今日はちょっと仕事が暇なので、久しぶりに番外編も書いちゃおうかな?^^
自分は非常に多趣味なのですが、基本的にインドア派であり、
オタク系趣味が大好きな人だったりするのですが、
インドアでもやっぱり、機械関係が好きでー
自作PCを、IBM-PC/ATの486DX 33MHzの頃からやっていたりします。
なので、秋葉原の下手なPCパーツショップの店員よりも自作PCに詳しかったりするのですがー
今回は自作PCについてちょっと書いてみたいと思います。
ここ5年位でしょうか?(いや、10年くらいかな?)
CPU分野ではintel、GPU分野ではNVIDIAが一強だったりするのですが、
ライバルの不在って、どの業界でも、進歩や革新が鈍ってしまい、あまり良い事とは言えません。
それでも、NVIDIAの方は、着々と性能を伸ばしてきていますが、
intelは・・・。
ライバルがいない事も有り、古いアーキテクチャなCPUを改良延命しつつ、売り続けている印象でした。
確かに少しずつ、良くはなっているのですが、正直、3年、5年前のCPUでも大して変わらん・・・っていうのがここ最近でした。
なので当然、自作PC熱も下がっていたわけです。
ところがです!!
今年、intelの辛うじてライバルに留まっている?
AMDがやってくれました!!
新アーキテクチャのZenを使ったCPUであるRyzenシリーズを出してくれたのです!
新アーキテクチャの出始め1発目のCPUなので、老練で何年も磨かれていたintelのCoreアーキテクチャCPUには、
まだシングルスレッドの速度では負けていますが、
多コアにしやすいというZenアーキテクチャを武器に、いきなり8コア16スレッドのCPUを安価で出してきたのです!!
(その時点でのintelのメインストリームなPCは4コア8スレッド、エンスーなPCは6コア12スレッドでした)
それに対してintelは・・・。
エンスーなPCで、10コア20スレッドな7900Xを発売するも、値段は10万クラス。
さらにそれに対してAMDは・・・。
エンスーなPCで、16コア32スレッドのRyzen Threadripper 1950Xを10万クラスで発売!!
(ただ、残念なことに、日本の代理店がボッタクリ価格にした為、実際は日本では最初、15万もした)
ただ、Threadripper(スレッドリッパーと読みます。日本では通称スリッパですw)は、
内部構造的には、8コア16スレッドのRyzen7 1800Xを2個1にした、マルチCPU構造になっているので、ちょっと癖があります。
さらにさらにそれに対してintelは!
18コア36スレッドの7980XEを発売!!但し、1999ドル・・・日本では発売初期25万もしました!!
但し、こちらは純粋に1ダイに18コア載っているので、2個1構造ではないので、癖は少ないです。
★
エンスーPCで激しいマルチコア戦争が勃発している中、メインストリーム領域でも動きが!
8コア16スレッドのRyzen7に対して、intelは4コア8スレッドから、6コア12スレッドにコア数を増やし、OC耐性が非常に高く、シングルスレッド性能が非常に高い8700Kを出したのです!
この8700K、コア数はRyzen7よりも少ないですが、本当にOC(オーバークロック)耐性が高いです!
うちでも5GHzで普通に安定動作してますからっ!(但し、殻割、クマメタル化済)
Ryzen7は、エンコや配信実況、レンダリング向きで、8700Kはゲーミング向きと言えると思います。
※)Ryzen7もスリッパも、コア数は多いですが、新アーキテクチャの出始めという事もあり、OC耐性は殆どありません。
【今、ココ】
って感じです。Ryzenの発売が確か今年の3月3日だったかな?
んで、8700Kの発売が11月2日だったはず。
なので、コレ、わずか8カ月間の出来事だったりします。
これほどまでにPC業界が大きく動いた年は、なかなか無いと思います。
この1年で、PCのCPU性能が大幅に向上しました!!
そのキッカケを作ってくれたのがAMDのRyzenだったのです!
まあそれだけ、ライバル不在の中、intelが怠けていたというか、出し惜しみしていたという事です。
(intelは昔からそういう傾向がある)
Ryzen7が出ていなければ。8700Kが出るのももっと遅かったでしょうし、コア数も4コアのままだったかも知れません。
スリッパが出ていなければ、7980XEなんていうCPUは存在しなく、7900Xまでか、いいとこ、12コアの7920Xまでだったんじゃないか?と言われていたりします。
なのでAMDの今年の業界に与えた功績は非常に評価されています。
また、ライバル復活に対し、intelの底力の凄さも再認識させられた1年でした。
古いCoreアーキテクチャで、すぐにZenアーキテクチャのCPUを上回るCPUを出してきましたからね!
