
Z900とZ800を諸元から比較します。
Z900
マーケットコード ZR900B
全長x全幅x全高 2,070x820x1,065mm
軸間距離 1,450mm
最低地上高 130mm
シート高 795mm
トレール 105mm
エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ
総排気量 948cm³
内径x行程/圧縮比 73.4mmx56mm/11.8:1
最高出力 92.2 kW(125PS)/9,500rpm
最大トルク 98.6N・m /7700rpm?
始動方式 セルフスターター
点火方式 デジタル
潤滑方式 ウェットサンプ
燃料供給方式 フューエルインジェクション(φ36mm×4)
デュアルスロットルバルブ搭載
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
ギヤ・レシオ 1速 2.692(35/13)
2速 2.059(35/17)
3速 1.650(33/20)
4速 1.409(31/22)
5速 1.222(33/27)
6速 1.034(30/29)
一次減速比 1.627(83/51)
フレーム形式 トレリス(高張力鋼管)
懸架方式 前 テレスコピック(倒立・インナーチューブ径41mm)
後 ホリゾンタルバックリンク
ホイールトラベル 前 120mm
後 140mm
タイヤサイズ 前 120/70ZR17M/C(58W)
後 180/55ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式 前 デュアルディスク(外径300mm・セミフローティングペタルディスク)
キャリパー:対向4ポッド
後 シングルディスク(外径250mm・ペタルディスク)
キャリパー:シングルピストン
ステアリングアングル (左/右) ─/─
車両重量 210kg
燃料タンク容量 17L
乗車定員 2名
カラー パールミスティックグレー×メタリックフラットスパークブラック、キャンディライムグリーン×メタリックスパークブラック、メタリックフラットスパークブラック×メタリックスパークブラック
※諸元は欧州仕様
Z800
全長×全幅×全高 2,100×800×1,050(mm)
軸間距離 1,445mm
最低地上高 150mm
シート高 834mm
ホイールトラベル (F)120mm (R)137mm
キャスター/トレール 24°/98mm
ハンドル切れ角(左/右) 31°/31°
Fサスペンション
倒立・インナーチューブ径41mm
(伸側減衰力/プリロード調整式)
Fブレーキ デュアルディスク(外径310mm)
セミフローティング・ペタルディスク
【キャリパー】
対向4ポッド(デュアル)
Rサスペンション [ZR800A/B]
ボトムリンク ユニトラック
(ガス封入式・ピギーバックリザーバタンク付)
(無段階伸側減衰力/プリロード調整式)
Rブレーキ シングルディスク(外径250mm)
ペタルディスク
【キャリパー】シングルポッド
車両重量 229kg
エンジン 水冷4ストローク 並列4気筒
DOHC4バルブ 806cm3
ボア×ストローク 71.0×50.9(mm)
圧縮比 11.9
最高出力
83.0kW(113PS)/10,200rpm
最大トルク
83.0N・m(8.5kgf・m)/8,000rpm
トランスミッション型式 常噛6段リターン
一次減速比 1.714(84/49)
ギヤレシオ 1速 2.571(36/14)
2速 1.941(33/17)
3速 1.556(28/18)
4速 1.333(28/21)
5速 1.200(24/20)
6速 1.095(23/21)
二次減速比 3.000(45/15)
燃料タンク容量 17L
タイヤサイズ (F)120/70ZR17M/C(58W)
(R)180/55ZR17M/C(73W)
いつものように気になる部分を並び替えて比較します。
①サイズ
Z900 全長x全幅x全高 2,070x820x1,065mm
Z800 全長×全幅×全高 2,100×800×1,050(mm)
全長と全高はZ900の方が小さいんですね…まぁほとんど同じくらいですが実際見たらデザインも相まってコンパクトに見えそうです。
②シート高
Z900 795mm
Z800 834mm
Z800から-39mmです。約4センチも下がるとは驚きです。それほど不評だったのでしょうか…まぁZ800がそこらのSSより高いんですが笑
高いシート高は確かに足つきの面では不利ですが、視点が高くなり運転時の視界が広く楽しいという利点もあります。(ネイキッド等の運転姿勢が立っているバイクに限ります💦)
またこれは個人的意見ですが高いシートの方がタンクとタンデムシートの間のバランスがよく見えカッコいいです。
ただ海外のZ900のオプションにはハイシートがあるらしく、それを使えば820mmに出来るようです。
オプション設定してくれるなんて有難いので日本でも是非お願いします…新型ninja250もハイシートがあるので期待は出来そうです。
③馬力、トルク
Z900
総排気量 948cm³
内径x行程/圧縮比 73.4mmx56mm/11.8:1
最高出力 92.2 kW(125PS)/9,500rpm
最大トルク 98.6N・m /7700rpm?
Z800
総排気量 806cm3
ボア×ストローク 71.0×50.9(mm)
圧縮比 11.9
最高出力 83.0kW(113PS)/10,200rpm
最大トルク 83.0N・m(8.5kgf・m)/8,000rpm
ボア、ストローク共に拡大で約150cc増えてるので馬力が12、トルクが15.6アップしています。尚且つ発生回転数は下がっているので低い回転数でもグイグイ走れる?羨ましい…
④車重
Z900 210kg
Z800 229kg
−19キロ減量です。エンジンは少し大きくなったのに減量するなんて…Z800がZ1000より重かった事もありますが。
⑤灯火類
Z900
ヘッドライト、ポジション ハロゲン
テールライト LED(Z 柄)
ウィンカー 電球
Z800
同上
灯火類は同じですね。ストファイデザインなのでできればLEDがいいですが、価格の上昇を抑えたのでしょうか。デザイン上の制約かもしれませんが。
ちなみにこの二台、顔つきは似てますが、ウィンカーの位置が変更になっています。Z800はヘッドライト下、Z900はヘッドライト上になってます。確かZ800はシュラウドと干渉するとの事で下だった様な気がしますが、デザイン的には下が好きですね。
またポジションライトはZ800が左右の端にあるタイプでしたが、Z900はz1000と似た形のポジションになりました。(Z1000はLEDですが)
条件は同じですのでZ800に使用しているものをそのまま流用出来そうです。
そのほかタンク容量やタイヤは同じだと思います(多分)気になるお方は諸元をどうぞ!
いいですねーZ900!
次の記事でデザインや用途の比較をしていきます。