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stadion(スタ)のブログ一覧

2019年12月29日 イイね!

バッフルの考え方の話

こんばんは。

本日はかなりニッチは話をします。

今回バッフル作成においては3種類の素材をバッフルにしています。
まずは土台のバッフルはAlpineのベニヤ?のバッフル、中間はMDF板、外側はアクリル板です。
この組み合わせにより何が良いかというと、共振の分散ができるのです。
簡単に言うとドアパネル⇔スピーカー間の振動伝達を効率的に低減させられるのです。
これによってスピーカーは車体からの振動を受けにくくなり、ドアパネルもスピーカー自体の振動を伝達しにくくなるので余計な振動が減らせるのです。

何故そうなるかですが、物体には共振現象が必ず起きます。その時の周波数を共振周波数といいます。
例えばMDF板のバッフルの共振周波数が400Hzとします。このときスピーカーが400Hzの音を出すとバッフルも震えだします。それがドアパネルへ伝達するとドアパネル表面の400Hzで共振を持っているところが震えだして音となる可能性があります。
しかし、例えば400Hzで全然震えない素材を間に挟み込むと400Hzで震えることはなくなります。
イメージ図です。3種類それぞれ異なった振動特性を持っていますが、組み合わせることで伝達を下げることができます。(赤線) 
※実際の振動特性は山だけじゃなくて谷もありますが面倒なので山だけ表現しています。

alt

これが例えば1種類の素材を使って厚みを出してバッフルを使うとなると
alt
このようになります。(素材3を使ったと仮定)
厚みが増して重量が増えて剛性が上がった分ピークレベルが下がり周波数も若干上にずれますが、異種類ので構成するよりもピーキーになるのがわかると思います。

異種類のを組み合わせるメリットは以上のように効率的に振動伝達を低減できますが、デメリットとしては組み合わせる素材をどのようにして密着させるかです。
密着させられていなければスピーカーそのものの振動を受け止められず元も子も無い状態になるので密着させたうえで異種の組み合わせが良い、と勝手に思っています。
(↑業務上振動を取り扱っているのでその経験から)
Posted at 2019/12/29 23:39:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | 日記
2019年11月24日 イイね!

ロードノイズの周波数特性を考える(再)

こんばんは。

最近時のシビックのいじりはもっぱら遮音についてですが、前回のブログで載せた3種類のロードノイズについてもう一度考え直しました。

ロードノイズについて考える前にまずは人間の聴覚の特性を考える必要があります。
人間の耳は同じ音圧でも低音は聴こえづらく、1kHz周辺は聴こえやすいという性質を持っています。(詳しく知りたい方は等ラウドネス曲線で調べてみてください)

マイクで計測したデータを見るときに、人間の聴感と近づけるためにはそのようなフィルターをかける必要があります。じゃあどの周波数でどの程度レベルを変えるか、というのは規格で決まっており、A特性フィルタというのがあります。
今回はこのA特性に沿って音を処理してからロードノイズを考えます。

A特性のフィルタをかけるにはどうしようかと考えネットを漁ると、Audacity(波形編集ソフト)でイコライザを使うのが一番楽そうでした。(Audacityを10年以上使っているので使い慣れている)
↓参考サイト
AudacityでIHF-A特性の簡易模擬

次に周波数特性の出し方ですが、これも人間の聴感にあった出し方をします。
横軸をただ周波数で出すのではなく、1/3オクターブバンドにして出します。
1/3オクターブバンドはカーオーディオをやっている人ならなじみ深いはず。そう、31バンドのイコライザの数値です。
1/3オクターブバンドは人間の聴感と相性が良く音響解析によく使われています。
↓参考サイト

今回1/3オクターブでデータを見ようと思ったのですが、思ったより1/3オクターブバンドで見れるソフトが存在しない…
頑張って探してやっと一つだけ見つけました。excelのマクロですが問題なく使用できました。↓