さらにこのintelとAMDの競争は、まだまだ続きそうです!
このZenアーキテクチャを設計した人は、天才と言われているジム・ケラー氏で、
彼はすでにAMDを離れたようですが、Zenを改良したZen+、更にZen2も設計したみたいです。
Zen2では、シングルスレッド性能でもintelのCoreアーキテクチャに追いつき(上回る可能性も)、
ベースクロックや、OC耐性も大幅に上がることが期待されています。
(実際にどうなるかは、未知数ですがw)
ちなみにこのジム・ケラー氏、AMDがintelを性能面で完全に上回ったとされる、
あのAthlon64を設計した人だったりします!
Athlon64は、自分も未だに好きなCPUのベスト3に入るCPUだったりします。
いや~
ついつい長々と熱く書いてきてしまいましたが、この1年で自分のPC環境も大幅に変わりました!
なんと今、PC5台体制だったりします(^^;
まあ1台はSurface3なので、自作PCに入りませんがw
というわけで、現在の自分の自作PC4台をちょっと写真でご紹介(*゜ー゜)
●メインPC
ちょっと撮影してから日にちが経ったものなので、現状とはちょっと違っていますが・・・。
現状は、メモリが4枚挿しから8枚挿しになり、DIMM.2スロットに搭載している
M.2 SSD x2に、長尾製作所のヒートシンクが貼られています。
スペック:
CPU:intel Core i9 7980XE (4.2GHz動作中 殻割クマメタル済 4.5GHzで動作可 温度きついけどw)
M/B:Asus Rampage VI Extreme(通称R6E)
メモリ:G.Skill DDR4-3200 8GB CL14 x8(写真ではx4)
VIDEO:Asus GeforceGTX 1080Ti x2
System SSD:960PRO 1TB
Data SSD:960EVO 1TB x2
Power:Corsair 1000w
Case:Thermaltake The Tower 900 白
水冷パーツ:
CPU水枕:EK モノブロックR6E用
GPU水枕:EK Asus GeForce1080Ti用
リザーバーポンプ:Enermax 中サイズ x2
ラジエターCPU側:Black Ice Nemesis 480GTS
ラジエターGPU側:Black Ice Nemesis 480GTX
フィッティング:EK,Koolance,Bitspowerのもの
チューブ:Thermaltake ID3/8-OD5/8(ソフトタイプ)
冷却ファンラジエター用:Thermaltake Riing Plus 12 RGB Radiator Fan TT Premium Edition x8
ケース排気ファン:Thermaltake Riing Plus 14 RGB Radiator Fan TT Premium Edition x2
ファンコントローラ:Themaltakeのファンの付属品 x2
ファンの名前長すぎだろっ!ww
ご覧の通り、本格水冷になっています。
7980XEは、通称グリスバーガーといって、そのままでは非常に冷却するのに難があります。
なので1度、殻割というものをし、グリスからクマメタルとかリキプロと言われる、
液体金属に変更し、再封印しています。
殻割をすると、当然保証もなくなるし、売る時もヤフオク等になってしまうので、
さすがに25万もするCPUを殻割するのには抵抗がありますが、
これをするのとしないのとでは、発熱がまるで違うので!
高負荷時に15度は違いますからねー
本格水冷にしても、CPUダイとヒートスプレッダの間がグリスでは意味があまり無いし、
殻割しても、ヒートスプレッダからの放熱(吸熱?)性能が悪いとOCは厳しいので、
両方しないと7980XEの性能をフルに発揮するのは難しいです。
最近は、性能のいい簡易水冷クーラーもありますけど・・・。
あー・・・水枕とヒートスプレッダの間に塗るグリスもいいものを使わないと良くありません。
●サブPC
AMDのスリッパPCです。
実はスリッパPCは、新アーキテクチャで特殊な構造のCPUという事もあり、ここしばらくは、Windows10の安定動作に難がありました。
非常に気難しい為、しばらく7920XをサブPCにしていたのですが、先日、久しぶりに組んでテストしてみたところ、Windows10のAMD PCへの最適化アップデートによって、今までの不具合が嘘のように快適になった為、再び使用するようになりました。
スペック:
CPU:AMD Threadripper 1950X(定格動作中 ソルダリングなので殻割の必要無し)
M/B:ASRock Fatal1ty X399 Professional Gaming(通称 変態ゲーミングw)
メモリ:G.Skill DDR4-3200 8GB CL16 x8(スリッパはメモリ8枚挿しに難有なのでテスト中)
VIDEO:玄人志向 GeforceGTX 1080Ti
SSD NVMe RAID:960EVO 1TB x3
SSD NVMe RAID:intel 600p 512GB x4(Asus Hyper M.2 x16 CARDに搭載)
Power:Corsair 850w
Case:Thermaltake P3 黒
前にintelのVROCでNVMe RAIDには痛い目にあっているので、
スリッパPCのAMD環境でNVMe RAIDのテストをしています。
別形態で2つのRAIDアレイを同時にテストしていますが、今のところ安定動作しています。
メモリの相性問題の事もあるし、まだまだスリッパPCはメインには出来ないかな?
