
書くことないので、イギリスの免許事情について書いてみようと思います。
私は以前、イギリスに住んでいて、EU運転免許を持っています。イギリスが発行したものですが、EU全域で使えるんです。
ポルトガルで駐禁切符切られたけど、そのまま逃げてきたことがあります。今日まで呼び出しはありません(駄)!
有効期限は50年、書き換えなし!今は日本と同じカードサイズで写真付ですが、ちょっと前まで(私が持っているのは)A4サイズの紙で、写真なし、小学校の遠足のしおりみたいに折りたたんで使うんです。
自動車学校はあるけど、箱庭はなく、いきなり路上教習です。教官が家まで教習車で迎えに来て、練習して、家で車を返すんです。
そこで合格すると、ウェールズのスワンジーという町にある運転免許センターに合格証と申請書を送れば、免許証が郵送されてきます。出向く必要はありません。
なら写真が本人だと誰が証明するのか?それは日頃からその人を知っていて、社会的信用のある人、「学校の先生・地元の教会の牧師・顧問弁護士・取引先の銀行員、かかりつけの医師」とかが「この写真はこの人に間違いありません」と一筆書けばいいんです。おおらかでしょ?
日本じゃ国際免許は都道府県の公安委員会、つまり警察が発行するけど、イギリスではAAやRCAといった、日本で言うJAFみたいなところが発行するんです。しかも郵送申請。
ちなみに免許証の携帯義務はなかったと思います。
日本で言う陸運局もありません。書類を免許センターに送れば、「ナンバー交付証」が届くので、それをカーショップ(日本で言えばオートバックスみたいなの)や「ナンバープレート屋」に持って行って、自費でナンバーを作ってつけるの。だからもちろん封印もなし。デザインも規定内で自分で選べるの。EUマーク入りとかGBマーク入りとか。
すべてを警察が管理してる日本と違って、ほとんど民間企業やローカルコミュニティーが管理し、手続きが郵送で済んでしまうイギリス。ちなみにパスポートも郵送申請です。人生にかかわる手続き、なんでもかんでも郵送申請です。あ、ちなみに市役所とかありません。全部郵送申請なので、受付窓口のある役所はないんです。強いて言えば「郵便局」が窓口です。役所に提出する書類は、郵送も含めて、すべて「郵便局」が窓口です。
管理されてることに一種の安心感を覚える日本人には、ちょっと理解できないシステムかも。
Posted at 2006/05/24 15:21:57 | |
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