これらを経て前回と同じデータで結果を見てみました。(3パターンのロードノイズがありますがそれぞれ1/3オクターブバンドの結果を5回平均したものを出しています)
alt
前回同様
◆40km/hくらいの普通の道
◆40km/hくらいの低音が目立つ道
◆80km/hくらいの道(一般道にはあまり80km/h制限の道はありませんが高速道路での走行など)
です。すみません。縦軸の単位は厳密にはdBAです。(A特性がかかっているので)
このようにしてみると、普通の路面では200Hz帯の音は一番出ていますが1kHzくらいまでは実は同程度レベルが高いことがわかります。
そして低音が気になる路面では100-315Hzまでのレベルが結構高くなるみたいです。
因みに赤のラインをオフセットして青、緑のラインと合わせると
alt
このようになります。ここから言えるのは、赤と緑のラインを比較すると
速度が上がると全体的にレベルは上がるが、250-400Hz、800-1kHz付近のレベルが上がりやすいということ、
ということは吸音材で効果の出る800-1kHz付近は対策がまだできるはず、ということです。
前回の比較では絶対的なレベルで話をしていましたが、人間の聴感に合わせると吸音材が効いてくる1kHz付近もまだ対策のやりようがありそうですね。


……

じゃあどこからそれが鳴っているかという話なんですけどね!(分からない)
Posted at 2019/11/24 10:55:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマネタ | 日記
2019年11月03日 イイね!

ロードノイズを考えた話

久々にブログ更新です。

というのも整備手帳に載せるようなことではないけど、
今後の方向性のために残しておきたいことがあるので載せることにしました。

早速ですが、ロードノイズを考えるにあたって録音をしてみました。
録音環境はいつもの通りの手持ちのもの。

インターフェース:UMC204HD
マイク:TX-9
録音方法:助手席の頭の位置にマイクを固定(ステーの組み合わせで固定)

車はMTなのでできるだけロードノイズだけを拾えるように録音時はN状態でとっています。
何パターンか録音し、それをスペクトログラム表示しました。
スペクトログラムを見るのにはSonic Visualiserというソフトを使いました。
その中から今回3パターンをピックアップです。
1.40km/hくらいの普通の道
2.40km/hくらいの低音が目立つ道
3.80km/hくらいの道(一般道にはあまり80km/h制限の道はありませんが高速道路での走行など)
以下その図です。4000Hzくらいまで表示しています。
alt
こうやって見るとシビックのロードノイズって250Hz以下に集中しています。
高速走行になると1000Hzくらいまでのとこで全体的にレベルが上がっていますね。

それぞれのデータを見てみると
1.
alt

2
.alt
3.
alt

特定の周波数が大きくなる傾向があり、シビックの場合40Hz,130Hz,220Hzのレベルが目立って高くなっていたり、高速走行だと250Hz以下のレベルは様々な周波数でレベルが上がっています。

そもそも室内の音というのは個体伝播音と空気伝播音の2種類があります。
低域のこの周波数だと個体伝播音が支配的なのかな?(以前雑誌で読んだのですが忘れた)
個体伝播音はサスペンションからの入力が車体を伝播しそれが音となっています。
ということはこの周波数を下げようと思った場合、吸音材ではなく制振材を使い振動そのものを抑えることで音を下げる必要があります。(シンサレートなどは1000Hz以上は効きますがそれ以下は効果が薄いからです。)

とまあとりあえずはレベルの高い周波数が見つかったので次はその周波数で共振が起きているところを探さなければなりません(これって出来るのか…?)

ただし!今回この音は室内前方にマイクを向けた時の話です。
今回使ったマイクは無視構成ではなくカーディオイドなので、室内前方がこの傾向であるだけで、室内後方はまだ分かりません(体感としては後方のほうが高い周波数がよく聞こえる)
今度は室内後方で音をとってみる必要がありそうです。
Posted at 2019/11/03 22:40:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年07月13日 イイね!

