーピットアイドルさんに持ち込んで、リビルトオルタネーターからプーリーを外してもらいました。
やはり、エアー工具の威力は凄いです!一瞬で外れました。
ナットに外れ止めを塗布してもらい、リビルトオルタネーターにネオプロトのプーリー を取り付けてもらいました。
今日もピットでは足回りの交換作業をされており、忙しい中でしたが、対応して頂き、大変助かりました。
7
無事にプーリー を移植したリビルトオルタネーターを取り付けます。

先に右側の2箇所のボルト穴を合わせます。隙間調整の治具が固く、なかなか入りませんが、根気よく上下に動かしながら合わせました。
本当は、何かいい工具があるのだと思いますが、DIYでは力技です。

右側のボルトが通ったら、左側のボルトを通し、プーリー にベルトを掛けて、ベルトの張力調整ボルトを回して、所定の位置にオルタネーターを持ち上げて固定します。
右側のボルトを締める際に、エンジンカバー受け枠を共締めする事をお忘れなく!
8
コネクタ2箇所をオルタネーターに接続し、バッテリーも元に戻し、エンジンスタート!
ベルトの滑りもなく、電圧も14.4Vを示しており、問題ありませんでした。

ベルトの張り具合の調整は、月末の12ヶ月点検でディーラーに見てもらう予定です。

オルタネーターの交換は、プーリーの入れ替えさえ無ければ、1時間程度で終わる作業だと思います。
ただ、DIYなので、自己責任です。

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