エンジンOHに挑戦！ ～part.2 バルブ・クラッチ・フライホイールの取り外し～

前回の更新から早1週間が経ってしまいました。毎日作業をしていたのですが、専用工具がそろっていない状態だったので思うように作業が進まず・・・。こういう作業は工具をそろえてから進めるべきですね(T_T)

ひとまず、分解作業が落ち着いたのでpart.3のクランクケースを割るところまで更新しておきます。


腰上に関しては、バルブスプリングコンプレッサーを買ってきたので写真のように取り外しを行いました。

コンプレッサーでスプリングを縮めてリテーナを外します。

16バルブに同じ作業を繰り返すだけです。こんな感じでまとめました。吸気側のステムシールに少しオイル漏れがありました。

4気筒目のインテークバルブを外したときに円状の針金がついてきました！ピストンピン止めを飛ばしてたので、入り込んじゃってたみたいです(^_^;)


取り外したバルブはカーボンの堆積が凄かったので、後で洗浄しておきます。

クラッチ板を外すのは簡単なのですが、クラッチハウジングを固定しているナットが結構硬いです・・・。

クラッチホルダーで回転しないように固定して、中心のナットを27mmのソケットで外します。

クラッチハウジングが外れたら、オイルポンプ等を外しタイミングローターも外します。

淡々と書いていますが、実際の作業中はサービスマニュアルを見ながら必死に作業をしています(笑)

次はフライホイールの取り外し。17mmのセンターナットがきつく締まってますので、フライホイールホルダーを使って回り止めをしながら緩めます。

フライホイールを引き抜くには、プーラーが必要なのですが汎用のものが使えませんので、バリオスの場合は純正工具が必要になると思います。調べてみたら、プーラーのお値段3万円なり・・・。そんなお金ないので、二本爪のギアプーラーで外すことにしました。

試行錯誤するも全然緩まず、工具の先端が曲がってしまいました・・・。二本爪だとネジを締めていくうちに垂直を維持するのが難しく、斜めになってしまいます。それだけ物凄い力でフライホイールがはめ込んであるってことですね(T0T)

クランクケースを割るためにはフライホイールを外さないとどうしようもないので、日を改めて三本爪タイプのギアプーラーを買ってきました。今度こそは・・・！

part.3に続きます。