
こんにちは。
BMW Familie行き忘れたーorz今年は筑波で楽しみにしていたのに・・タクシー乗りたかったのに・・。また来年までお預けなんて・・・この目覚ましめッ!!
先日、新型のWRX STIに試乗してきたので、その感想を。
今回の型式はVABのようですね。
○エクステリア

きりりとしたイケメンフェイス。しかし六角形のグリルやターボ用のダクトなど、STIのアイコンはしっかり残っているのが嬉しいところです。
なんかますますガンダムっぽくなりましたね。(ガンダム世代ではないけど・・・。)
それにちょっとエボXにも似ている。ナンバーをずらしてつけたらそっくりかも!ヘッドライトの形が似ているのかなぁ。最近のスバルに共通するデザインですね。
STIまでミラーがシルバーになってしまうとは・・・。最近の高性能車はシルバー系のミラーが流行っているんですね。今度カッティングシートでうちの黒子にもやってみよう。
ちなみにおっきな羽はtypeSにつく模様。
○インテリア

レッド、シルバー、カーボン柄とスポーツカーの王道を走っていますね。ベースであるインプレッサは現行型からかなり質感が向上しましたが、このVABもそれに倣っていますね。よかったよかった。
ハンドルの触り心地は最高ですね!運転中は集中しろと言わんばかりのステアリングスイッチの無さ・・・。というか皆無じゃないですか><アイサイトも付いていないし、完全に走り屋仕様ですね(笑)
シートにはランバーサポートが付いたフルパワーシートでした。バッケットタイプのシートでサポート性はいいのですが、サイドサポートが調整できない点などは今ひとつ・・・。本気で走る人はレカロなどに載せ替えるでしょうね。ちなみに今回からレカロシートはオプションから落ちたようですorzしかし、色使いはスポーツ精神に溢れており、やる気が満ち溢れてきますね^^アルカンターラのすわり心地もGOOD。
メーターは290キロまで刻んでありますが、リミッターが付いてて180キロまでしか出ないんだろうなー。もったいない。さすがにFSが290キロだと日常使用には支障が出ますね、今何キロ出しているのかワカラナイ。カッコイイのは確かなんだけど・・・。
一応デジタルメーターも付いていますが、速度表示の更新速度(ややこしい)が遅く、使い物になりません。いや、一般的な車と比較して遅いわけはないのですが、高性能車故の加速にスピードにメーターがついていかない。もう少しフレームレートが速いといいのですが・・・。そうすればアナログメーターと合わせてバッチリですね。
純正でブースト計が付いているなんてステキ!ピークホールド機能もあって、1.39とか・・・。高っ!!っていうか試乗車でそんなに回したのは誰??
○ブレーキ

VABのフロントは対向4ポッドのブレンボブレーキです。このブレーキかなりいいですね。
BMWに付いているブレンボの対向ブレーキは、踏み始めの遊びが大きく、あまり好きではないのですが、このブレーキは踏んですぐに効きますね。感覚としては現行IS350Fスポーツのブレーキに似ています。あれも良かったなぁ。
ブレーキの効きはかなりのもので、ブレーキを踏んだ途端に摩擦係数の高そうなパッドの摩擦音が聞こえてきます。Dの方も言っていましたが、ブレーキ性能に振ったパッドのようです。ホイール汚れるやつだな・・・。
ブレーキによる姿勢変化も最小限で運転しやすかったです。
○ボディ

ボディ剛性は高いですね。ねじり剛性はGVB比で40%アップだとか!!それでいて車両重量が同じとは、なかなかやりますねぇ。
typeSだったので、ビルシュタイン性ダンパーがついてきました。ホイールハウスから見える黄色いダンバーは懐かしいですね。先輩からもらったビル足をDIYで自分のB4に移植したのを昨日のことのように覚えています。(単に辛かったw)そういえば黒子もこの前ビル足を入れたんでした(^^;
全てのサスがよく働いていますね。ボディーがしっかりしている証拠です。
高い剛性感といい、地面に4本の脚を押し付けるようなビル足と言い、私の328iにかなり近い乗り味であるということに気が付きました。乗り心地もスポーツモデルにしては許容範囲でしょう。後席にも乗りましたが、スペースも十分、突き上げも思ったほどではなく、Cセグメントセダンにしては十分でした。ファミリーカーとしても十分通用すると思います。
○ミッション

