目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ドアスピーカーとスコーカーを交換してからある程度時間を掛けて調整したものの、色々気になる点があったので調べたうえでガチめに調整をしていきます。
今回、DSPで制御しているアウトランダーPグレード標準装備のBOSEサブウーファーに関しても素性を調べていきます。
2
純正サブウーファーに関しては、配線の経路などを追って詳しく調べた結果、リアスピーカーの信号線がアンプに入り、アンプからリアスピーカーとサブウーファーに分岐していることがわかりました。
また、サブウーファーに関しては左右ステレオで入力されており、左右の音声が反映されています。ただし1発で表現しているのでディレイや位相の設定は左右同じ値が良いと思います。
また、リアスピーカーラインにフルレンジの信号を入れた時のサブウーファーの音が写真のような形になっており、サブウーファーにはローパスフィルターが入っていることがわかります。サブウーファーには何も素子がついていないのでアンプ出力の段でフィルター通している感じ。
ぱっと見100Hzくらいの三次(-18dB/Oct)に近いスロープに感じます。
これを基にするとDSPではサブウーファーでLPFを切らずバイパスにして、ドアスピーカーはこの波形に合わせて三次で切って位相を合わせていく形で調整をしてみます。
3
DSPの画面で示すとこのような形となっています。
私はEQを全く使わずに調整をしたい人なので結構カットオフ周波数を離したりくっつけたり角度変えたり色々と小細工をする事が多いのですが、今回のスコーカー(BLAM MS3)の受け持つ帯域が広く素直なので小細工今の所要らなそうです。DSP自体には素直なセッティングを入れています。
4
TAと位相は以下の通りとなっています。
実測では無く、スコーカー左右を基準にしてドアとツイーターを波形でざっくり合わせこんでいます。
サブウーファーはドアスピーカーに対して一体感が生まれる所に聴感で合わせています。
ドアスピーカーは純正よりも+30mm程度、サブウーファーは純正のままなのでTAと位相角度はある程度参考になると思います。
スコーカーとツイーターは純正位置では無いからドアとサブウーファー以外の部分はそのまま入れてちょうど良い人なんてほとんどいないので何の役にも立たないとは思うけど。
5
スコーカーはドアスピーカーに対してほぼ90度。ツイーターは更に内側に20度ほど振っています。
位相に関しては振った角度を基に聴感で詰めていますが、大きくずれずほっとしてます。ここまで素直な特性の物は少ないかもしれない。良いスコーカーです。
6
調整後の鼻先の特性。
左右の耳でピークの所が凹むのでちょうどいい感じでフラット。
右下がりが好きなのでこんなところか。
もうちょっとハイ下げてもいいけど全体的にはこのくらいのキラキラが気持ちぃかも。
これをベースにしてもう少し煮詰めて完成形に持っていきます。
もう少し芯喰ってほしいけれど、純正のサブウーファーを無理に変更しなくても大丈夫そうな気がしてきた。正直悪くないです。
ズドンと重めに響くようになったし、ステージは広い。特に左右がかなり広くなっているので良いと思う。
低域の解像度が下がっているので最終的には助手席に1発置きたいですが、リアの荷室に置くのであれば別のサブウーファーを買う必要は無く、純正BOSEを制御する方向で十分楽しめると思います。
7
今のシステムです
※サブウーファーはDSP→BOSEアンプ→サブウーファーという流れになっていますがひとまとめとしています。
とりあえず今回純正サブウーファーを出し切ってみて、今後については考える事とします。
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