フロントスピーカーの交換とデッドニング（１）

初めにドアの内装パネルを外します。
ドアオープナー、ドアハンドル、ウインドウスイッチははめ込み式となっていますので、内張りはがし等を使って慎重に外していきます（黄色矢印の部分）。
内装パネルに使われているネジは４本で、そのうちの２本はドアハンドルの付け根部分にあります。ここに使われているのはT-20のトルクスです。

残りの２本はパネル下部、カーテシランプの両脇あたりにあります。こちらはT-25のトルクスでした。

後は７つのプラスチックのクリップ（お馴染みの奴です）で止まっているので、引っぺがします。
※赤丸の位置にあるのがクリップです。

メンテナンスホールをふさいでいる白い発泡スチロールのシートは思い切ってベリバリはがしてしまいます。
…ちまちまきれいに剥がそうとしてみましたが無理でした。

純正のスピーカーはリベット止めされていますので、ドリルで頭をさらって取り外します。

取り外した純正スピーカー。
プラスチックフレーム、小さなフェライトの外磁気回路の中国製です。
３０７CCの時もそうでしたが、あまりのチープさに驚いてしまいます。ですがその後に「こんなんで、よくあんだけの音出してたなぁ」などと妙に感心したりして…。

順番が前後してしまったかもしれませんが、今回交換するスピーカーシステムはFOCALのPolyglass 165V Slim というもの。
「ん？そんなのあったっけ？」と思われる方もいると思います。
実はこれ、２００５年モデルで１０年前に３０７CCに取り付けようと購入したもの。ツィーターやネットワークの設置の仕方が決められず、また作業時間も取れない中、ついに３０７CCには取り付けられることも無く、１０年寝かせてしまったものなんです（…後部スピーカー交換用にと、同時にFOCALのAccess 130 CA1　というモデルも購入して、それも１０年寝かしたまんま…）

Polyglass 165V Slim はネオジウムマグネットを用いたコンパクトな内磁気回路が特徴で、全体の大きさは純正スピーカとほぼ同じくらいです。
しかし、しっかりとした造りのダイキャストフレームや大口径（32mm）のボイスコイルなど、（まだ一度も音出ししたことがない故に）奏でる音には期待が高まります。

…と、今回はここまで。
続きはまた後日アップします。