保安基準適合とか、保安基準、車検…いろんな言葉があって、範囲も車両の外装から内装、機関、灯火類とか、車両についてくまなく知るなんて、難しすぎです。
自分の興味あるところ、これから何かしようと思ってそれが、ディーラ入庫できるものであるか、気にされる人もいるかと思うので、私が知ってることを少し。
私は検査官でもないですし、法律家でもないです。ただ、愛車が愛車だけに、仕事がらもあることだしと、多少調べる方法や、陸自と会話したこと、ほかいろんなところで勉強させていただいたことなどから少し、書いておこうかなって思います。
私が参考にするのは
(国土交通省のサイトへリンクです)
国土交通省
自動車関連
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示
インデックスになっています。
パブリックコメント(一覧)
自動車関連だけ2009年までしかまとまっていないので、トップのパブリックコメントから参照したほうがいいです。
この条文をひとつづつチェックしながら、気になるところを確認して、わからないことは、私の場合は、横浜支局へ問い合わせています。
なぜ、パブリックコメントも見るか?というと、ドキュメントに反映されていない条項がある場合があります。
例としては、以前、ブレーキとウィンカー(テールですが)を同じ筐体内で点灯できるか否か、というときに、保安基準上ではNGでしたが、改正されて、最新はパブリックコメントにその一部が掲載されている(意見募集のときの残骸?というのかな)というのもありました。
規制は緩和される場合もあります。今はダメでも、今後はよくなる。
また、ダメになる場合もあります。
現時点でどうか?という話になるのですが
いつも話の中ででることは
「車検は車両1台で考えること」
あの人は車検通ったのに、自分はなんでダメ?
→車高が違いませんか?フォグの位置が下がるとそこでNGです。
部品ではないんです。
ディーラ基準(トヨタしか知りませんが)と、保安基準では、トヨタディーラ基準はかなり厳しくできています。
ディーラ入庫というのは、何も車検だけではありません。通常点検整備、タイヤ空気圧でもピットに入りますからそのときに、違法改造の車両であると、ディーラは受け付けません。
ここで、みなさん、考えてほしい。
うちはよかったよ、なんて話になったら、そのディーラの認証工場指定がなくなる可能性すらあります。
自慢したいのはわかりますが、
整備士さんがうっかり違法な箇所に気が付かずに入庫させたのに、ブログやコメントでそれを書いて、はく奪され、従業員さんが全員解雇になったら、責任とれますでしょうか?
時々気になります。あわててメッセージすることもあります。
違法改造でディーラ入庫できたなんて自慢にもならないんです。
(言ってるそばから書いてる人がいる現実に…みんカラって国交省見てますよ)
話はそれましたが、ほかに灯火類でスイッチで制御。
これも、場合によっては、ダメだしくらいます。
以前は、つかない電球はつけていけない、でしたが、現在は
「(特に外装)の電気(電球)は全部点灯させて検査すること」
になっています。
点灯させて、違法な箇所は、「配線を切断して点灯しないようにすること」になります。
スイッチが見つからなければいい、というような話も、そのディーラさんに迷惑かけていることもありますので、表現は気を付けたほうがいいと思います。
CCのデイライトは、点灯させる日本では走行不可のため、電球はありますが、
配線はありません。(^_^;)
参考までに…自作するときに先日公開した、私のプリウスのパーツもそうですが、LEDがもし壊れてもすぐ交換できるようにLEDのすぐ近くでコネクタ分割しています。
(というので、深読みしてください。笑)
ついでにときおり聞かれるのが、
「デイライト…関連」
→保安基準に昼間走行灯はないんです。だから その他の灯火類に該当します。
外車でよくついているメーカーのデイライトは、 装置型式指定基準で取得されているものです。
つまり、市販品には、昼間走行灯というのがない。ってことです。
(必要なら深読みしてください)
ここも参考になります。
自動車検査独立行政法人 よくある質問
というか、ここは読んでほしいところです。
もう1点、保安部品というのがあります。これを変更することは、
・メーカーの保証がなくなる
のを覚悟したほうがよいです。
また、改造車両で、事故にあった際、最悪、任意保険の支払がなくなる場合がある、
というリスクもあります。
ほかに私に問い合わせがあったものなど…
・リフレクターは光ってはいけないのか?
→いや光ってもいいですが、リフレクターの機能とポジションランプの保安基準等全部クリアしてくださいです。
・ハイマウントはポジション連動にしても大丈夫ですか?
→やったら、迷惑でないですか?ブレーキと認識しずらい。
そんな改造は、ちゃんと保安基準でもダメだしくらっています。
装置の目的も考えて回りに迷惑かけないでほしいです。
てな、感じです。
(いろいろ聞かれるので、いっぱいあるから、抜粋。)
あくまでも、私の認識の中ですので、最新違う場合もあるかもしれません。
そうそう、トランザム。
現在抹消していますが、あの子、あれで一部しか改造箇所ないです。
・内装は特に問題ないので、年式的に…
車検は通すもの…(笑)ですが、あえなく撃沈したところ
・フロントウィンカー
→内側によりすぎなので、外側に移設しないとダメ。
純正ですが、アメリカ基準ですので泣きそう。
・ウインカー点滅速度
現在、変更されています。旧車も対象ですので、一度速度確認したほうがいいですね。涙
リレー変更して車検通したです。
・もちろん赤いスキャナーは筐体ごとはずしてます。
そんなもんです。
内装は大丈夫です。私が運転する限りは。
(大きい方はおそらくハンドルがつっかえることでNGになる可能性がありそうです)
私も調べることはあるのですが、奥が深すぎて、見るところ多くて大変です。
自分がつけるものを調べて…は必ずやっています。
そうそう、そんなことあるの?って話ですが、、
・ディーラオプションですら、車検に通らないモノもあります。
→10系アルファード前期 ウィンカー付ドラミラーカバー(カバーですよ)
はずして入庫だよん。(笑)
・メーカー装備でも保安基準不適合でリコールになることもあります。
→CCは、ハミタイになる場合がでてきたので、リコールになった、あのパーツ。(笑)
→どっかの純正エアロは、車両長さをこえていたので、リコール。
国交省の担当官と話をしたことがあるのですが、基本的に、質問するときは
「この条文のここの箇所と、この部品のこの機能は大丈夫ですか?」
と、話をします。
逆をかえすと、条文のない場所の保安基準を聞かないでくれ、判断の材料がないってことです。
なので、とある外装パーツは、いいもわるいも規制条文ないです。(笑)
聞かれても答えのないものある、ということですね。
→おそらく、この箇所がグレーゾーンといわれるところでしょうね。
長くなりましたが、また機会あったら書きます。
この記事は、
車検対応とか保安基準を満たすって一体?って何となく考えた今日この頃について書いています。