ハチミツを定期的に買っている美甘養蜂園さんは、私の住む町の中でも、
標高200m以下の小高い丘陵地にあります。
私はこの写真の下の、割と平地の続くところに住んでますが、
周りは山が囲っていて、いわゆる盆地です。
ハチミツをリュックに入れて背負ってお店を出るとき、
いつもの帰り道でなく、通ったことのない道になんとなく誘われ?
そこを進むとどんどん登っていく1車線のクネクネの生活道のような道でした。
しばらく進むと見覚えのある看板が。
ここは一応、「山」なんですが、あまりに標高が低いので、
登山とかってイメージではなく、
地元の人の朝の散歩コース、犬の散歩コースという雰囲気です。
偶然、画像の色の赤っぽいところを通る道(赤い線)のところ(「登山道」となっている)に出てしまいました。
登山道なので未舗装です。
夕方だったので登山する人はいない時間帯というのを知っていたので、
ちょこっとだけ走らせてもらいました。
バイクでの走行は禁止の看板などはありませんが、モラルの問題で走らないのが良い子の選択です (^-^;
アップダウンのある、クネクネと曲がった未舗装路で、
過去にセローで走った未舗装路の事を思い出して走っていると、
今まではここでこのくらい倒して、
このくらいアクセル開けただけで、
フロントは滑らないまでも、リアはちょこちょこ、時々、少しだけ、
小さな石の上に乗ると横に滑ってたよな~。
って場面でも、リアタイヤが一切滑りませんでした。
あれれ~~~。これは。。。
狭いし登山道なので調子の乗ってアクセルを開けたりしませんでしたが、
今までの感覚よりも少しだけ開けたり、
今までの感覚よりも少しだけ早く開けても、
ひた~~~っと安定して、常にタイヤが路面に接地していました。
これがベアリング化か、グリスアップの効果か。
両方いっぺんに行ったので、どっちがどれくらいかは分かりませんが、
とにかくどんどん開けれそうだし、つい夢中に、ムキになってしまいそうなくらい、安心して、しかも楽しく、ちょっとアドレナリン出ました(笑
空気圧は出発前に入れたので、指定の125kPa と 150kPaです。
これを少し抜いたら、へなちょこな私でも、滑りやすい路面でも、
もう少し安心して走れそうだなと思いました。
もちろん、フロントのベアリングの効果もあったはずです。
フロントも今までとは違う接地感を感じました。
未舗装路はすぐ終わってしまい、平地に降りて帰路に。
帰り道に、あることを思い出して、いきつけのバイク屋さんに。
セローのフロントフォークのブーツが2つとも裂けてしまったので、
その交換のため、フォーク自体を外すことになるんですが、
外したら持ってくるのでオイルを換えてもらおうと、
その話をしに行きました。
そしたら、「オーバーホールもする?」
と言われたので、「是非!」
そういえばステムのベアリングのグリスアップしたいな~と思ったので、
「ステムのグリスアップは、ハンドル周り全部バラさないとダメよね?」
って聞いたら、「そうじゃな(笑)」と。
でもフォークを外すんだから、そこまでやったら自分で出来るかな~と思って、フォークのオーバーホールに出している間にそれは自分でやるかな~と。
バイク屋さんを出て、生活道のような道を通っている時に、
小さな交差点でまたグイっと開けてみました。
バイクに長く乗っていると、路面のが平坦じゃない、うねっていたり、
穴が開いていたり、石ころがあるところを通る時に、
自分のバイクが、このくらいの速度だとこういう挙動をするよなぁ。
と予測できるようになりますよね?
その予測に合わせて身体が準備しますよね?
その準備が、なんというか、要らなくなった?
そのくらいするっと、うねりや段差を越えていく感じでした。
特にフロントの挙動って、小さな直角の交差点を曲がる時って大事じゃないですか。
そこで、その時の路面状況を気にしないでいい、それくらいの変化です。
これはGSRのフロントにベアリングを入れた時よりも、更にスムーズです。
ま、セローがそういう状況を想定してるので当たり前ですけど。
とにかく、今回の作業は、リアはけっこう大変でしたけど、
それに見合うだけの、誰でも体感できる素晴らしい変化がありました。
これでステムのグリスアップ、フォークのオーバーホールが済んだら、
もしかしたら新車よりも楽しくなるんじゃないでしょうか。
楽しみでなりません。
それらが終わったら、次回のグリスアップの際に、リアのスイングアームに、
グリースニップルを取り付ける改造を予定しています。
ん~。まだまだセローで楽しめそうです。
セロー225、250のユーザーさん、頑張って絶対やったほうが良いですよ。
ベアリング化。