ドミトリーのブログ一覧

夕方、ジムでランニングと筋トレを終えて駐車場に出てくると、ロシナンテ（うちのモデル3にもシステム上の名前がありまして）の回りを小学生の男女が3人、「カッケー」、「何これ、スゴイ」などと言いながら、ぐるぐる回っている。近づくのをやめてちょっと様子を見ていると、「このマーク、カッケー」と男の子がTのロゴを指してのぞき込んだりしている。おじさん（私）は満面の笑みを浮かべ佇む。水泳教室の子たちで、夕方のこの時間になると、送迎のトールミニバンがずらりと駐車場に並ぶのである。

日本の若者のクルマ離れが経済人の間で問題になって久しいが、実はそんな子供たちにも新しい時代の息吹なら伝わるのかも知れないと思う。アメリカではモデル3の主たる購入層は、30代を中心としたミレニアル世代（Y世代）であって、私のようなおじさんではない。そのタッチパネル・オンリーのデザインは、確信犯的に「別におじさんは嫌なら買わなくていいよ」である。この車のミニマリスト的デザインも、どこか秘密結社的なTロゴも、魔術師イーロン・マスクの言動も、ベクトルは若い世代に向いている。すれ違う子供たちに「あれはね、テスラだよ」と言いかけて飲み込んだ。そんなことはいずれ分かるだろうから。

納車前は、毎日充電のことばかり気にする生活が始まるんだろうなと身構えていましたが、使い始めて1ヶ月半、まったく気にしなくなった自分に驚いています。充電は3～4日に1回。最大82kWhもバッテリー容量があると、県内移動主体の生活なら残量が1日で50%を切ることはまずありません。減った分は帰宅後に充電コードを挿しておけば、スマホと同じで翌朝には満タンに戻ります。ガソリンスタンドに行かない分、日頃はむしろ時間を取られなくなりました。

自宅充電が可能なら、テスラはもう十分な実用車と言えると思います。長距離は充実してきたスーパーチャージャー網で回数少なく効率的に充電します（ただし道東、南紀、南九州などはスーパーチャージャーだけでは往復できません）。これは実際に利用してみてまた報告したいと思います。