キヤリイトラック　重ステ化　その１

実家のキヤリイですが、数年前からステアリングの調子が悪いです。

パワステ自体は効いているのですが、フリクションが異様に大きくステアリングホイールを廻すとき、動き出しが硬いんです。
据え切りや極低速時には気になりませんが、走行中は特にセンター付近で渋くなり、セルフロックされたように感じるものですから、普通に走っていて非常に運転し辛いのです。

たとえば、直線道を走っていて、ステアリングホイール外周で5mm～1cmくらいの修正舵を当てることってあると思いますが、ハンドルが動かない・・・力を入れるとハンドルが「カク」っと回るもんで、クルマもギクシャクなります。

原因追求すべく、ラックと切り離してみると、ラック側には問題なく、コラム一体型パワステの不具合でフリクションが増えているようです。
という訳で最初はオークションで中古のステアリングコラム買ってみましたが似たようなものでした。
次に分解して特殊グリス掻き集めて塗りなおしてみましたが、これまた変わりませんでした。

懇意にしているモータースに聞いた所、割と良くあるトラブルだそうです。セルフステアも弱くなるので、ハンドルが戻らん！と修理依頼があったりするとのこと。
DA52だけでなく、63などでも発生しており、新し目の年式であればクレームでの対応もケースバイケースでするようです。
しかし、ステアリングコラム取替えとなると部品代だけでも10万オーバー・・・

エアバックのコネクタ。変な形で外すのにしばらく悩みました　上に引き上げてから抜いてください

で、「電動パワステの駆動モータのウォームギア外せばフリクション問題タダで解決するよ。そう重くもならんよ」との情報を頂いたので、やってみる事にしました。
部品代10万オーバーって、車体の価値を部品代が上回ってしまいます（笑）

コラムはネジ4本で外れます
メーターはワゴンR（MC)のタコメーター付きがカプラーオンで装着可能です。おすすめ。偶然ヤフオクで似たような走行距離のがあって以前付けました

外れました。

電動パワステ部分です。このモーターの駆動するウォームギアを外します