ミッションも入りやすくて扱いやすかったです。クラッチもつながりやすく、重さも適度でした。Dの方は軽くなったと言っていましたが、私的にはGVBと変わらないような・・・。といってもうろ覚えです。まぁ、渋滞でも大丈夫でしょう。
ニュートラルにスコスコと入りやすくなった気がします。なんか変わったのだろうか?
しばらくMTに乗っていないと勘が鈍ってダメですね><
○ハンドリング
フルタイムAWDにも関わらず、フロントのオーバーハングに重たいエンジンがブラさがているにも関わらず、ハンドリングを向けた先に鼻先がヒュンヒュンついてきます。先ほど述べた、車両剛性の高さが貢献しているのでしょう。
フロント、リアが通しで245だったことも有り、ハンドルが重い・・・。黒子みたいに車速感応式パワーステアリングが欲しいけど、この路面からインフォメーションの量とグリップ、それと安楽さを比較すると・・・。年齢と相談かな(;;)
○エンジン

エンジンはもはや熟成の域にあるEJ20です。私が乗っていたBE5も同じエンジンでした。このエンジンのデビューはwikiによると1989年。今年で25歳ですね。
といってもEJ20は世代ごとにかなりセッティングを変えてくるエンジンなので、残っているのは名前だけといったほうが正しいかも。
「ボボボボ」という特有のスバルボクサーサウンドが消えてから久しいですが、等長エキマニになってからは寂しい気もします。性能的には、等長のほうが良いのでしょうが、不等長のドロドロとした音が好きだったなぁ。
ちなみにマフラーは4本出しなのですが、アイドリング音はかなり小さい。音量が小さめの社外マフラーくらいでしょうか。これなら集合住宅で朝早く出かけるときでも気を使わず出かけられそうです。
GVB(一世代前のWRX STI)も試乗したことがあるのですが、レスポンスが向上している気がします。かなり前に乗ったので忘れてしまいました><
3500rpmからの加速には感情が昂ぶります!!それまでの加速とは別物で、カリカリとチューンされた非常に良いエンジンの音がします。こんな良い音がするなら常に4000回転以上で!と思いましたが、瞬間燃費計とパトカーを見た瞬間にそんな気持ちは吹っ飛びました(笑)しかし、この性能を持て余すのはもったいないなぁ。
レッドゾーンは8000からなのですが、ターボなのにそんなに回っちゃうの?M3でも7000程度だったのに!?最高出力は6400で発揮されるので、そこまで回す必要は無いんですけどね。
結論
新型WRX STIはバランスも良く、非常に素晴らしい完成度でした。乗った感じは今の愛車である328i(ビル脚仕様)とかなり共通するところがあります。
328iを超える馬力、トルク、AWDそして本体価格の安さなどカタログスペックを除いたとしてもVABには輝くポイントがたくさんありました。
バカッ速に対するコストパフォーマンスが高いのがSTIの伝統でしたが、今回はそれに質感が加わりました。あと街乗りでも使いやすさも。大きな羽さえ付いてなければ極普通のセダンとして乗れますしね。
最近走りにハマっている私としては、328iから買い換えるかと言われえばNOですが、次の愛車に320iとSTIのどちらを選ぶかと言われればかなり難しい選択になるでしょう。
若いうちにSTIは経験しておきたいなぁ。
ではっ!
全長:4595(+15)
全幅:1795(±0)
全高:1475(+5)mm
ホイールベース:2650mm(+25)
トレッド(前/後):1530/1540
エンジン:水平対向4気筒 2L ターボ(エンジン型式 EJ20)
最高出力:308ps/6400rpm(出力・トルクとも同前型)
最大トルク:43.0kgm/4400rpm
ミッション:6段MT
車重:1480kg(Type S:1490kg)
定員:5名
ステアリングギア比:13:1
サスペンション(前/後):ストラット/ダブルウイッシュボーン
駆動:4WD
燃費:9.4km/L
タイヤサイズ245/40R18
値段(税抜き):3,790,800円(typeS:3,810,000円)