それでも、1か月前と比べると、雲泥の差で良くなっていると思います!^^
●ゲーミングPC
未だに、ゲーミングPCで最強と言われるのが、intelのメインストリームPCの最上級モデルだと言われています。
今回の8700Kも本当に凄いCPUです!
コア数は6コアと、エンスー向けPCには遠く及びませんが、その分、高速に動いても、熱が籠りづらく、発熱が低いという利点があります。
また、intelのエンスー向けPCのCPUは、キャッシュ構造が変更され、あまりゲームには向いていないなんて言われています。
そんなわけで、コア数、発熱、動作クロック、キャッシュ構造的に、intelのメインストリーム向けのCPUがゲームには最高という評価を受けているようです。
スペック:
CPU:intel Core i7 8700K (5GHz動作中 殻割クマメタル済)
M/B:Asus Maximus X Hero(通称M10H)
メモリ:G.Skill DDR4-3200 16GB CL14 x4
VIDEO:AMD Radeon RX VEGA64 簡易水冷バージョン
System SSD:960PRO 1TB
Data SSD:960EVO 1TB
Power:Corsair 1000w
Case:Thermaltake P3 白
メモリは16GBモジュールが手持ち4本しかないので、
なぜかゲーミングPCに1本辺り一番高級なメモリモジュールが付いていたりしますw
5GHzで超安定動作中です!
これだけOCしていても、エンスー向けの多コアCPUと違って、簡易水冷でも大丈夫そうです。
ビデオカードがVEGAなのは、PSO2との相性が1080Tiよりいいので。
(混雑ロビーに長時間放置していても、ポリゴン欠けなどが起こらない。Win10のアップデートにより、1080Tiもかなり良くなりましたが、やっぱりまだ欠けることがあるので。)
ホントはどうせなら、スリッパPCにVEGA64を移したいんですけどね~
んで、こっちには、来年発売されると予想されているNVIDIAの新型、voltaベースの大量量産品のビデオカードにしたいです!この間発売されたTitan Vはなー・・・値段がなー・・・2999ドルって・・・ww
ちなみに、VEGA64の簡易水冷のラジエターは、ケースにトリルで穴をあけて、L字金具2つでケースサイドに止めています。
●ミュージックサーバーPC
割り切りコスパ重視PCです。
でも、PSO2とかなら、このPCのCPUに、60番クラスのエントリービデオカードを追加すれば快適に動いちゃうんですよねー
艦これならこのCPUのオンボビデオで充分だろうし。
このPCのCPU、4コア4スレッドで3.6GHzで動作するのですが、その性能で14000円という安さ!!
いい時代になったものですw
中途半端にいいパーツを入れちゃうと、分解して別のPCに回したくなっちゃうんですよねー
なので意図的に、他のPCよりちょっと性能が低めなパーツをチョイスしています。
ミュージックサーバーには、高性能PCはいらないですしね(^^;
ミュージックサーバー以外だと、艦これの遠征監視用として使う位かなー?
まだ組んで数日なので、艦これ1度もテストしていないけどw
ミュージックサーバーPCを作ろうと思ったキッカケは2つあって・・・
1:iTunesをメインPC等にいれておくと、頻繁なアップデートと、iphoneやipadとの連携等で色々と煩わしい。
2:ケイマンSのカーオーディオ的に、音楽のSDカードへの取り込みや、編集の機会が非常に増えた。
まあ、メインPCやサブPCでやればいいのですが、ちょっと切り分けたくなって(^^;
miniITXのケースも1つ余っていたし、余りパーツ等を利用して、作っちゃいました。
将来的に、サブPCに統合しちゃいそうな気もしますけど・・・。
スペック:
CPU:intel Core i3 8100(定格動作中 未殻割)
M/B:ASRock Z370M-ITX/ac
メモリ:G.Skill DDR4-3000 8GB CL14 x2(に後日変更予定)
VIDEO:オンボード
SSD:Crucial MX300 1TB
Power:Thermaltake 850w
Case:Thermaltake P1
うーん・・・超長文な番外編になってしまったw
文字数的に、今までで一番多いんじゃないの?w
というわけで、今年(というか、ここ数か月)組んだ自作PCの紹介ネタでした(。・x・)ゝ