カメラのこまごましたもの。

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フィルムカメラでも、近年の一眼レフやＡＵＴＯのコンパクトカメラとは違い、
50～60年代の"レンジファインダー”のカメラは、
マニュアル操作なのはもとより、
露出計や距離計さえも付いてないものがあり、
うちにも、見た目だけに惚れて連れて帰ってきたものの中に、そんなのがちらほら。

そこで、いろいろ仕入れましたよ。

どれも電池要らずの憎いやつです。

まずは、うちにあるカメラと同じブランドのものと言うだけで購入の距離計。
フォクトレンダーの距離計です。超小型です、100円ライターより小さいかも？

手元に届いてから、見てみると、まったく二重像なんて見えないし、
何この見えにくさ。

さては壊れているな？

と思ってたら、恥ずかしい話、逆さから見ていました。
双眼鏡で言う大きなほうから見ていた形になりますね。

ちゃんとした方から見ると、確かに見やすく、
二重像がダイヤルを回して合っていく様は、
とっても楽しく美しいものでした。



次に、セレン式露出狂．．．いや違う。露出計。
ダイヤルに数字がいっぱい有りすぎて、老の眼な私には、ちょっと辛いですぅ。



この、ガラスのいぼいぼのところに光を感じ発電し針を動かす。
言ってみれば　”元祖太陽電池”　といったところ。



そしてふと気がつく。
レンジファインダーのために常時この2つの小さなブツを持っていなきゃいけないの？と。


昔の人も考えた。同じことを。
そこで出てきたのが、この簡易露出計つき、距離計です。これひとつで良いんです。

2つの覗き穴があり、真ん中にフィルムに数字が描いてあり、
光を受けたときに数字が読めるようになり見えた数字の最小数字が、露出の数字です。
単純な分、精度も経年で狂うことが無いと出品者の弁。