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macG4の"mac280CE" [メルセデス・ベンツ ミディアムクラス クーペ]

整備手帳

作業日:2025年5月21日

ブッシュ交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
今回はW123ではこれ又定番の箇所です

アクセルリンケージにあるこの綺麗に
飴色に変化したブッシュです。
2
1、シャフトの左先端にスナップリング
  があります。

  このスナップリングを飛ばさないよ
  うウエスで包みながら、
  マイナスドライバーをスナップリン
  グの割れ目に入れて素早く押し込
  み取り外します。

  この時に包んでいるウエスを上手く
  使いながら、スナップリングが廻ら
  ないよう押さえ込むのがコツです。

3
2、ブッシュの左横に付いている押さえ
  のU字ワッシャーと割りピンを取り
  外します。

******************
所でこの『U字ワッシャーと割りピン』
写真では上にだけ付いています

良くWeb上で調べてみると、下側にだ
け付けているのもごく少数ですが見か
けます(左の写真)。

どれが正しいのでしょう
もししたら上下に付くのが正規なのでは
と思ってしまいます。

ブッシュはスラスト(軸)方向の衝撃を和
らげ、
U字ワッシャーは、ガタを押さえ込むの
が目的なんでしょうが、
力の方向を変える、う〜ん ここまで複雑
な構造にする必要あります、
と愚痴ってしまいます。
4
ブッシュが付いた部分をシャフトから
抜くのですがこのままでは抜けません。


ブッシュ部分を右に移動させながら、
左の写真(汚れてますネ)のレバーを上下
に回転させ、先のシャフトが抜け
る場所を探りながらを少し強引に引き抜
きます。
5
引き抜いたブッシュ
6
写真ではブッシュの形を保っていますが
シャフト付近は幾つにも割れています

こうしてみると結構な力がかかっている
のが分かります

7
ブッシュ部分を取り外した後のヨーク部
8
残った穴部をパーツクリーナーで掃除し
薄くリチウムグリースを塗布しました


******************
ここで写真はありませんがENGヘッドの
側面部分を歯ブラシやウエスを使って掃
除しました

結構汚れています、エアクリーナBOXを
脱着してのエンジン部分の清掃必要です
ね。

埃は少しづつ堆積し、油汚れが付着する
と、ほんと厄介です

9
新品の真っ白なブッシュをNO6、7に
写っている部品に取り付けます。
写真を撮り忘れていますが、一番大変
な所です。

安全に気を付けて手元の作業を行って
下さい
ドライバーで押し込む時に、ブッシュ
からドライバーが滑って逃げます。


ここでブッシュ装着にあたっての事前
準備を

1、ブッシュをぬるま湯に浸しておきま
  しょう、5分前後
  あくまでぬるま湯ですよ!
2、先の部品にブッシュを穴部に押し込
  むのですが、作業する台はしっかり
  硬い作業台で行って下さい。
3、作業に当たり下にウエス等を引き
  滑らないよう注意して下さい。
4、ブッシュの溝にマイナスドライバ
  ーを一気に押し付けます
5、この時ブッシュの入る滑りを良く
  する為薄くグリースやCRCを塗布
  しておきます。
6、この入り易さを容易にする(ブッシ
  ュの変形を良くするため先のぬる
  ま湯に浸しておくのが理由です)


今回私はこのぬるま湯に付ける作業を
行いませんでした
ブッシュをはめるのに苦労しましたし
危険な目にも遭いました

『この作業自体外気温が25℃前後』
の時にする事をお勧めします。
ブッシュが硬く入りずらいので、変形し
やすい時に作業しましょう。

・外気温が暖かいなら
 ぬるま湯につける必要は無いかもしれ
 ません

10
装着できました
11
完成写真

上下のリンク接続部にグリースを塗布
接続すれば完成です
12
作業自体は簡単です
ブッシュを入れ込む作業はマイナスドライバーが逃げ、怪我をする可能性があります。
又、ブッシュの変形がしにくい寒い時期にしない方が楽に、安全に行えます。

