ENEOS デポジットクリーナーディーゼル  

【再レビュー】(2023/12/17)

戴き物にケチをつけるようで非常に気が引けるのですが…
モニターというのは企業さん側が良い面も悪い面も含めて情報収集するために募集されるものと認識して敢えて書きます。

誤解が無いよう最初に書きますが、これはあくまでも私の使用環境に於ける素人が感じたフィーリングです。
ちゃんとした機器を使ってパワーチェックしたわけでも振動計、騒音計を用いて裏付けを取ったものでもありません。

使用した当初については、なんとなーくですが少しレスポンスが良くなった感じがしており、それをレポートに記載しました。これは事実です。
しかし、レポートに書きませんでしたが、エンジン音と振動が大きくなったのも感じました。

レスポンスの良さというのはチューニングして本当にパワーが上がっている場合でもすぐに慣れるもので、今回もすぐに慣れてしまい、音の大きさだけが気になるようになってしまいました。

具体的に書くと、この車の場合、割と遮音がしっかりしているため通常時は車内にいる限りディーゼル独特のメカ音はアイドリング時以外はほとんど聞こえず、排気音だけが聞こえるため普通に走っている分にはあまりディーゼルである事を感じずに居られるのですが、こちらを添加してからはディーゼルの音が四六時中気になるようになってしまいました。
アイドリング時はさらに酷く、普段はアイドリングストップをキャンセルしていますが、振動から逃れるために久しぶりにアイドリングストップ機能を生かした程です。
回転数は同じでも明らかに振動と音が大きいのです。

もしかすると内部のスラッジがなくなって爆発力が大きくなったのか？などとプラスに捉えていましたし、実際そうなのかもしれません。
しかし快適か不快かで言えば、私としては後者になります。

燃費は時期（気温）や行動（高速使用率や風向きなど）によるバラツキが大きいので参考程度ですが、高速に乗っていても『あれ？こんなに伸びない？』と感じました。
感覚的には無添加状態より悪く、今までは高速なら普通に走って20km/l前後を記録していましたが添加後は16〜17km/lという具合です。

スペック的には65リットルに対して1本添加（BMW523dの場合ワンタンク約70lなので添加して満タンにすればだいたい規定量と認識）、で約5000km効果があるとの事でしたが、次の給油でも各症状は改善されず、2000km程度走行した段階の給油で、以前より使用している他社の添加剤を入れてみました。（念の為同じ店で給油しました。）
添加後20km位走ると、エンジン音がマイルドになっているのを実感しました。
何というかキメが細かくなった様な感じで、ストレス無く回っているのが伝わってきました。
そのまま走り続けると、振動やメカノイズが小さくなっていき、以前の様に排気音の方が中心になってきました。

これらの事からおそらく私の使用環境に於けるこのエンジンとENEOSデポジットクリーナーディーゼルの相性は良くなかったと判断しています。
・別に他社の宣伝をするつもりはないので今回入れた添加剤の銘柄は書きません。興味がある方は私のパツレなど辿っていただければヒントがあるかもしれません。

今思えば、おそらくこのクリーナーはエネオスの軽油に添加する事を前提に開発されているでしょうから、今回テストにあたり、特に考えずいつも使っているスタンド（出光）で給油してしまいましたが、エネオスで給油すれば多少結果は違ったかもしれません。

開発の方の目に留まるかどうかわかりませんが…せっかく御提供いただいたのにマイナス面を羅列してしまい申し訳ありません。
ただ、この様な事を書く事に関しては私にとって全くメリットが無く、SNSにこんな事を書いてヘタをすればこちらが叩かれるリスクを背負ってお伝えしているのは、今後の製品開発に活かしていただきたいからであるという事はご理解下さい。