軽量ホイルナットに交換しました。これで、安全性&乗り心地性能アップ!
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
今回は、バネ下荷重の軽量化と安全性アップを狙って、軽量貫通ナットに交換です。
バネ下とは・・・、
サスペンション・タイヤ・ホイール・ブレーキ・アーム類などの車の足廻り以下の可動部分です。
バネ下重量の軽量化は、車両本体軽量化の4~15倍相当の影響力があると言われてます
つまり、バネ下1kgの軽量化は、車両本体で4~15kgの軽量化に相当するらしいです
ただ、はっきりとした根拠的数値が無いのも事実で、重量の関係による運動性能の影響力を数字に表すのが難しい為、人によって色々な意見に分かれます。
ですが、少なくとも何かしらの影響は絶対にあると断言出来ます。
特に、回転部分の重量の違いによる慣性モーメント(※1)の影響は大きいです。
2
コレが今まで、使用していたメッキ袋ナット
基本的に社外のアルミに交換するとこのナットにしている方が、多いと思います。
見た目は、とてもいいのですが、今回交換したWALDマホラには、少し似合いません。
見た目もいいのですが理由は他にも有ります
ナットは、トヨタ用なのでM12 1.5ピッチ。
最後に詳しく述べておきます。
3
現在は、見た目こんな感じです。
黒色部分にナットのメッキが少々目立ちます
軽量化の前に交換理由の1つに黒色化に!
キャリパーは、なんちゃってカバーではなく
4ポッド対抗ピストンBigキャリパ&ローター
4
まず、今まで使用していたメッキの袋ナット
まずは、ナットの重量を測ってみます。
1個当たり、約61g有りました。
コレが、ホイル1本に6個ですから、
合計で、約366gです。
車体全体で考えてみるとホイル4本で
合計約1,464gにもなります。
計ってみると意外と重たいものですよね~
このナットの重さが、命取りに・・・。
最後の欄での文面をお楽しみに(笑)
5
次に今回交換した、軽量貫通ナットです。
軽量ナット1個あたり、ナント!約25gです
同じ様にホイル1本あたり合計で、約150g
コレを1台分の重量合計だと約600gです。
メッキナット1464-軽量ナット600=-864g
その差は、-864gと60%軽量化です。
コレを①で述べた最大値15倍にはめ込むと
車体重量を約13Kgの軽量化になります。
13kg軽量化が、タイヤの荷重指数に有効に
働く事になります。
6
軽量ナットに交換後の写真です。
黒ナットになってスッキリしました。
ロックナットだけが、メッキのままなので、
早急にブラック化したいと思います。
現在、タイヤサイズは225/35/20 93
7
ここで、なぜ??軽量ホイルや貫通ナットを使用するのか!の補足です。
※1「慣性モーメント」?とは何でしょうか?
例えば・・・バレーボール球とボーリング球、それぞれ2球を転がす実験をしたとします
大きさはほとんど同じですが、重量の差は明らかに違いますよね~。
それでは、それぞれのボールを転がした所を想像してみて下さい。
バレーボール球を転がすには、軽く少ない力でも十分、転がせますし、軽く小さな力でも転がりを素早く止められます。
しかし・・・ボーリング球をバレーボール球並に高速で転がさせようと思えば、かなり大きな力が必要となり、また一旦加速のついたボーリング球を止めるのにも、これまた大きな力を必要とします。
つまり、簡単に言うと・・・物質(質量)が回転運動している球を止める難易度の力を慣性モーメントと言い、ボーリング球は慣性モーメントが大きく、バレーボール球は慣性モーメントが小さい・・・と言う事です。
超ヘビー級なハイエースでは、コレが出だし加速やブレーキ性能に大きく左右します。
このボールと同じ事は、間違いなくハイエースのブレーキ性能・タイヤ・ホイールにも言えます。
バネ下重量であるタイヤとホイール及びブレーキ系を軽くすれば慣性モーメントが小さくなり、タイヤやホイール及びブレーキローターを回転させる為の消費エネルギーが抑えられ、つまり燃費の向上や出だし加速に影響します。
また、加速のついたタイヤ・ホイールを止める為の力も少なくて済む・・・つまり、ブレーキ性能をアップさせると言う事です。
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他にも、ハイエースに関しては、タイヤが20インチ225サイズ等で扁平率35%タイヤだと荷重指数が、90です。
90だと、耐荷重が600kg/本です。多くのハイエースはタイヤ荷重指数が、足りません。
先日、自分の友人が、高速道路で、タイヤが破裂し、事故をしました。
コレは、荷重指数不足が原因だと思います。安全の為、皆さんもう1度、車検書の前軸重を確認して下さい。
自分の車両だと前軸重が1,170kgです。コレに大人2人が前席に乗車したとして(体重が70kgx2)140kgを足すと1,310kgです。
前タイヤ2本ですから655kg/本になります。この荷重だと最低93以上が必要になります
軽量ナットを使用する事で少しでも慣性モーメントと軽量化で荷重指数をカバーする目的も有ります
先で述べた計算上、車両全体で、最大約13kg軽量化!
?kg/本軽量化出来る計算です。この?kgが勝負の分け目かも・・・。
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