第4回 関東乗り鉄会ダイジェスト
投稿日 : 2010年02月18日
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2月13日~14日にかけて、よっぱーさん、Takaさんと自分の3人にて「第4回 関東乗り鉄会オフ」が決行されました。
自分の独断と偏見により(!?)、今回は今年の3月改正にて廃止となる急行「能登」と、引退となる「キハ52型気動車」に乗車すべく長丁場なルートとなりました。
最初の列車は今回のメインの一つでもある急行「能登」。
関東エリアを走る「最後のJR急行列車」として今や貴重な存在。
車両もこれまた貴重となってしまったボンネット型特急型489系です。
ホームの上野寄りにはその姿をカメラに収めようと黒山の人だかりが・・・
それにしてももう少し駅員さんの言う事を聞いて、マナーを守ってやってもらいたいものです(^^;)
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何故か急行「能登」の先を行く寝台特急「北陸」に遅れが生じ、なんと直江津で特急を30分近く遅く出発した急行が追い抜く(客車の「北陸」より特急型電車の「能登」の方が足が速いからと思われる)という非常に珍しいシーンを目の当たりにしましたが、ほんの5分程度の遅れでまだ夜の明けぬ糸魚川に到着しました。
1時間以上寒い中で待った後、ここからは「キハ52型」の大糸線 南小谷行きに乗車。
この日は「旧気動車色」(紺色とベージュのツートンカラー)のキハ52 125号車が登場。
列車は発車してすぐに進路を左(南方向)に変え、雪の姫川渓谷に向けて分け入って、上り勾配をよじ登っていきます。
途中の「平岩」駅で長時間停車があったのでトイレ&ちょっとした撮影タイムになりました。
山間部の小集落の小駅で、周りをほぼ雪で囲まれていて、なにやら絵に描いたような不思議な雰囲気でした。
それにしてもこのファンの数の多さ!!
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「キハ52」は雪の中エンジンを唸らせひた走り、定刻通りに「南小谷」駅に到着。
ここからは同じ大糸線と言ってもJR東日本管内かつ電化されていて、JR西日本管内かつ非電化の南小谷以北とはやや趣が異なります。
ホームの反対側にて我々を待ち受けていたのは、この路線の現在の主役である「E127系100番台」電車の2両編成。
JR東日本が近年製作した車両の範疇に漏れず、あまり個性を感じさせない外観の電車ですが、大きい窓を持った明るい車内は北アルプスに面した側にボックスシートを配置したり、車椅子に対応した大きな使いやすいトイレを備えたりの工夫があり、軽快な乗り心地とも相まって「乗って良さが分かる」電車なのかな?と思いました。
日曜日の朝にもかかわらず、途中の信濃大町辺りから乗客が増え始め、終点の松本到着時にはかなりの混雑になっていました(^^;)
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松本駅は人混みを掻き分けての6番線⇒1番線の乗換え。
時間もあまりなくヒヤヒヤモノでしたが何とか篠ノ井線の車中の人となりました。
篠ノ井線から中央東線に直通する115系3両編成の「甲府」行き。
関東では新型車両の導入で急速に数を減らしていますが、コチラではあと数年はその姿を見ることが出来そうです。
写真は「塩尻」駅で撮影。
左側にいるオレンジ帯の車両は中央西線からの普通列車松本行きのJR東海313系です。
この辺りまで南下すると雪はもう「うっすら」程度になってしまっています。
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「塩尻」駅からは新線(みどり湖経由)ではなく、昔ながらの「大八周り」と呼ばれる「辰野」駅回りのルートを選択します。
昔の中央線が岡谷~塩尻間でなぜ「辰野」駅を経由する遠回りなルートを取ることになった理由としては、伊藤大八という伊那谷出身の代議士がいて辰野駅を経由するよう誘致したと言う説と、岡谷~塩尻間の通称「塩嶺峠」に鉄道を建設するには、長大なトンネルと急勾配が必要となり、昔の建設技術や蒸気機関車の性能では技術面でかなり困難であったと言う説とがあります。
新線ができてすっかり閑散線区と化した塩尻⇔辰野間に導入されたのがこの「クモハ123型」電車で、単行(1両編成)運転する為に荷物電車を改造して誕生した電車で、東日本ではこの1両のみの存在です。
電車は最初の「小野」駅までの一区間(善知鳥峠(うとうとうげ)越え)に10分以上を要した後は軽快に坂を駆け下り、塩尻から20分程度で「辰野」駅に到着しました。
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「辰野」駅から「岡谷」駅までは飯田線からの直通電車119系2両編成に乗車。
この電車は国鉄末期に長距離ローカル線(=飯田線)用として製造された電車で、設計コンセプトとしては3枚目のE127系100番台とほぼ同様と思われますが、やはりこうして見ると「世代の違い」を感じてしまいます(^^;)
自分たちがP10やP11をまだまだ古くないと思っていても、一般的には古いクルマの部類に入ってしまうのと同様、JR東海の中ではこの電車は古い電車と考えられているようで、ここ数年の間に4枚目左側の313系の増備車に置き換えられて姿を消してしまうようです。
傍目からすればまだまだ使えそうで、ちょっと勿体無いような気もしますが(^^;)
この電車、モータが103系と同じなので、走り出して目をつぶってしまえば、103系に乗っているような気になってしまいますw
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「岡谷」駅から「上諏訪」駅までは115系6両編成、4枚目と基本的に同様なので写真は省略(笑)。女性車掌さんが研修中のようで車内アナウンスを頑張っていましたw
足湯と温泉を堪能したあとは、東京まで特急「スーパーあずさ」で一気に!
JR東日本唯一の「振子式」電車である、E351系電車です。
カーブで車体が内側に傾くので、車体自体も上側を絞り、しかも低重心構造になっています。
本当はこれが「アンカー」になるハズだったのですが・・・
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都内に入った最初の駅「高尾」駅を通過している時に、となりのホームに今は僅か2編成のみとなった中央線の「201系」が「中央特快」として発車待ちしているのを発見しました。
「こりゃ乗るっきゃない」というわけで、急遽次の停車駅「八王子」駅で下車して、その直後にやってくる201系中央特快に乗車して、新宿の雑踏に舞い戻ったのでした。
その後新宿東口の串焼きやに向かい、軽く(!?)打ち上げをしたのち解散。
よっぱーさん、Takaさん長丁場お疲れ様でした~
そして、わざわざ熊谷駅まで来てくれた鰹さんありがとうございました~
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