
タイヤの摩耗具合のことを
「フロント5部山、リア7部山」
なんて言ったりします。
先日のブログにてタイヤの摩耗具合をアップ、そろそろフロントタイヤの交換を考えないと…
って書いたところ、みん友さんのお一人から
「現状のタイヤが何部山の状態であるか、どうやって判断するのか、
どういう基準で交換を考えないと… って認識するのか」
というご質問を頂きました。
毎々僭越ではありますが、タイヤの摩耗度の見分け方について書いてみようと思います。
尚、以下の内容は所謂 「 私のやり方 」 ですので、その点ご容赦ください (^_^;
タイヤの多くには、その摩耗度合を判別するためのインジケーターパターンがあります。
自分が履いているDUNLOP DIREZZA ZⅡの場合、センターブロックにそれがあるわけですが、
とても分かりやすいものになっていますので、DIREZZA ZⅡを例に説明してみます。
ちなみに、DIREZZA ZⅡのインジケーターは ↓ の赤丸部になります。
マイナスドライバーで傷をつけたような3つの「 ― 」マークです。
実は、この3つのインジケーターは深さがそれぞれ異なっています。
1番浅いもので深さが約1.5mm、
2番目に浅いものが深さ約3.0mm、
最も深い3番目のものが約4.5mmの深さになっています。
この深さの違いから、タイヤの摩耗度合を判別できるわけです。
ちなみに、DIREZZA ZⅡの新品時の溝深さは約7mmで、
スリップサインが出る時の溝深さが約1.6mmになります。
自分は新品時の溝深さを10部山、スリップが出た時を0部山と言っているのですが、
上記の3つのインジケーター、新品時、そしてスリップサインの出る各々の溝深さから次のように判別できます。
10部山 : 溝深さ約 7.0 mm (摩耗量 約 0.0 mm) インジケーター1~3番目が明確に存在
8部山 : 溝深さ約 5.9 mm (摩耗量 約 1.1 mm) インジケーター1番目がほぼ消失
6部山 : 溝深さ約 4.8 mm (摩耗量 約 2.2 mm) インジケーター2番目と3番目のみ存在
4部山 : 溝深さ約 3.8 mm (摩耗量 約 3.2 mm) インジケーター3番目のみ
2部山 : 溝深さ約 2.7 mm (摩耗量 約 4.3 mm) インジケーター3番目がほぼ消失
0部山 : 溝深さ約 1.6 mm (摩耗量 約 5.4 mm) 全インジケーターが消失、スリップサインとツラ
スリップサインの出た状態を0部山と表現しない方もおられますし
インジケーターの彫られたセンターブロックのみでの摩耗度合しか分からないわけですが
上記のような感じで自分のタイヤの摩耗度合を知ることができます。
ちなみに、昨日のブログの画像を見直してみますと…
左フロントタイヤのインジエケーターが赤丸部です。
2番目のインジケーターがほぼ消失した状態ですので、
3mm弱の摩耗状態、つまり5部山前後であることが分かります。
緑丸部は左リアタイヤのインジケーターですが、1番目のものが消えかかっています。
つまり、まだ1mmくらいの摩耗度合で8部山くらいはある状態と分かります。
次に右フロント & リヤのタイヤですが…
赤丸部が右フロントタイヤのインジケーターですが、2番目のものがほぼ消失しています。
約3mmの摩耗量ということになりますから、4部山程度の状態であると言えます。
緑丸部は右リアタイヤのインジケーターですが、左リアタイヤと似たような感じですので
1mm程度の摩耗量ということで、やはり8部山程度であると分かります。
尚、実際にはセンターのスリップサインが出る頃にはサイドブロックはそれ以上に摩耗してきます。
ですので、自分の場合はセンターブロックが3部山前後の状態をタイヤ交換の目安にしています。
昨日にフロントとリヤを入れかえましたが、阿讃・タカタを計2~3回走ったらボチボチ交換時期かな… と。
以上、若干くどい内容になってしまいましたが、自分流のタイヤの残り山の見分け方でした (^-^)
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WRX STI | クルマ
Posted at
2013/12/10 00:26:03