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今回はオーディオ鳴らすために「とりあえず」でデータシステムのTVキットのハーネスを音声取り出しハーネスとして加工して使ってましたが、仕様が固まったのでこう言う細かいところを作り込んでいきます。
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まずはハーネスの取り外しです。
もう慣れたもんで3分くらいでナビにアクセスできますw
①オレンジ(長)外す
②その上のエアコン吹き出し口とスタートスイッチの所までのパネルのネジを外す
③メーターフードを引っ張って浮かす
④②のパネルを外す
上記でナビのネジが外せるようになります。
ハーネス作りに過信は禁物なので、念のため間違えないように取り外した完成ハーネスを見ながら作っていくことにします。
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データシステムの割り込みハーネスは、ナビにつながる幅が広いコネクタから何やら信号を取り出し、20pオーディオハーネス側は電源とGNDを取り出しているだけのようです。
なので実質20P側は延長コネクタ状になっているだけですね。この20P側を今回は新規で使って行きます。
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データシステムのハーネスの内、20Pコネクタのところ以外は再利用しますので切り離しておきます。
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取り出した20Pオーディオコネクタ部。
延長カプラになっていて、ナビから出たところでフロントの音声を取り出し、車両側のリアに戻す様に加工しています。
純正よりは幾分マシだが決して良い線ではないこのハーネスを新しく作り直していきます。
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加工に必須なのはオスメスのカプラです。
三菱アウトランダーですが、中身は日産ローグ(日本はエクストレイル)そのものですので、日産の20Pコネクタになっています。
入手しようとして気が付きましたが、まっさらのカプラーは入手困難です。
見つけるのにかなりの時間を要しました。
送料が安い物を狙ったら届くのに2か月もかかりました(;^ω^)
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まずは電源線。
使う線材はオヤイデの3818-18と22です。
精密導体“102 SSC”を使用しているオーディオ用線材です。今回はすべてこの線材でハーネスを作ります。
髭みたいになっているのは最終的に切り離したデータシステムの電源線に使います。
車両側カプラーは電源の2ピンだけ太く、3本でもなんとか入りました。
(0.75SQ2本+0.3SQ)です。
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制作には精密圧着工具が必要です。
この作業がだるい😓
ちゃんとした道具無しではハーネスは作れませんから車用ハーネスなら0.3SQ~の端子カシメがあると不足ないと思います。
(基盤の中の小さな端子のハーネスまで手を出すなら0.15SQ~です)
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黙々と作っていきます。
長さをきっちり合わせないと1本だけにテンションが掛かったりして線抜けの原因になります。
もっと変態的に言うと、次のステップのように束ねる線がある場合は外側に向かって少し長くして行くというテクニックを用いると束ねてもフレキシブル性を損なわない作りが出来ます。同じ長さで作って束ねると外側が張ってしまい、硬い感じになってしまいます。
ケーブルが出来たら取り外したハーネスと繋いでみて、テスターで導通確認もすべてしていきます。
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被覆と表示をしたら完成です😊
収縮チューブはテプラ様なのに面倒だから手書き。もうこんな小さなハーネスなのに20Pとなるとかなり疲れます。もうめんどくさくなって手書きしたくなっちゃうんです(;^ω^)
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データシステムのハーネスと合体してナビに戻します。
最初の電源オンは大丈夫だと思ってもドキドキします(;^ω^)
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音出ししてみます。
ナビから良い状態でDSPに音を取り出せるようになったのでフロントの音声は良い感じに拾えるようになりました😊
AmazonMUSICも聴くに堪える。
純正サブウーファーももっさりが少しスッキリしたので狙い通りではありますが、信号を戻した後は純正のままなので、思ったよりは効果が薄く、手間がかかりすぎる割にはちと物足りないかな…
まぁ…線を割り込ませるだけで音が良くなったら世話ないですね。「音を悪化させず」に音を取り出して、また戻すという目的達成のためのアイテムでしかないので。
どちらにしても適当にやっつけた部分をしっかり調べて良い状態に整えていくのは精神衛生上必要なので実施してよかったとおもいます。
ただ…ハーネスまで作り始めるのはかなりの変態行為なので、皆さんは真似しないようにね🤍
純正ハーネスを傷つけずに音の取り出しをしたい場合、この作業がそのまま役に立つと思います。
接続ミスとか機材の故障に繋がるので、やる場合は本当に気をつけてね😊
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