ホームオーディオのシステム変更

ちょっと久しぶりにブログ更新します。

先週の日曜日に、ホームオーディオ用のSPを買いました!

カーオーディオ用のSPを買うか迷ったのですが、コスパで考えてホーム用に。(同じ値段のSPでもホームのほうが環境が整っている意味でいい音が出るので)

そして奮発して買ったのはELACのFS407でした。

それに伴い、ホームオーディオのシステム見直しをしました。
といっても小変更ですが(^^;)
ここからは(ちょっと)自慢のシステム紹介をしますw

まず下流から。
SPはZ17PROユニットを使った自作SPからELACのFS407に。
alt
画像を載せたのはただ自慢がしたかっただけwww
ガチのオーディオ勢からは真後ろに無線LANルーターがあるのは激怒モノだと思いますがそんなこと気にしません

次にSPケーブル。自作SPの時はAmazonオリジナルのやっすいケーブルでしたが、今回はフィットから降ろして放置していたBELDENの8477。安すぎず高くないケーブルです。
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そしてアンプはMarantzのPM8006。これは自作SP制作に合わせて購入したものです。コスパが良いと評判のアンプです。
alt

そしてDACはずーっと変わらずDAC-1000。もう7年モノです。
alt

ただし今回はこいつに若干のテコ入れをします。
今までずっとUSB接続を利用していましたが、ネット上の記事を見るとどうも同軸入力の音質が良さそうなのです。

ホントかよー?と思って同軸出力ができそうな手持ちのものを探してきました。
ありましたよ、使っていないnano iONEが。
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これはUSB接続から同軸出力が出来ちゃうんです。
因みにPCのマザボからも同軸は出せたりするのですが、大学生の頃に試した結果
音質がダメそうだったので却下しています。
というわけでiONEをDDCとして活用し、DAC-1000に同軸入力します。

それで聞き比べると…音の拡がり感が全然違うのと高域のエッジの鋭さがよくなりました。
拡がり感はDAC-1000のUSB接続のほうが寧ろ良い感じに拡がりを感じます。
が、これはもしかしたらSNが低い故に小さい音が聞こえちゃっているのでは?と思っています。
高域のエッジの鋭さはスネアの倍音の感じがより聴こえます。

ということで、不思議なんですけど確かに音が変わった(気がする)んですよね。
時間があったら特性を計測してみると面白そうですね。インパルスとステップ応答とトーンバーストを見ると違いがあるかも?

最後、源流も変更。最近はSONYのMedia Center for PCを使っていたのですが、今更ながらfoobar2000に乗り換え。

というわけでこんなシステムになりました。

foobar2000
→(USB接続)
nano iONE
→(自作RCAケーブルの同軸)
DAC-1000
→(MonsterCable)→
PM8006
→(BELDEN8477)→
FS407

音質はまーSPの色が強いですが好きです。
少なくともシビックのカーオーディオでは絶対出ない音は出てますw
Posted at 2019/07/13 13:13:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2019年06月12日 イイね!

祝・みんカラ歴6年!

祝・みんカラ歴6年!6月12日でみんカラを始めて6年が経ちます!
<この一年のみんカラでの思い出を振り返ろう>
シビックに乗り換えました!!!
これからも、よろしくお願いします!
Posted at 2019/06/12 22:45:10 | コメント(0) | トラックバック(0)

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「去年末からずっと思っていたデッドニングやり直しを敢行しました。
レアルシルトを剥がすのがめちゃくちゃ大変だった…
あいつ、粘着面の上に粘着フィルムみたいなのがいて、それのせいで残った糊が全然剥がせなかった…」
何シテル?   08/14 10:07
北陸で24年育ち、現在は北関東に住んでます。 Lapin(半年)→FIT RS(約6年)→シビックハッチバック(現在)と乗り継いできました。 仕事が忙しい+...

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