リアゲートに全ドアアンロックスイッチ増設
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
前車エスティマのリアゲートは、外のオープンスイッチを押すとピッピッと全ドアがアンロックされた上で開く仕様でした。
しかし、CX-8はオープンスイッチを押してもリアゲートが開くだけで、他のドアはアンロックされないため、同乗者は別途解錠してもらうまでドアの前で待機している感じでした。
リモコンキーでオープンすればいいのですが、スマートキーなのにわざわざポケットのキーを操作するのも面倒なので、全席アンロックさせるスイッチを増設しました。
2
まずは情報収集して、簡単に回路図を書いてみました。
左側がいじる前の状態です。ロックリンクスイッチは実際のドアロックスイッチと連動しており、ロック中はロック側がアースに落ちた状態、アンロック中はアンロック側がアースに落ちた状態になります。
そしてRBCMがその切り替わりを検知すると、集中ドアロック機能により他の席のロック状態も運転席のロック状態に合わせます。
で、考えたのが右の回路です。C接点リレーを2回路内蔵したリレーを使い、リレーを作動させることで、RBCMに運転席ドアロックを解錠したと思わせ、集中ドアロックによるアンロック制御を実行させます。
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左側の図はスイッチを押してリレーを作動させた直後の状態です。
ロック側はアースに落ちていない状態になり、逆にアンロック側はアースに落ちますので、RBCM的にはドアロックスイッチをロック→アンロックしたときと同じ動きです。
すると集中ドアロック機能により、RBCMが全席アンロックさせるので、右側の図のようにロックリンクスイッチもアンロック側に倒れます。
つまりリレー作動直後はロック状態なのにアンロックだぞと、RBCMをだましている状態だったのですが、ここで名実ともにアンロック状態になったわけです。
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この状態でスイッチから手を離しリレーをオフしても、アンロック側がアースに落ちている状態に変わりはないので、アンロック状態が維持されたままとなり、特に問題は起きません。
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実際に回路を作りました。とは言ってもリレーに線をはんだ付けして収縮チューブでパックしただけです。
ただ、RBCMから出ているロック、アンロック線は5Vらしいので、12V電流がうっかり逆流してRBCMを破壊しないよう、アンロック線をアースに落とすラインには整流ダイオードを入れておきました。
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回路ができたのでどこにつけるかを検討します。
ここはラゲッジルーム左側の内張りの中です。すき間からRBCMが見えますが、3列目シートを外して内張りも、外さなければ作業するのがきびしいで、RBCMのすぐ近くに付けるのは断念しました。
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RBCMから出た線は、左側スカッフプレートの下を通って、前席足元の前方を通って運転席まで伸びています。そこで助手席側足元への取付を考えました。
しかし、最初の回路図にあるとおり、ロック線はスタートストップユニットにもつながっているので、ここ(スタートストップユニットより手前)に割り込ませると、RBCMはアンロックされたと思っているのに、スタートストップユニットはロックされていると思っている状態になり、何が起こるか分からないため、ここもやめておきます。
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ということで、スタートストップユニットも合流した後、配線が運転席ドアに渡る直前の運転席足下に割り込ませました。
テスターで地道にチェックし、私の車両では黄色がロック線、薄緑線がアンロックであることが分かりました。これらを切断し作成した回路を割り込ませます。
5Vなので私の検電テスターはうっすら光りましたが、反応しない可能性もありますのでご注意!
また、上記ロック/アンロック線について、ロック中はロック線がアースに落ち、アンロック中はアンロック線がアースに落ちるという動きなので、検電テスターで確認すると以下のような動きになります。
<アンロック線>
ロック中にテスターをあてると点灯
アンロック中にテスターをあてると不点灯
<ロック線>
ロック中にテスターをあてると不点灯
アンロック中にテスターをあてると点灯
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リレーを割り込ませたら、リレーを作動させるためのスイッチの設置と配線をします。
このリアゲートの取っ手からこんな感じで車内に引き込んでいきます。
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車内に引き込んだ配線は、Cピラーから下まで落として…。
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スカッフプレート下を通して…。
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リレーにつなげました。リレーのマイナス線は、増設した360°Viewスイッチのマイナス線と同じところにしました。(運転席左足側のパネルの中です)
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最後にスイッチをつけます。
パワーリアゲートのないスマートエディションゆえ、空いている左側のスイッチホールに付けるか迷いましたが、大きい穴を開けたくなかったので、取っ手の手をかける部分に貼り付けタイプのスイッチを設置することにしました。
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取り外して上から見た画像です。ご覧のようにツメがついているので、これらを内装はがしなどを差し込んで、押し下げながら引き抜く感じです。
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ここにドリルで配線用の小さな穴を開けました。
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ここにこのスイッチを、360°Viewスイッチを増設したときと同じようにモーメンタリー化して貼り付けます。
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プッシュスイッチのプラス線はリアゲートのプラス線から分岐させます。ここはマイナスコントロールなので、常時電源がきています。
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このあたりのフタを外しておくとスイッチとの結線がやりやすいです。
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完成写真です。
スマートキーはポケットにしまったままリアゲートを開け、このボタンを押すと全ドアアンロック+ドアミラー復帰という動きです。
かなり長い整備手帳になってしまいました。お読みいただき、おりがとうございました。
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