この作業は注意深く慎重に行って下さい。
しつこいようですが安全に注意して行いましょう。 ではでは、

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この記事へのコメント

2025年5月29日 15:25
ワタシのもピンは上側に一つだけです。
大体がその様ですが、時折オリジナルで上下につけている人もいる様子。

何か意味があって上側一つなんだと思いますので、ワタシは上側一つを貫いていますけど、日本人としては穴もあるし上下に付けたくなりますね。
コメントへの返答
2025年5月29日 20:15
さりげなく書いてますが実は本気で問題提起しています。

mou-さんは、『日本人としては穴もあるし上下に付けたくなりますね』

まさにそうなんです。ガタをしっかり押さえ込むには片側ではなく両方で押さえるのが鉄則ですよね。

片側で押さえると変荷重になってしまい良く無いのでは、と考え上下どちらかで押さえるのではなく、両方で押さえ込むのが正しいのではと思ったのです。

持ってる整備書にこの部分の解説がないので、正しいのはどれなのか不明ですが。確認する予定です

単純な事ですが面白いですね😊
コメントありがとうございます
2025年5月30日 16:55
しかしですが、ワタシはw123しかよくよく弄ってないので、この車しかよくわかりませんが、この車の他の箇所で「片方だけ」と言うものもあります。

だけどコレには訳がある事が最近わかりまして…

kジェトロの機構の部分から何本かバキュームホースが取られております

その一本に燃料の補助装置であるウォームアップレギュレーターに行ってるバキュームホースがあるのです。

ウォームアップレギュレータ側の説続口にはホースバンドで止まっているのですが、kジェトロのとこはホースバンドで止ってないのです。

気になる日本人はホースバンドつけてしまうのですが…

多分ですがコレには意味がありまして、時々バックファイアするんですね。

その時の圧がウォームアップレギュレータに行かない様に、行っても壊れない様にホースが外れる様になっていると考えられます。

何名かホースバンドで止まってる方、バックファイアでウォームアップレギュレータ壊している様です。

幸いワタシは上手くホースが外れましたので、ホースを繋ぎ直すだけで復旧します。

アメ車とかだったらコストとか組み立ての手間とか、さぎょういんの怠慢とかで片っ方だけの可能性はあるかと思いますが、真面目さでは日本人に近い?ドイツの車において、片方だけにはきっと何か深い意味があるかと思います。

が、全くもってして意味に見当はつきません。
コメントへの返答
2025年5月31日 16:53
ウォームアップレギュレーターのバキュームホースバンドの話、興味深いですね。

以前You Tubeで旧車ポルシェ911のオーナーが手に入れた頃、Engの調子が悪くバックファイアが発生していた。と語っていたのを思い出しました。

ポルシェで同じKジェトロでバックファイアと言うのが想像出来ず、聞き流していましたが、紹介された話は興味深いですね。

ポルシェのようなメーカーだからこそホースを外して圧を逃し装置を守る『冗長性のある仕組みを持っていたんですね』
技術屋(設計)は様々な装置、回路を工夫してこれを防ごうと考えますが、そうしなかったのは流石です。

単純に構造が複雑になりコストアップを防ぎたかったのかも知れませんが。

確かW111からW124までエアーを使い続けていますが、ベンツは生産性向上のためにエアー回路を使い続け、これらの車種には『単なる差し込み』により構造(バンド無し)が多く採用されていますね(エアー回路以外でも見かけます)。

大量生産主義にはもってこいの使用だったのでしょう。
指摘のようにバンドの有無にはそれなりの理由があるはずです。

振動が異なる装置側などにはバンドを付け、同一振動体ではバンドを付けない、現在の機械でもそう設計されています。
但し、クランプの間隔、数等設計基準に指示されていますね。

ただ昔の考えが甘く、なんでここに○○が無いんだ、と言うのも見かけます。
素人考えで無いところにクランプを付けたりすると大変な事になる事を考えると、安易な部品取り付けはいけない、と言う事例ですね

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